孔子はこう考えた (ちくまプリマー新書 170)

著者 :
  • 筑摩書房
2.89
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本棚登録 : 107
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480688729

作品紹介・あらすじ

「自分はなにをしたくて、なにができるのだろう」そんな漠然とした不安にも、『論語』はゆるりと寄り添ってくれる。若い人に向けた、選りすぐりの『論語』のことば。

感想・レビュー・書評

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  •  気づかなかったのですが、論語とか孔子とかはやっているのですね。久しぶりに書店の棚をのぞくと、なんだかやたらな感じでした。
     本書は高校生か中学生を対象にお書きになっているようですが、たとえば、ぼくは66歳ですが、入門書として十分、読み応えがあると思いました。
     論語のダイジェストなのですが、そもそも、論語を一冊読み続けるのはかなり難儀な話なわけで、はじめての方は、この辺りから触ってみるというのがいいのではないでしょうか。
     少し詳しい感想はブログに書きました。覗いていただけると嬉しいです。
       https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202104170000/

  • ゆる解釈論語とでもいうのか、随分わかりやすくなっている。入口として読むのにピッタリ。
    正統に真っ直ぐ読みたい方には向かないかもしれないが、こんな言い換えや解釈もあるかあという発見を楽しめる。「子曰く、之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」と言いますし。

  • 『論語』に記された孔子のことばを紹介し、やや大胆な解釈を提示しながらその魅力をわかりやすく解き明かしている本です。

    著者の解釈する孔子は、あまり一貫した人物像を結ぶことがないように感じられるのが気にかかりますが、現代人の感覚にあうような洞察を『論語』のことばに読み込もうとする著者の姿勢が強く感じられました。そのことをどのように受け取るかによって、あるいは本書の評価が分かれるのかもしれません。若い読者を想定している「ちくまプリマ―新書」レーベルの『論語』入門として、著者の冒険的な試みが示されているといえるように思います。

  • 解釈の正誤はわからないが、論語を身近に感じていない自分にとっておもしろかったし、興味が湧いた。

  • 2014年5月に実施した学生選書企画で学生の皆さんによって選ばれ購入した本です。
    通常の配架場所: 1階文庫本コーナー
    請求記号: 123.83//Y19

    【選書理由・おすすめコメント】
    昔の人々の考え方は、現代でも参考になることが多く、自分の人生のあり方を振り返るのに良い本だと思いました。これから大人となり、社会人になる大学生に内に自分の考え方をもつための見本としてこの本は役に立つと思ったので沢山の大学生に読んでほしいと思い推薦しました。
    (社会経済システム学科2年)

  • 孔子の教えをかなり噛み砕いて、独自の解釈も含めて記載してあります。どんな読み方(自分なりの解釈)をしても、人生を自分なりに生きていくということにおいて、とても参考になります。

  • 金谷さんの訳を否定しすぎでは‥?
    なんとな~く上から語られているように感じてしまった。
    もうちょっとゆるい感じの訳本の方が私には合いそうです。

  • 私にはフィーリングがあわない感じの一冊でした…。

  • 論語の入門書。というよりも、論語を実生活に役立てるための読み方指南書かな。やや我田引水な気もしますが、とっつきやすくてマル。

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著者プロフィール

1959年、福井県生まれ。東北大学文学部卒業。東北大学大学院修了。博士(文学)。現在、弘前大学教育学部教授。著書に『門無き門より入れ 精読「無門関」』(大蔵出版)『禅問答100撰』(東京堂出版)『龐居士の語録 さあこい!禅問答』(東方書店)『物語として読む 全訳論語・決定版』(トランスビュー)など。

「2020年 『哲学として読む 老子 全訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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