楽しく習得! 英語多読法 (ちくまプリマー新書 259)

  • 筑摩書房
3.25
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本棚登録 : 84
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480689603

感想・レビュー・書評

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  • 同じ著者の『英語は多読が一番!』(筑摩書房)はこれから英語多読をはじめる人向けでしたが、本書はよりステップアップした内容でした。
    宗教や航海用語にまつわる表現など、日本人がわかりにくい英語表現を紹介したり、ジャンル別に小説の読み方のポイントを解説してくれています。

    本書では、児童書や多読学習用のGraded Readerではなく、大人向けの英語で書かれた小説を読むことに焦点を当てています。
    第4章の「生きている間にぜひ読みたい英語の小説100冊」では、英語で読んでみたいと思っていた本が何冊も紹介されていましたが、今の私にはまだ難しそう。
    このリストにあるような本を楽しく英語で読めることが目標でもあり、お楽しみでもあるので、焦らずに少しずつレベルアップしたいなぁと思います。

  • 英語文法を初心者でも分かりやすく説明。
    文法もう一度おさらいしなおすかな。

  • 830-B
    閲覧新書

  • ☆3.5
    「多読法」というと語弊があると思います。英語の文学を愛する著者が、日本人向けに、読書の楽しみ方を教えてくれる本です。

    単語や文学の分類は釈然としないところがありますが、おおむね楽しかったです。

    圧巻なのが単語リストです!「キリスト教用語」「航空用語」など、文学によく登場するものの、日本人には馴染み薄い単語を説明してくれます。「動詞として使う動物の名前」まであって楽しかったです(gooseは人の尻を不意につつく、という意味だそうです。いつ使うの?)

    さらっと全体を読んで、単語帳として使うのがおすすめです。

  • 入門書ではなく、ある程度英語ができる人が、英語の小説等を読むときの注意点がメイン。

    当然、おいらはその範囲外。

  • 英語を学ぶうえであなたの脳が語りかけてくることをが受け入れることはとても重要ですが、その後さらに情報が入ってきたときに、自分の意見を更新する能力を保ち続けることはもっと重要です。

    辞書はその単語の意味をあなたが推測した正しさを確認するもの。

    ある語はほかの語のおかげでその真の意味が明らかになります。ですから個々の単語を知っていても、物語の真の文脈を理解するために、想像力を働かせることは必須なのです。

    【登場人物の整理】
    簡単な説明を付けて登場人物のリストを作っていく。
    *登場人物がその場面で関わる相手によって異なる名前で呼ばれることが多い。
    例)John Greysham(正式名)という警部
    ・部下や外部の人からはInspector
    ・本人がいないところではGreyshamまたは、Grizzly(ニックネーム)と呼ばれ
    ・家族や友人からはJohn(またはJohnny)と呼ぶかもしれません。

    【会話の前後に使う動詞】
    会話の直前、直後に使われる動詞は、その場面の雰囲気を伝えてくれる。

    コラム①japanとキー入力しても自動修正でJapanとはならないのは、japan=「漆を塗る」という意味をもつ単語が存在するから、

    コラム②文化によって習慣や伝統は様々それが前提になっているのであえて説明しないことも多い。
    キリスト教関連
    ロウソク(candle)
    春がまもなくやってくることを思い起こすため冬至の時期に使われる。
    ヒイラギ(holly)とツタ(ivy)
    ヒイラギはイエスが十字架にかけられたときに被っていた茨の冠の象徴。ツタは他に依存しなければ生きていけない存在、人が神から離れられない象徴。

    ヤドリギ(mistetoe)ヤドリギの下でキスをする習慣はよく文学に登場します。冬至のころに身籠もられた赤ちゃんはよく年の9月、つまり収穫の時期に誕生することから、ヤドリギは豊穣の象徴だった。

    降誕(Nativity)
    堅信礼(confirmation)
    収穫祭(Thanksgiving )
    バル・ミツバ/バド・ミツバ
    ハヌカ(Hanukkah)光の祭典
    11月末から12月末(ユダヤ暦のキスレブ月の25日)から8日間

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著者プロフィール

1955 年、ロンドン生まれ。78 年に来日して以来、途中帰国した4 年間を除き日本在住。91 年以降、フリーランスのライター・翻訳家として活躍。97 年、小説家としてデビュー作Crime Sans Frontièeres をイギリスで出版し、その年に出版された最も優れた長編小説に与えられるブッカ-賞にノミネートされる。その後、日本を舞台にしたIsolation(03 年)、 Nowhere to Run(04 年)をアメリカで出版。翻訳家としてもフィクションおよびノンフィクションの幅広い分野で多数の翻訳を手掛ける。現在は日本人の妻と横浜に在住。www.chrisbelton.com

「2013年 『こんなとき英語ではこう言います』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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