- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480689177
感想・レビュー・書評
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読みたい本をメモしながら読もう!…と思い、数ページ読んだところで、これは目次をコピーした方が早いと気付いてしまいました…!
どの本の紹介も2~3ページとコンパクトなのですが、読みたい気持ちをかき立てられる文章なのです。
さすが、赤木かん子さん!
誰もが題名を知っている名作も、聞いたことのない題名のものも。
おそらく普通の市立図書館では書庫に入れられてしまっているような児童書も紹介されており、書架の間を歩いているだけでは出会えない本も紹介されているのがうれしいです。
紹介されている100冊の本のうち、読んだことがあるのは数冊でした。
まだまだ読みたい本がたくさんあることがうれしくもあり、もどかしくもあり。
ぼちぼち読み進めていきたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
赤木かん子さんのフランクさが好きです!
「あ、この本はちょっと読みにくいからここから読むのがおすすめ!」とか、「えぇ?!…ってもうまず、ここからぶっ飛びました!」とか本の紹介の仕方が素敵です!
読みたいなぁ〜と思う本が沢山ありました! -
「はじめに」に書かれているとおり、
これは「物語の好きな大人のための」児童文学ガイドです。
目次をパラパラみてみると、
わたしよりちょっと上の世代、
60代とか、70代とかの方は、
「あ、これ知ってる!」「お、これも読んだ!」「わ、これ好きだった!」
ってな感じで、懐かしいタイトルが並んでいそう。
わたしは、半分くらいは(ジュブナイルかもしれないけど)読んでて、
あとの四分の一はタイトルだけ知ってる、
残りの四分の一は知らなかったって感じでした。
でもね、「名作」系は、かん子さんが書いてるとおり、
子どもって自分が「理解できたところ」だけ覚えているせいか、
ジュブナイルだったせいか、アニメの印象が強いのか、
「知ってる」というイメージとか、
印象深いシーンとかしか、覚えていない。
あれ? 最後はどうなったんだっけ? と思う作品が結構多い。
今読んだら、かん子さんの言うとおり
「え? こんな話だったの?」と驚くことになりそう。。
ちょっとコワイような、楽しみなような。(^-^;)
子どもの時には、読み飛ばしていた「大人の事情」がわかるこの歳になって読んだら、
全然別の物語が浮かび上がってくるんだろうな、と思います。
それと同時に、子どもの時に共感した感覚を思い出すことができるかな?
普段、大人の顔をして忘れているけれど、
わたしの心の奥に核のように残っている「内なる子ども」も、
懐かしい物語のそこここで、わたしを待っていてくれるかも。
家族がみーんなでかけてしまった静かな家で、
あるいは、
一人で入った美味しいコーヒー屋さんの隅で、
懐かしいあの本、知らなかったこの本を、ゆっくり読んでみたい、と思いました。
で、一つ老婆心ながら。
ここに挙げられた本は、
「物語の好きな『大人のための』児童文学」です。
『ここに書いてあるから、
わたしの好きなこの本はやっぱりいい本なんだわ。
だから、今の中学生や高校生にも読ませなくっちゃ!』
とは、ゆめゆめお思いになられませんよう。
今の中高生には、
「『中高生のための』物語」がありますので。 -
自分では子供の頃にもたくさん本を読んでいた
と思っていたが、ここに紹介されている本は
ほとんど知らなかった。
まずタイトルからして、
あまり手に取らない感じの外国文学。
それを読んでみたいと思わせる
赤木さんの上手な紹介。
今から読んでも遅くない、
大人も楽しめそうな児童文学の数々だった。 -
ガイド本としてすごぶる魅力的。愛情と愛着を持ちながらも、人に勧める難しさ、限界も弁えていらっしゃる。ジャンル分けも「オーストラリア」なんていかしているし、子どものこと、大人のことを双方を理解しながら、文を書いていて、この人の勧めるものならば、まずは信じて読み切ってみようかな、と思えました。100のうち9冊しか読んでない(!)から、これからの人生が楽しみだ。
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(2024/02/05 1h)
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名作児童書を紹介してくれる本。
好き嫌いは分かれそうな気がしますが、素敵な本が紹介されています。 -
大人が児童文学を読む想定で、独自の切り口で100冊の児童文学作品が紹介されています。著者の感想が率直な感じだし、作品の主題に関する分析が鋭くて面白かったです。この作品のこの部分は読み飛ばしていいと書いてたりとか、自分は好きだけど人にはすすめない本があえて載ってたりとか、この作品はこういう人におすすめとか、自分が好きだからすすめるというだけでなく幅広い人を対象に客観的に書かれてるところが読みやすかったです。
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独特の表現、言い回しが面白い!
読みたい本がたくさんあった。
さっそく図書館にリクエストしました!