おとなになるってどんなこと? (ちくまプリマ―新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 1096
レビュー : 108
  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480689429

感想・レビュー・書評

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  • よしもとばななはちょっと独特で、全てをまるーっといいね、とは言えないんだけど、この本はちびちゃんたちに読んでほしいと思う。
    私が説明したくてもやもやしていたことを分かりやすく書いている。

    1.おとなになるってどんなこと?
    2.勉強しなくちゃダメ?
    3.友だちって何?
    4.普通ってどういうこと?
    5.死んだらそうなるんだろう?
    6.年をとるのはいいこと?
    7.生きることに意味があるの?
    8.がんばるって何?

    「大人になるということは、子どもの自分をちゃんと抱えながら、大人を生きるということなのです。」
    「自分の人生は自分のもの、限られた自由な時間しかなくても、そこは自由に動きたい」
    「自殺が近づいて来たなと思ったら、落ち着いて生活を整えてください。」
    「なにをするために人は生まれてきたかというと、私はそれぞれが人を極めるためだと思っています。」
    「”がんばれ”はほんとうにお祈りと同じで、言ったら言いっぱなしでいいんだとおもいます。」

    「大人になんかならなくっていい、ただ自分になっていってください」

  • おとなになるってどんなこと

    他の人が自分にどれだけの時間を使ってくれているのか、気持ちをかけてくれてるのか

    それが分かって、感謝できて、自分だけの世界じゃなくなること

    そんな本質的なこと、でとどまれなくて

    無理をして、いろんな役割に応えて、無理をして

    また改めてこどもの自由さを取り戻していく

    ハワイ島で感じたことと近いことが書いてあった

    おとなになったからこそ、取り戻せる自由さ

    自由さを忘れなければ、エネルギーはまた満ちていく

  • 子供のころに考えていた思想の答え合わせができるような、お守りのような一冊になりました。

  • 世界は広くて様々な仕事があり、いろんな考えの人がいます。一人の人間が直接体験できることは限られているので、他の人と会って、その人がやっている仕事を見て、想像していたのとは違うな、と思う瞬間をたくさん持つのがいいことだと思います。

  • やさしい言葉で語る、大人になるってどんなこと?
    大人と言われる年齢になった私が読んでも、ふむふむ、と読み応えのある一冊だった。
    1ページの文字数は少なくて、薄い一冊だけど、大切にしたい言葉か溢れている。

    親や学校の縛りの中にいるけど、責任を持たなくていい子ども時代と、自分で自由に決断・選択できるけど、すべての行動に責任を持たなくてはならない大人時代。

    『子どものようなエネルギーの広がりを持って、大人の自由な決断をすることができたら…
    そんなふうにいつも願っています。』

    私もこれ、大事にしたい。

  • 大阪から単身赴任先の関東に帰る新幹線に。週刊ダイアモンドのマイナンバー特集と迷ったけど、疲れそうなのでこの本をチョイス。

    著者が自分の体験に基づいて、「おとなになるってこういうことだよね。」と緩く記述していく。
    自分を支えてくれている周囲の人に感謝することができた時、おとなになったと実感したと著者は言っている。子どもにはこれが出来ない。自分も反省してみるけど、30歳にもなって微妙だと思った。
    また、生きる上で重要なエネルギーを「愛」と表現しており、幼少期に両親が子どもに向ける「愛」尽きないもは、その子の大事な財産になると言っている。「愛」は貯金でき、しかも与える方にも貯まる。
    「大きな木」という絵本があって、木がある少年に尽くし、木には何も残らなくなるって話だけど、実は木からしても少年に与えることで生きるエネルギーを貰っていたのかもしれない。
    もうすぐ子どもが生まれる。いい本を読んだ。

  • さっと1時間くらいで読めました。
    ただ、もっとじっくりかけて噛み締めながら読んだ方がいいかもしれません。

    最初の2章くらいは自分のなかにも府に落ちる部分が沢山ありました。

    だけどまだ自分の中でもぼんやりとしてんかりにくい部分があって。
    多分自分はその点について苦労したことがないんでしょうね。今まで壁にぶち当たってないからその点について深く考えたことがなくて輪郭線がぼんやりしてる。
    簡単な言葉だからこそ意識しないとさらっと読み飛ばしちゃう。

    ばななさんの本は実は読んだことがないのだけれど、ある種の孤独感が漂ってるのかなー。
    一歩引いた目線で物事を捉えられる人なんだなあと感じました。


    私も自立ってなんだろうって考えることがあって、ばななさんと同じ考えです。

    経験値を増やしていって、自分で決断できるようになる。
    誰にも、どこにも言い訳を作らない
    そんな姿はかっこいいなぁって思うんです。


    気づけば年齢だけ重ねていってる自分に、本当の意味での大人ってどんなだろうって考えさせてくれる
    楔になってくれる本です。


  • 100字要約
    「自分らしくあってください」自分のしたいことを極めていくのも勉強することです。自分がしたいことを見つけ、感覚を磨いて下さい。社会の練習場である学校で人生に向けて何を学ぶかを日々の疑問から紐解いてます。

    ーー
    1. おとなになるってどんなこと?
    2. 勉強しなくちゃダメ?
    3. 友だちって何?
    4. 普通ってどういうこと?
    5. 死んだらどうなるんだろう?
    6. 年をとるのはいいこと?
    7. 生きることに意味があるの?
    8. がんばるって何?
    ーー

    「おとなになんかならなくっていい、ただ自分になっていってください」

    なんだって自分のしたいことを極めていくことはつまり勉強なのです。
    時間を自分なりに過ごすという抵抗

    科目に関係なく広い視野でものごとを教えてくれる先生の授業は楽しんで受けていました。

    人生にはいろいろな形の友情があります。型にはめていかないでどれをも味わって大切にしたら、やっぱり人生は豊かに彩られる、そう思いませんか?

    自分の感覚がとても大事なのです。感覚はものごとの裏にあるなにかを見せてくれるものです。

    見た目から人を判断できる能力を磨くこともとても大切だと思います。

    違和感を感じて身を守ることと、オープンであること、この一見相反することを同時に心がけてほしいな、と思います。

    自殺というのは、心の中に愛の貯金がなくなった時にするのだと私は思っています。

    好きな時間に寝たり起きたり、思う存分ネットを見たりするのは、健康なときにしかできないことだということです。

    今できることは目一杯。

    なにをするために人は生まれてきたかというと、私は、それぞれが自分を極めるためだと思っています。

    今の学校は、みんなで会社をやっていくための練習場みたいなものです。

    個人で自分を極めるか、会社という組織を利用し、利用されながら大きな規模で自分を極めるか、それもまたその人次第なんだと思います。

    夢を持つということは素敵なことですが、何もないところに道を作るのは大変なことです。

    これまで自分が積み上げてきたものが、今の自分を作っているので、それを生かすということにもっと目を向けてほしいです。

    自分の好きなことを見つけたり、しったりすることは、とても大切なことです。

    結局、何かひとつのことに特化した人というのは、応用がきかなくなってしまうんです。

    世界は広くて様々な仕事があり、いろんな考えの人がいます。

  • 最後に、仕事とは別に、楽しいことや生きがいというものも大切で、そういうものも必要です。最後のインタビューが一番刺さった。

  • 2019.07.12読了。
    今年22冊目。

    おとなになってから読みましたが...
    中学生くらいのときにこれを読んでいたらもっと楽になれたんじゃないかなと思った。
    つらいときって、特にこどもは狭い世界に生きてるからなかなか希望が見出せなかったりして大人よりも深刻に考えてしまうような気がする。
    そういうときつらいのは今だけ、これもいつか自分の力になる、世界はここだけじゃない、みたいなことが何となく理解できていたら気持ち的に乗り越えやすいんじゃないかなと。

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著者プロフィール

吉本ばなな(本名:吉本 真秀子 よしもと まほこ、旧筆名:よしもと ばなな)
1964年、東京都生まれの作家。日本大学芸術学部文芸学科卒業。卒業制作の「ムーンライト・シャドウ」が日大芸術学部長賞を受賞。また「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞、デビュー作となる。
1989年『TUGUMI』で山本周五郎賞を受賞。1996年イタリアのフェンディッシメ文学賞(35歳以下部門)、1999年イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門を受賞。2000年『不倫と南米』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。その他代表作に、映画化された『アルゼンチンババア』などがある。
海外での評価が高く、著作が多くの国で翻訳されてきた。

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