あこがれの遠い土地 (ムーミン・コミックス)

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 269
感想 : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (92ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480770424

感想・レビュー・書評

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  • アニメとも小説とも違って、社会風刺もあり、おもしろい。

    のどかな生活をしていたムーミン一家が、仕事をしなきゃ、義務を果たさなきゃとあくせくしている(あのママでさえ!)姿はなんともシュール!

  • 名古屋市博物館のムーミンコミックス展にて原画を観賞。ムーミンパパが放った弾丸に見事に胸を撃ち抜かれてしまい、『タイムマシンでワイルドウエスト』が収録されている本書を手にした。

    パパが偶然作り出したタイムマシンで、カウボーイにインディアンに酒場にどこまでも広がる荒野のある西部(たぶん)へタイムスリップしたムーミン一家のお話。ずんぐりむっくりな体型のムーミンが、斧をぶん投げたり馬を乗り回したりするし、ママは家族を守るために牛の群れに立ち向かう。かっこいい姿も好きなんだけど、やっぱりみんなに似合うのは水鉄砲だなあ。

  • ハチャメチャ感の強い巻。「タイムマシンでワイルドウエスト」と「あこがれの遠い土地」は、正直好みではない……

    ●ムーミン谷のきままな暮らし
    スナフキンが旅から戻って来たと知った、ムーミンの浮かれっぷり。全身で喜びを表現していて、見てるこっちも嬉しくなる。

    正しい市民の会の影響受けまくりな面々にチクチク刺してくるスナフキンが頼もしい。話によっては、まあ、アレな時もあるけど、この物語を綺麗にまとめてくれたのも彼だし、たいていの場合は安心安定の頼れるナイスガイ。

    しめの台詞は「やっぱりむりよね、正しい生活!」。すごいこと言ってんな。


    ●タイムマシンでワイルドウエスト
    タイムトラベルする前の部分が面白い。

    腕もないのに時計とミシンの同時分解修理を試みるパパ。その様子を「ちゃんと使えてたのになぜ修理を?」と諦めの滲む眼差しで見つめるママに同情する。
    こけて部品をひっくり返し勘で組み立て作業を強行する。「見てないほうがいいわね」全くその通りです。

    しかし、破壊神パパは創造の技を持ち合わせていた。時計とミシンからタイムマシンを作り出すなんて、一体、何がどうなったらそんなことが起こるの。

    そうして、ワイルドウエストへ。パパが事あるごとにくしゃくしゃにへこまされてる様子がちょっと気の毒。先住民たちに取っ捕まって、馬や柱に結び付けられてるムーミンたちはキュート。不謹慎だけど。

    こうして、水鉄砲を流行らせたムーミンたちは現代に戻って来たのでした。めでたし、めでたし。


    ●あこがれの遠い土地
    「あなたのおばかなワイルドウエストのつぎはわたしだって…」時に、スノークの女の子は物言いがストレートすぎる。それが魅力ではあるけれど。

    王さまの昼食会に参加し、サロンで高貴な方々とご歓談、さらには革命家の愛人に。波乱の道のりを歩んだスノークの女の子は、最後にムーミントロールの素晴らしさに気付く……お約束の展開だけど、安心感があって良い。二人寄り添ってる絵は最高に可愛い。


    ●ムーミンママの小さなひみつ
    一体なんなんだ、なんにでも反対する協会って。それとパチンコで小石を飛ばしまくることと何の関係が?全く、パパの考えることといったら。それを「また例のお子さまごっこ」と言ってのけるママが素敵。

    そんなママもドロボー協会の会員に。控えめユーレイ会員だけど。さらには自警団の控えめ会員にまで。相反する活動を行う二つの団体に所属した結果、悩み苦しむ日々を送ることに。とどめは家庭の太陽協会。友だちみんなに誠意をつくすのは難しい。

    ムーミン協会、自分も会員になりたい。

  • 一話目だけ機会があって読んだ。
    のんびり過ごすことと、勤勉に働くこと。
    テーマです。

  • トーベさんとラルスさん姉弟によるムーミン・コミックスの第2巻。

    スナフキンの哲学は、やはり為になるな。
    他人の評価で決まる名声とか、義務とか、そればかりに振り回される生き方は楽しくない。

    ムーミンとムーミンパパは、いつまでもガキって感じ。
    自分らしさとか、楽しい生活とか、それなりに模索しているけれど、世間の評判とか流行に流されがち。

    人生哲学をやさしいストーリーで描いているんだけど、全体的になんとなく暗い感じがするのは、北欧だから太陽が足りないのかもしれません。

    シイタケじゃないけれど、たまには自分も太陽にあたらないと良くないな…と思いました。

  • ムーミンマンガは、ちくま文庫のムーミンコミックスセレクションで読もう、と思っていたけど、古本屋で半値以下であったので買っちゃった。
    買ってわかったけど、表紙カバーを剥いであらわになる地の装丁が、めちゃめちゃかわいい。機会があれば是非めくって見てください。

    以下、備忘メモ。

    ◼️ムーミン谷のきままな暮らし
    正しい市民の会の人に、勤勉に暮らせと説かれてあれやこれや振り回されるムーミン一家と、ぶれないスナフキン。ムーミン「義務ってなに?」スナフキン「したくないことをすることさ」。

    ◼️タイムマシンでワイルドウエスト
    ムーミンパパのミラクル修理でミシンがなんとタイムマシンに!一家は西部開拓時代へ。ワイルドに決めるつもりがどんひゃらら。

    ◼️あこがれの遠い土地
    今度はロマンスを求めるスノークのおじょうさんの希望で18世紀の貴族社会へ。果たしてあこがれのロマンスを手に入れられるのか。

    ◼️ムーミンママの小さなひみつ
    すべての友人に義理立てしようとして窮地に陥るムーミンママとムーミン。犯罪にも手を染めていたことが明るみに出るが、ムーミンパパ「こんなに刺激的な妻を持って誇らしいよ!」。

  • 2017/04読了。正しく暮らそうとしてみたり、西部劇の舞台に行ってしまったり、相変わらずなムーミンたち。好奇心旺盛で友だち思い。皮肉も効いてて面白かったです。

  • 初めてムーミンの本を読んだ。
    義務とは、"したくないことをすることさ"
    っていうスナフキンの言葉が心に残った。
    楽しみが仕事になる→仕事を手に入れて楽しみを失う。
    気ままに、気楽に生きていくのも悪くないんかも。

  • 多分一番かわいいムーミン漫画

  • ムーミンたちの動き、表情がいきいきしていて
    楽しい本です。
    ゆったりした気持ちになれます。

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