- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480688897
作品紹介・あらすじ
どうして数学を学ばなければいけないのか。その経緯を人類史から問い直し、数学の本質を明らかにし、その面白さを体験してもらう。画期的に欲張りな数学の入門書。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
数学はなぜ必要なのか? 何に役立つのか?
現代社会のあらゆる局面の根本には数学がある。何よりも「考える力」を身につけるために必要なのだ、と説く。
まったくその通りなのだが、古代バビロニア、ギリシアの論理展開にもついていけず、考え抜く粘り強さもない。
今の社会は反射的な対応を求める場面が多い。数学的教養がなければ、どんどん愚民に堕していくばかりか。 -
数学の歴史的な話が中心ではあるが、グラフ理論や論理がなぜ大事かをキチンと示しているところに共感が持てる。
-
勉強になりました。
-
数学の歴史が紹介される前半の章は読み物としてへぇーって思えた。後半の具体的な問題は数学大苦手の俺には頭いたーくなる話。だったけど、何回か読み直して何とか理解できたって思ったら気持ちいい。ケーキの切り分け問題は最後までわかんなったからいつか再チャレンジしたい。大人の数学はゆっくりじっくり考えて、出来なくてもできるまで頑張ってもいいんだってこの本は言ってる気がするし。
-
読んで良かった。新書コーナーで平積みされていたので。何となく。
-
中公新書の『詭弁論理学』や
童話屋で安野光雅・森毅と組んだ「美しい数学」シリーズの
野崎昭弘先生の数学入門。
前半はおおざっぱな数学史、後半は数学のおもしろさと効用について。序盤は風呂ぽちゃしたりもしてしばらく進まなかったけれど、
中盤になってがぜんおもしろくなってきて一気に読了。
ひとふでがき理論や紅白ぼうし問題、ケーキの切り分け問題など
実際のケースをていねいに追いながら、
数学的に問題をとらえ、推論する醍醐味をあじわえる。
わたしはもともと数学と仲がいいほうなので、
これが数学嫌いのひとのお役にどれぐらい立てるのかは
未知数だけれど・・・