西洋美術史入門 (ちくまプリマー新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 797
レビュー : 77
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480688767

作品紹介・あらすじ

名画にこめられた豊かなメッセージを読み解き、絵画鑑賞をもっと楽しもう。ヨーロッパの中高生も学ぶ、確かなメソッドをベースにした新しい西洋美術史の教室へようこそ。

感想・レビュー・書評

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  • 原田マハさんを読んでから、絵画や美術のことについて知りたいと思うようになり、手に取ったのが本書です。
    知識ゼロからでも読める、とても親切な入門書でした。

    絵を見るときに「なぜその作品がその時代にその土地で描かれたのか」「なぜその様式が流行したのか」といったことまで考えてみたことはなかったなぁ…と思います。
    今までは高校の世界史で「この時代の美術はこれ」と覚えたくらいしか絵に興味を持っていなかった私にとって、ある作品を通してその向こう側にある歴史や社会を知る、という視点が新鮮でした。
    また、当時は絵を買う人のために描く時代であり、現代のように趣味で自分の好きな絵を好きなように描くことができるというのは、実は贅沢なことなのだなぁと感じさせられました。

  • 中高生向けのちくまプリマー新書なので、読みやすい。
    美術作品はただ眺めるだけでもいいのだが、作成された時代背景や、作家がどんな影響を受けたのかを知ることで味わいは格段に増す。そのことを再確認する良書。

  • プリマ文庫って、高校生向けなのか。どうりで、ものすごく分かりやすく、美術史の美術の味方がかかれている。

    歴史も美術館も大好きな私にぴったりな本。装丁もステキ。

  • 著者の熱心さ、読者に対する真摯さがあちこちに滲み出ている。

  • 第一に言えるのは、この本の中では、絵画や彫刻といった美術作品を、「アート」ではなく歴史を探る「資料」として扱っている、ということ。

    つまり、古墳やミイラ、ラスコーの壁画のように、その事物が生まれた時代や社会背景を読み解く鍵として、美術作品を見ている。

    その上で、この本の中では、絵の背後に潜む社会背景を読み解く術の一端を解説したり、実際に例を出して読み解いてみたりしている。

    このあたりの解説は非常に分かりやすくて、入門書としての役割を十分に果たせていると思う。

    ただ、美を楽しみ、感動することを目的とした人が最初に読む指南書としては適していない。

    どちらかと言えば、歴史が好きで、遠い昔にロマンを感じられる人が楽しめるものだと思う。

    というのも、主眼が作品そのものを楽しむのではなく、作品を使って歴史を探ることに置かれているから。

  • 最近、美術館巡りにハマっているので指南書として。時代背景や社会情勢などがとても易しく解説されており読みやすい。
    アートとしてだけでなく歴史的資料としての鑑賞の楽しみを提案してくれる良書。

  • 国立西洋美術館に行くにあたって、事前に絵画の楽しみ方を学んでおこうと思い、読みました。当時、絵を描くことが単なる有閑階級の嗜みではなかったこと、また絵画を通してその時代の社会的状況が読み取れることがわかり、絵画鑑賞の際の視点を増やすことができました。

  • 入門には最適。絵が小さいのは新書だから仕方ないか。
    購入しても良いかもしれない。

  • カイシトモヤさんのnoteから

  • 歴史的に、絵画の持つ機能、役割が分かった。

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著者プロフィール

池上 英洋:美術史家。東京造形大学准教授。広島県出身。東京藝術大学卒業、同大学大学院修士課程修了後、イタリアのボローニャ大学などでの在外研究、恵泉女学園大学准教授、國學院大學准教授を経て現職。専門はイタリアを中心とする西洋美術史・文化史。著書に『ダ・ヴィンチの遺言』(河出書房新社)、『恋する西洋美術史入門』、『ルネサンス 歴史と芸術の物語』(以上、光文社)、監修書に『ルネサンスとは何か。』(阪急コミュニケーションズ)、『西洋美術入門 絵画の見方』(新星出版社)、『マンガでわかる「西洋絵画」の見かた』(誠文堂新光社)など。

「2018年 『マンガでわかる「西洋絵画」のモチーフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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