14歳からの靖国問題 (ちくまプリマー新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 74
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480688446

作品紹介・あらすじ

英霊、名誉の戦死、戦犯合祀…。いまなお靖国神社につきまとう様々な問題を通して、戦死者の追悼を平和と和解の未来へつなげるにはどうしたらよいかを考える。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館のヤングアダルトコーナーをぶらぶら眺めていた時に見つけた一冊。
    大人ですが、靖国神社に祀られている英霊について詳細を知らなかったので、靖国問題を考えるきっかけの一冊としてよかったです。

  • 靖国神社の問題から、日本の戦争に対する歴史や意識を捉えようとした本。

    靖国問題を対外国の文化の差異として捉えるでなく、靖国神社に関連する資料から、当時の日本に内在した考え方を追っていく。
    問題を個々の事柄として捉えず、一歩引いた視線で、戦争という非日常を納得させるための論理システムにまでにさかのぼって考えられていて、とても良かったです。

  • 題名通りわかりやすく初心者には良かった。246万6000余柱の英霊が祀られているとか私が勉強不足なんだろうな。

    この前靖国神社に行った時には白い鳩も街宣車もいなかったのは平日だったからだろうか。

  • 靖国神社のことについての入門にはちょうどよい。
    いろんな本を読んで、靖国神社にも行って考えを深めたい。

    ただ、靖国問題の本を一冊出すにも、相当な覚悟を持たなければならない、この今の日本はどこか歪んでるんだろな。
    でも、その歪みはある意味出てきて当たり前なのかもしれないな。

  • 靖国問題は政治的にシビアな問題だが、これは中学生を対象にしているので文章が平易で分かりやすい。子供向けのほうが議論を単純化して説明できるので大人が読んでも十分。星3つ

  • 勉強になりました。

  • 靖国神社の成り立ちから現在に至るまでの歴史とそれにまつわる人々の考え方がやさしく記述されている。第一次世界大戦の悲劇から欧州では戦争のモニュメントが勝者礼賛から戦死者の追悼へと変わる。日本では、靖国神社で祀られる方が兵士だけでなく、市民にも対象が広がり、「天皇親拝」を受け、国全体といして戦争に関わる死が名誉あることとなった。そのような変な風潮を含む軍国主義からの脱却ができたことで敗戦をよしとし、そのような時代に帰らないようにするため、靖国神社を物理的に無くする考え方や、参拝をしないということで精神的に無くする考え方があるが、著者は過ちを繰り返さないためにも英霊との対話(歴史の研究等)と考える。
    靖国神社を語る上で先の大戦を抜きには語れない。この本の記述の通り日本も愚行を犯し近隣諸国に迷惑をかけたかもしれない。が先勝国も悪行が全くないといえない。また戦勝国が日本の軍国主義を終わらせたということもしてくれたということがあるが、日本も近隣諸国のためになることも行っている。それらすべてのことを含めて英霊と語らなければ、日本の前進はないと思われる。この本はそれを学生に気付かせる良書と思われる。
    最後に日本の強さというのは先の大戦やこの震災における悲惨さを目の当たりにしても、それらをばねにして、それらを国レベルではよしと納得させて前に進もうとする気概があることだと思われた。

  • [ 内容 ]
    英霊、名誉の戦死、戦犯合祀…。
    いまなお靖国神社につきまとう様々な問題を通して、戦死者の追悼を平和と和解の未来へつなげるにはどうしたらよいかを考える。

    [ 目次 ]
    はじめに―一〇〇点満点の答えのない問題
    第1章 「靖国神社」に行ってみる
    第2章 英霊
    第3章 戦死者を追悼する
    第4章 名誉の戦死
    第5章 敗戦と靖国神社
    第6章 靖国問題を解くために

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    [ 参考となる書評 ]

  • 読みやすかったのだけれども...。

  • 前半は靖国神社の成立や歴史など、学校では教えてくれない基本的なことが書かれているので、「そうだったのか」と勉強になった。
    ただ、後半は話が広がり過ぎて、まとまっていない印象を受けた。海外での靖国と同じような役割の例として欧州の話を持って来ているが、深く入り過ぎているので、逆になかった方がよいような。
    一応、「14歳から」となっているが内容が内容だけに、なかなか難しい本だった。

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著者プロフィール

こすげ・のぶこ
1960年東京都生まれ。山梨学院大学法学部政治行政学科教授。
専門は近現代史、国際関係論、平和研究。
上智大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科史学専攻博士課程終了。
ケンブリッジ大学国際研究センター客員研究員を経て現職。
戦争と人道、戦後・植民地支配後の平和構築と和解を巡る問題に取り組む。

主著:『放射能とナショナリズム』(彩流社)、
『戦後和解―日本は〈過去〉から解き放たれるのか』(中公新書、
石橋湛山賞受賞)、『14歳からの靖国問題』(ちくまプリマー新書)、
『ポピーと桜―日英和解を紡ぎなおす』(岩波書店)ほか。
共著:『戦争と和解の日英関係史』(法政大学出版局)、
『東京裁判とその後―ある平和家の回想』(中公文庫)、
『歴史和解と泰緬鉄道 英国人捕虜が描いた収容所の真実』(朝日選書)
ほか。
2015年夏迄に、『原典で読む20世紀の平和思想 岩波現代全書』
(編著、岩波書店)、『歴史問題ハンドブック』(共著、岩波書店)を
刊行予定。

「2020年 『「慰安婦問題」という屈辱(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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