伝わる文章の書き方教室 書き換えトレーニング10講 (ちくまプリマー新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 179
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480688538

作品紹介・あらすじ

ことばの選び方や表現方法、論理構成をちょっと工夫するだけで、文章はぐっとよくなる。ゲーム感覚の書き換えトレーニングを通じて、相手に「伝わる」文章のコツを伝授する。

感想・レビュー・書評

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  • 書き換えをしまくることによる文章力向上のトレーニング法。確かにカナリの語彙力、表現力、論理力の向上につながる。書き換え手法として、和語と漢語、使用禁止文字(「あ」使用禁止など)文字数制限。空間描写力。主語無し文。構成逆転(結論から仮定を紐付ける)。辞書に何と載せるか考える。などなど、様々な書き換え手法が紹介されており、作文というより、推敲による文章力を磨くメソッドがつづられている。文章力向上を望んでいる人は垂涎の一冊。

  • むず……。あとでまた読む。じっくりと。

  • 日本語の上手い書き方を伝授してくれる面白い本だ.どの部分もためになるヒントが満載だが、"主語を使わずに書き換える"と銘打ったレッスン4が良かった.主語を示さずに行為者を示すルール(p74)は、普通に日本語を読んでいる時には気が付かないので、非常に参考になった.確かにルールとして列挙することは上手いやり方だと感じた.

  • 小学生や中学生のときに、文章を書く練習の前に、作文の練習の前にやりたい。

    発表したり意見を言ったりすることが重視されがちだが、しっかりとした文章を書くためには、表現する前の段階が大切だと実感。
    ・自分が使える言葉の数を増やすこと。このためにはインプットが必要。
    ・主述などの通った正しい文章を書くための知識を得ること。
    ・文章構成を理解し、文意を正しく理解すること。

    インプットを怠っては、中身のある文章は書けない。、

    • yukkikiiさん
      小学生や中学生の「作文の練習」に活用できそう。
      詰め込み教育が批判され、話すことや発表することばかりが重視されがちだが、最も根底の「語彙力」...
      小学生や中学生の「作文の練習」に活用できそう。
      詰め込み教育が批判され、話すことや発表することばかりが重視されがちだが、最も根底の「語彙力」や「首尾一貫した文を作ること」、「正しい文法」、「論理構成を見抜く力」などが大切だということを再認識できた。
      2019/02/13
  • 語彙力・表現力・論理力の3つに分けて、それぞれをゲーム感覚で鍛えるレッスンを紹介している。
    語彙力は「特定の文字を使用しない・字数を制限する。和語を漢語に、漢語を和語に置き換える」
    表現力は「主語を使わずに書き換える・視覚情報を文章に置き換える」

    論理力は「が・てを使用せずに文をつなげる」これは文の論理関係に適した接続詞を探すレッスン。

    「感想を含まない文章にする」ここが最もためになった章である。
    「~と思う」に代表される個人の感想を論理的な客観的な文章に混ぜるとその時点で論理が破綻する(客観的な論証の過程に主観が混じっては結論の説得力がまったくない)。そもそも「~と思う」と消すと違和感が出る文章は、論理が破綻している(個人の意見で論理を構築している)のを「~と思う」でごまかしている、と厳しい指摘もあった。
    まとめの「わかりやすい文章にする」で難解な大正期の文章をわかりやすくしている。わかりやすくした結果原文にある威厳は消し飛んでしまって身も蓋もなくなっているが、原文を誤読していたことが発覚して恥ずかしくなった。


    全てのレッスンを実施するのは大変だ。せめて「~と思う」はなくしていきたい(こうやって文末を~たいで終わらせるのも個人の感想という指摘あり。でもこれは本の感想だし仕方ないでしょ)

  • 「書き換え」に特化しているっていうのはおもしろい。でもこれ実際にやってみるにはかなり時間的余裕がないと難しいね。1、2回生向けのゼミとかで扱えるかどうか。全部はむりだけど、1単元ぐらいやってみるのはよさそう。

  • 文章を書くとき、適切なことばが使える
    「運用力」を伸ばすトレーニング本

    ・「い」を使わない(たとえば「名はまだない」→
    「名無しである」)で文章を書き換える

    ・漢語を和語(または和語を漢語)に変える

    ・主語を除去する

    ・視覚情報を文章に置き換える

    ・一続きの文に書き換える

    ・感想を含まない文に書き換える

    ・「だから」→「なぜなら」に書き換える

    視覚情報を文章に置き換えるのが苦手なので
    とても役立ちました、文章から間取りを
    読み取るのが苦手なので推理小説は四苦八苦します

  • 文章を推敲する際のポイントを例題を通して実戦的に身に付けることができます。所々で出てくる日本語の豆知識も面白いです(例えば、漢字の音読みは最後が必ず「イ・ウ・キ・ク・チ・ツ・ン」のどれかの音で終わる(30頁)など)。

  • 「い」を使わないで書き換えるというのは、相当ハードルが高いトレーニングである。

  • 文章をうまくするために、一〇個のレッスンを用意してくれ、課題まで出してくれる親切な本。
    たしかに、これをきちんとこなして、日々の生活にも反映させたら文章力は上がりそう。今回はとりあえず、読んだという感じですが。
    漢語と和語の話がいちばん印象的。この使い分けは、自分としてもとても重要やと思った。

  • 非常勤教員になってみて、自分の文章をもっと磨かないといけないなと再認識したので買ってみた。例文添削方式なので、構造が解りやすくていいですね。
    ちくまプリマ―っていい本が多いね。

    これはいい本だった。要約や「なぜなら」型は実践してみたいと思う。

  • わかりやすい解説と問題、手軽に出来そうなトレーニングと、私のような無精者にピッタリの本でした。「時間を決めて行うものではありません。ふだん文章を書く中で、自然に行うことができるものです。」という後書きの言葉に勇気づけられます。

  • 和図書 816/I27
    資料ID 2010200665

  • 配置場所:2F新書書架
    請求記号:ちくまプリマー新書 ; 151
    資料ID:C0032011

  • たまに読んで読んだまま何も学ばないこの手の本(笑)実践したい!と思えることは多かったです。字数を決めてその通りに文章を書く訓練は簡単にできそうですね。

  • 相手に「伝わる」文章の書く方法をトレーニングする指南書
    終盤にある論理的な文章について

     ・「思う」など主観的な表現を使わない
     ・結論→なぜなら(理由)→たとえば(具体例)→結論の確認

    意識しないと結論を最初するのは難しいのでこういう論理の型の流れは大切にしたい
    読んで学んだと言うより読んでからトレーニングが始まります
    この本の価値は読み終えた読者のその後次第です

  • まさに「推敲の方法を身につける」ための読本。推敲で悩んでいる方にぜひ一読してもらいたい。

  • ブログやこういったレビューを書けば書くほど、日本語って難しいなと感じる。
    できるだけ短く、的確に伝えたいことを表現するにはどうしたらいいだろうか・・・?
    そんな人におすすめの本。
    レッスン形式で、書き換えをする例題をいくつか出しながら、
    「語彙力」「表現力」「論理力」
    をつけるトレーニングをする。
    なるほど!という内容も多く、他の文なども使って何度も繰り返しトレーニングしてみたい。

  • 感想とは筆者の主観。レポートや論文は一つの問題について客観的に結論を見出すこと。論証の過程で主観が混じると客観的な結論が導けない。
    なぜらな型で文章を締めくくる。

  • 具体的な訓練内容が書かれていておもしろい。実践できそうだ。
    ある一語を使わないで文章を作る練習をせよ。
    なるべく文章の語数を短くする訓練をせよ。たとえば1000字の文章を500字で書くとか。
    漢語と和語を使い分けよ。混合文は読みづらい。
    主語を入れすぎるとしつこい文章になる。
    ~が~で、のあとは、行為者が変わる。「が」は前半の主体者を強調するとともに、後に続く主体者とは違う意味がある。
    視点が自分にある言葉を使うと行為者が区別できる。たとえば、行く、来るを使い分ける。
    説明文では比喩を用いよ。
    論理的文章を意識せよ。
    結論から書くと相手も理解しやすい。
    結論→理由→具体的例

    自分に問いかけながら問題→結論→理由という流れで文章を書いていくべし。
    自分の感情をなるべく書かない文章を書く訓練を。
    単文の集まりを、一文にしてみる訓練もよい。
    歴史書は近代からさかのぼっていく書き方も良い。たとえば、昭和時代がこうだったのは大正時代がこうだから。明治時代がこうなのは江戸時代がこうだから、と。

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著者プロフィール

飯間浩明(いいま ひろあき)
1967年、香川県出身の日本語学者、辞書編纂者。『三省堂国語辞典』編集委員。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。代表作に『辞書を編む』があり、その他著作も国語辞典や日本語にまつわるものが多い。

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