パスティス: 大人のアリスと三月兎のお茶会 (単行本)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 169
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480804556

作品紹介・あらすじ

太宰治、吉川英治、ケストナー、ドイル、アンデルセン……。あの話この話が鮮やかに変身するパスティーシュ小説集。思わずにやりとする、文芸の醍醐味がたっぷり!

感想・レビュー・書評

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  • 有名な夏目漱石、コナン・ドイル、アンデルセン、宮沢賢治などの作品のトリビュート短編集。
    何のトリビュートかは巻末に一言コメントと共に載っているが、私はそれを読まずに本編を読んだので、「これはあの作品だな」「意外!あの作品だったのか~」といちいち反応しながら読むのは楽しかった。逆にまだ読んだことのなかった元の作品が読みたくなりました。

  • 「これからはじまるのは、まさに模倣だったりパロディだったり珍解釈だったりするごたまぜ世界の作品たち」。トリビュートは中島さんのお家芸ですね、アンデルセン、森鴎外、ケストナー、芥川龍之介などなど、古今東西の名作が中島ワールドに見事に変換されている。
    とりあえず元ネタがわかるものから読み始めたが、フェミニズムな視点から斬り込んだ「親指ひめ」は秀逸!政治家達の女性に対する暴言や失言に対する怒りが込められていて、ちくちく皮肉が効いてましたね~。「Mとマットと幼なじみのトゥー」は、「宮本武蔵」のトリビュートということにすぐに気付かず、こう解釈する!?と驚き。何とも斬新です。元ネタがわからなくても、「国際動物作家会議」「寒山拾得」「富嶽百景」は普通に短編として面白く読めた。毒とユーモアがスパイスのようにまぶされていて、ぴりっとくるね。シュールすぎて理解できないものもあったけど、全体的に、面白い試みだと思いました。
    軽く酩酊状態になるような、不思議な読後感。

  • 元になった本を読んでいればさらに楽しめそう。

  • 一話読んだがちょっとわからないかも…
    トリビュートされてる作品を知らないのも要因の一つかも。
    現に親指姫とかは面白く読んだし。

  • パスティーシュ16作。
    パスティーシュとは先行作品の模倣を意味深するらしい。

    まさか「Mとマットと幼なじみのトゥー」がアレとは思わなかった。

  • 元ネタを知らなくても楽しめるけど、知っていたらもっと楽しめただろうなと自分が残念。

  • 原典をきちんと知らないものが多く、楽しむには読み手として不十分だった。
    「青海流水泳教室」 と 「新しい桃太郎のおはなし」 が印象に残った。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/13834278.html

  • 返却期限で途中で中止。なんとも不思議な話でした。

  • 2015.7.29

  • 表紙がかわいかったので図書館で借りてみました。
    初めての作家さんです。
    名作に題材を得た短編集。
    夢一夜が面白かった。

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著者プロフィール

中島京子(なかじま きょうこ)
1964年東京都生まれの作家。『FUTON』でデビュー。著書に『小さいおうち』(直木賞)、『かたづの!』(河合隼雄物語賞・柴田錬三郎賞)、『長いお別れ』(中央公論文芸賞)等。2019年5月15日、新刊『夢見る帝国図書館』を刊行。

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