- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480701619
感想・レビュー・書評
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つげ義春の作品は全然知らないけど、図書館にあったので手に取った。
絵柄は手塚治虫の影響が色濃い。ミステリものが多いが少々荒削りかな……貧窮に喘ぐ登場人物が多くて全体的に暗く、自身を投影してるのだと思われる人物も。「煙突」「ある一夜」「鉄路」といったミステリ要素が薄めの、暗闇に生きる市井の人々を描いた話が好み。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
貸本用の漫画があったというのが、時代を感じさせる。それほど、貸本が盛んであったのは、貧しかったのだろう。それを今今見る事が出来る幸せ。有難い事です。この全集に出会えた事に感謝。
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つげ義春の初期作品のうち、1956~59年に発表されたものを収録。「ねじ式」や「紅い花」等の作品の絵柄と全く違い、手塚治虫風になっている。また、推理物が多いこと、主人公が常に貧乏しているところなど、当時の流行や作者本人の境遇を反映していると思われる作品が多い。あと、昔のマンガは完全に子供向けだったはずだが、結構内容は暗く、かつ重いものが多く、これじゃあんまり売れ無かったろうなと思った次第。
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初期の作品なので、荒削りである。
画は手塚治虫の影響が色濃い。
比較的、殺伐としたものや暗いものが多い。 -
この巻に掲載ではないが、石を売る人とかのダメ人間ぶりが最高。あ、リアリズムの宿も好き
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おばけ煙突、鉄路
ともに低賃金でかつかつの生活をしている人たちの
仕事への姿勢が描かれてました。
叙情的な日本の旅シリーズのようなものしか読んでいませんでしたが、
初期は社会派だったのですね。 -
(4)と作風が全然違うくってびっくり。
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2006/11/17購入
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全集のくせに、収録されてない作品もあります。