- Amazon.co.jp ・本 (82ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480770493
感想・レビュー・書評
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二〇一六年に、ちくま文庫から出ていた『ムーミン・コミックス セレクション』を読んでコミックスに初めて触れ、その後二〇一七年に古本屋で半値になっていた筑摩書房刊の『ムーミン・コミックス』に手を出し、古本屋で見つけるたびに順不同で買って読んできた。このお正月に四巻と九巻を見つけて、これでコミックスは全巻制覇となった。
■彗星がふってくる日
小説の『ムーミン谷の彗星』大好きなのだが、それとは別物。内容も違うしギャグ尽くし。でも似ている要素もある。彗星が迫る中どう過ごすか。ケーキを焼いて待つママは変わらない。
■サーカスがやってきた
ムーミンパパが動物愛護協会の名誉会長になって、辞めたいが辞められず、サーカスの動物を保護することになってうっかりサーカス団長にもなってしまい…。お笑いに向いていないムーミンが可愛い。
■大おばさんの遺言
スニフが大おばさんの遺言でスポーツ店を譲り受けた。コミックスの世界ではスティンキーと共に小悪党であるスニフは一儲けしようと苛烈な広告や強引な押売りなどがんばるがうまくいかず。最後はスティンキーの一働きでオチがつく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ムーミン、初めて読んだんですが、
なかなかにシニカルで面白かったです。
・彗星がふってくる日
・サーカスがやってきた
・大おばさんの遺言
の3本収録で、世界の終わりや動物愛護、大儲けを狙う気持ちを結構皮肉ってる。
その中で、ムーミンたちがかなりピュアな気持ちで過ごしてくれるので、
「そうそう、こうありたいわよね」
って気持ちになります。 -
タイトルの『彗星がふってくる日』とスニフがスポーツ用品店を手に入れる『大おばさんの遺言』は普通だったけれど、毛皮のマフラーをしながら動物愛護という「良いこと」を言っている自分たちに酔っているだけのフィリフヨンカたちを描いた『サーカスがやってきた』は視点として良かったかも…。
後半のサーカスをムーミンたちが演じる部分は微妙だったけれど、こういうキレイごとを言うだけ騒いで、実際に自分たちが動くとなると面倒を他人に押し付ける団体に情熱を燃やす頭でっかちな人って昔からどこの国にもいるんだね。 -
≪県立図書館≫
大おばさんの遺言が、特に面白かった。
商売するのも、なかなか難しいよね。
久しぶりにリトルミーがでてきたので、ちょっと嬉しかった。 -
意外と多い災害ネタ。彗星。とりあえず家を出て冒険してみんなで助かる、というお話。
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ムーミン谷の彗星とちょっとちがう話と
動物愛護協会にパパが入会してサーカスをする話と
スニフがお店を開く話 -
ムーミンコミックス第9巻。
「彗星がふってくる日」
「スニフのスポーツ用品店」
「サーカスがやってきた」 -
彗星がふってくる日:<BR>
『ムーミン谷の彗星』(講談社文庫)とよく似たお話。でも、ちょっと違うところもあって楽しめます。<BR>http://booklog.jp/asin/4061380729/via=damari<BR><BR>
サーカスがやってきた:<BR>
ムーミンパパが動物愛護協会の名誉会長になって、サーカス団の動物達と一緒に暮らすお話。<BR><BR>
大おばさんの遺言:<BR>
スニフの大おばさんから、遺言が届く。そして、スニフは、お店を持つことになるのだが・・・