決定版 太宰治全集〈12〉書簡

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (591ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480710628

作品紹介・あらすじ

太宰逝って半世紀、ますます評価の高まる太宰文学の新たな読み直しに向けて、新発見の草稿をも増補し、全著作をジャンル別、発表年代順に再編した決定版全集。本巻には、新発見書簡7通、関係書簡などを収録。

感想・レビュー・書評

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  • かわいいなと思いつつも、晩年に向けて、悲しくなってくる。
    3人の女性に、金銭問題、どうしようもなくなってきているのがわかる。
    注については、太宰治と近い関係にあった人が書いているが、例えば太田静子が誰かなどは説明しておらず、全集を読む方なので、ある程度の太宰治の人生は知っているものと注を詳しくしなかったと書いてあった。

    これを読み終わった今、古本屋さんで、太宰治の出版社への謝罪手紙(これにも載っている)の直筆原本が700万で売っている。。。
    当人は、生きている間中、お金に悩んだというのに、皮肉なことだ。

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著者プロフィール

1909年〈明治42年〉6月19日-1948年〈昭和23年〉6月13日)は、日本の小説家。本名は津島 修治。1930年東京大学仏文科に入学、中退。
自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、戦前から戦後にかけて作品を次々に発表した。主な作品に「走れメロス」「お伽草子」「人間失格」がある。没落した華族の女性を主人公にした「斜陽」はベストセラーとなる。典型的な自己破滅型の私小説作家であった。1948年6月13日に愛人であった山崎富栄と玉川上水で入水自殺。

「2022年 『太宰治大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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