迷へる魂

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 79
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480803825

作品紹介・あらすじ

18歳から24歳の尾崎翠-新発見・全集未収録作品集。

感想・レビュー・書評

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  •  「今日も斯うして悲しい一秒間の連続によつて費された。」
     彼女の文章は、鋭く澄んだ感性と朴訥としたやさしい人間像を根底に宿していて、読んでいるわたしをもかなしくさせます。それは感情の迸る大仰な悲しみではなくて、ひとにそっと溜息をつかせるような、透明であたたかいかなしみ、だけれども。

  • 尾崎翠という人がどういう女性だったのか、ずっと気になっていた。きらきらした言葉の断片に、彼女という人を垣間見れた気がした。

  • 尾崎翠、ますますわからなくなった。
    文庫選集のイメージとだいぶ違う。意外と器用な人だった気がしてきた。
    だって媒体によってかなり文体違うし。

  • きれいな日本語。読んでいて、気持ち良い。
    装丁、中身の文字の置かれ方が美しい。
    手触りが良い。


  • 研ぎ澄まされた劇終がこちらをじっと見ているような
    そんな気分になって読み終わりました。

    (2009.07.31)

  • 読みたい本。気になる人。

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著者プロフィール

1896年鳥取生。女学校時代投稿を始め、故郷で代用教員の後上京。日本女子大在学中「無風帯から」、中退後「第七官界彷徨」等を発表。32年、病のため帰郷し音信を絶つ。のちに再発見されたが執筆を固辞。71年死去

「2013年 『琉璃玉の耳輪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

尾崎翠の作品

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