太宰治全集 1

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480710017

感想・レビュー・書評

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  • 「魚服記」「逆行」「玩具」「彼は昔の彼ならず」「ロマネスク」に惹かれました。「魚服記」は、この収録作品の中では異質な気がする。ドキッとした。一話一話を読み終え、一番色々な事を思い巡らせたのはこの作品です。他にも印象に残ったのは“芸術の美は所詮、市民への奉仕である”という一文。そしてもう一つ“私は、いまの世の中の若い読者たちが、案外に老人であることをしつてゐる”大江健三郎さんの描く少年たちも疲れていた。現代だってそうなんだろう。すごく納得してしまう。そういう若者たちと時代は関係ないのだと思う。

  • 列車
    思ひ出
    魚服記
    雀こ
    猿ヶ島
    地球図
    逆行
    陰火
    道化の華

    玩具
    猿面冠者
    彼は昔の彼ならず
    ロマネスク
    ダス・ゲマイネ
    めくら草紙
    雌に就いて
    喝采
    狂言の神
    虚構の春

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著者プロフィール

1909年〈明治42年〉6月19日-1948年〈昭和23年〉6月13日)は、日本の小説家。本名は津島 修治。1930年東京大学仏文科に入学、中退。
自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、戦前から戦後にかけて作品を次々に発表した。主な作品に「走れメロス」「お伽草子」「人間失格」がある。没落した華族の女性を主人公にした「斜陽」はベストセラーとなる。典型的な自己破滅型の私小説作家であった。1948年6月13日に愛人であった山崎富栄と玉川上水で入水自殺。

「2022年 『太宰治大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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