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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784480805164
作品紹介・あらすじ
2025年 本屋大賞ノミネート!
構想・執筆10年――
稀代のストーリーテラーが辿り着いた最高到達点=バレエ小説
「俺は世界を戦慄せしめているか?」
自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。
少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。
同時代に巡り合う、踊る者 作る者 見る者 奏でる者――
それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。
舞踊の「神」を追い求めた一人の天才をめぐる傑作長編小説。
史上初の直木賞&本屋大賞をW受賞した『蜜蜂と遠雷』や演劇主題の『チョコレートコスモス』など、
表現者を描いた作品で多くの読者の心を掴みつづける恩田陸の新たな代表作、誕生!
ページをめくるとダンサーが踊りだす「パラパラ漫画」付き(電子版には収録なし)
みんなの感想まとめ
バレエをテーマにした本作は、主人公の萬春を中心に、彼を取り巻く人々の視点から物語が描かれます。多様な視点が交錯し、情熱がぶつかり合う中で、主人公の成長と葛藤が浮かび上がります。恩田陸特有の美しい言葉遣...
感想・レビュー・書評
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2025年本屋大賞ノミネート作品
久しぶりの恩田陸先生。相変わらず言葉の使い方、表現が凄まじく綺麗。でも、難しかったー。読むの諦めようかとも思ったわ。
本作はバレエを題材とした物語でしたが、正直言って頭にも感情にも入ってこなかったです。途中で『あれっ?取り残された?』ってなってしまいました。著者の作品『蜜蜂と遠雷』での衝撃再訪を期待しましたが、興味が最後の最後まで出てこなかったので残念。バレエやってた人ならば感覚とかも含めて共感というか、感じ取るものがあるのかなぁ?
全然自分が生きている世界とは違う世界の物語を読んだといった私には合わない作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハルの物語をそれぞれの角度からみていて楽しい物語でした。言葉の使い方がとても心に残って読後感も凄く良かったです。
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まめたカチカチパスタさんへ
「いいね」ありがとうございます。
うっ。
こちらの作品図書館で借りてタイムアップになったままでは?まめたカチカチパスタさんへ
「いいね」ありがとうございます。
うっ。
こちらの作品図書館で借りてタイムアップになったままでは?2025/10/31 -
きたごやたろうさん こちらこそ何時も
ありがとうございます。
タイムアップ?途中まで読まれたんですか、、。
沢山読まれているからそういう事...きたごやたろうさん こちらこそ何時も
ありがとうございます。
タイムアップ?途中まで読まれたんですか、、。
沢山読まれているからそういう事もあるんですね。
2025/10/31 -
まめたカチカチパスタさんへ
オイラのテリトリーの図書館は3週間10冊のしばりなんですが、計画性がオイラはないのでたびたびこの3週間のタ...まめたカチカチパスタさんへ
オイラのテリトリーの図書館は3週間10冊のしばりなんですが、計画性がオイラはないのでたびたびこの3週間のタイムアップで返却ということになってしまいます…。2025/10/31
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この作品は、一体どうやってレビューしたらいいのか非常に困りました。
ストーリーがあまりないのです。
4章から成っていて、それぞれ違う人物の視点です。
Ⅰ跳ねる
HALこと萬春(よろずはる)のバレエ学校の友人深津純からみたHAL。JunとHALは二人で前と後ろに顔のある神『ヤヌス』を踊ります。
Ⅱ芽吹く
春の叔父の稔の視点。
春の父は陸上をやっていて、母は体操をやっていました。しかし、春は体操を見て「あれじゃない」と言いました。春はバレエと出会います。
バレエ教師森尾つかさ先生とつかさの夫セルゲイとの出会い。
Ⅲ湧き出す
春の幼なじみの姉妹の妹、七瀬の語り。
七瀬はバレエの振付師となった春に頼まれてバレエ音楽を作曲するようになります。
Ⅳ春になる
主人公、春の語り。
バレエの振付師となった春が『春の祭典』を作り上げます。
これを読んで恩田陸さんのピアノコンクールの小説『蜜蜂と遠雷』を思い出しましたが、あちらはコンクールという中軸があるのに対し、こちらは視点が四つあるうえ、話もバラバラで中軸が見えませんでした。
春という、恵まれた才能をどう生かしてバレエの世界で生きていくのか描く筆致はやはり小説を書きなれた恩田さんの才が煌いているとは思いました。
私的な事ですが、私はピアノは20年以上やっていましたが、バレエについてはよく知らず、あまり興味も持っていないのでいまひとつでした。
左下の隅にあるバレエを踊る人物のパラパラ漫画が美しいと思いました。-
土瓶さん♪
ピアノは教えていたこともあるんです。
高校の時、音大受験を勧められたけど、しなかったんですが、あとからピアノの先生になる...土瓶さん♪
ピアノは教えていたこともあるんです。
高校の時、音大受験を勧められたけど、しなかったんですが、あとからピアノの先生になるべきだったと思いました。2024/07/11 -
2024/07/11
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2024/07/12
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本屋大賞候補の一冊
やっとノミネート作品読破できましたー!
やっぱり大賞発表には間に合わなかったけど
全作読めて満足であります!
さて恩田陸さんです。
この作家さんは、自分に合う作品と合わない作品がキッパリ分かれる作品を書くと思っています。
めちゃくちゃ面白い!ってなる作品と、難解で読め進められない、、、という作品と
同じ作家さんでもこうも差があるのかと不思議に思う作家さんです。
蜜蜂と遠雷なんかはみなさん高評価ですが、私は合わなくてなかなか読み進められませんでした。
この本も同じ様な雰囲気を感じ手を出さないでいましたが
本屋大賞候補にノミネートされたということで手にしました
萬春(よろずはる)というダンサー・振付師についての物語。
いや物語というか、、、
春についての紹介?ドキュメンタリー?という感じでした
4つの視点から描かれています
何かが起きるわけではなくて
春という天才がどんな風にバレエと出会ったか
どうやって作品を生み出していくか
などが描かれています。
恩田さんの表現力はやはり素晴らしく
ラストのダンスは圧巻
実際に踊りの動きが描かれているわけではないのにそこに踊っている姿を、舞台の雰囲気をイメージできました。
それほど素晴らしいにも関わらず
物語が展開していかないからか
やはり読むのに苦労しました、、、
4章に入ってイメージが変わるところは面白かったし、バレエを実際に見るより、作品の意味まで理解できる気はしたんですがやはり難しい。
作中に出てくる春の作品が、オリジナルだと動画とかがないので想像するしかなくて、、
でも映像で見たいと思ったけど
勝手に想像している姿の方が
実際に見る姿よりもすごい気もしました。
映像化してほしいような
やっぱり映像化してほしくないような作品です笑
パラパラ漫画がページの下についていて
それがとても好き
何度もパラパラしちゃいました。
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ねこさん
ノミネート前!?
それは凄いっ∑(゚Д゚)
ねこさんくらい読んでると
そういうこともあるんですね(*´꒳`*)ねこさん
ノミネート前!?
それは凄いっ∑(゚Д゚)
ねこさんくらい読んでると
そういうこともあるんですね(*´꒳`*)2025/04/24 -
発表前のコンプリートは初めてでした!
本屋大賞に投票したくなっちゃいましたよ。
まず、書店員にならないと(≧▽≦)発表前のコンプリートは初めてでした!
本屋大賞に投票したくなっちゃいましたよ。
まず、書店員にならないと(≧▽≦)2025/04/24 -
ですね(*´꒳`*)
ノミネート作を全部網羅できる本選びをされてるのもすごいなぁー
この作品や『小説』はノミネートされなければ手にしてなか...ですね(*´꒳`*)
ノミネート作を全部網羅できる本選びをされてるのもすごいなぁー
この作品や『小説』はノミネートされなければ手にしてなかったです(^_^;)2025/04/24
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「芸術は難しいもの」だと思っている人にこそ、読んでほしい一冊です。『spring』は、その距離感を一気に縮めてくれます。
恩田陸が描くのは、バレエという言葉を持たない芸術。しかしこの作品では、筋肉の緊張、呼吸のリズム、舞台に落ちる光までが言葉で丁寧にすくい取られ、読者の中に“舞台の空間”が立ち上がります。ページをめくるごとに、まるで客席から踊りを目撃しているような感覚になるのが印象的でした。
中心にいるのは、圧倒的な才能を持つダンサー・春。けれどこの物語は、単なる天才の成功譚ではありません。彼を見つめる周囲の視点を通して描かれることで、才能に触れたときの驚きや畏れ、そしてそれでも何かを表現しようとする人間の営みが、じんわりと伝わってきます。
また、舞台に立つ者だけでなく、教える人、支える人といった多様な才能にも光が当てられている点がとても良かったです。芸術は一人で完成するものではないという事実が、自然に胸に落ちてきます。
読み終えたとき、芸術は「理解するもの」ではなく、「体験するもの」だと感じました。文字を通してここまでの臨場感を味わえることに驚かされる、まさに“芸術の追体験”ができる一冊です。 -
2025年本屋大賞ノミネート作。
ということで手に取ったけれど、もしかしたら恩田陸作品は初読みかも?
主人公は萬春(よろず・はる)。小さい頃からどこか他の子と違い、何を考えているか分からない。が、8歳でバレエに出会い、15歳でドイツに渡り、プロのバレエダンサー兼振付家になる長編バレエ小説。
春について、深津、稔さん、七瀬の視点から、それぞれ深く関わり合った時期のエピソードが語られ、最後に春の視点で締め括られるというような構成。
自分はバレエの『バ』の字も知らないし観たこともないけど、それほど困ることはなかった。むしろ、困るどころか踊っている姿が見えるようで、特に『春の祭典』を踊るシーンは本当に圧巻だった。
印象に残ったフレーズ。
“時分の花、という言葉がある。まだ未熟で未完成なアーティストであっても、その若さでしか、その時にしか表現できない、刹那の輝き。散ることのない、「まことの花」とは異なる、一過性の、散ってしまう花。”
『時分の花』は世阿弥の言葉らしいけど、いい言葉だなと思った。その時その時にしか出せない輝きみたいなものがきっとあるはず。今できることを精一杯やるのみ!
バレエをやっている人は必読じゃないかな?
関係ないけど、ページ下部のパラパラ漫画が可愛かった、笑 -
本屋大賞にノミネートされたと聞いて読んでみました。さすがに面白すぎましたね。バレエのように軽やかな感じで物語が進んでいきます。うん。平和。この本の重要人物が「春」です。春は圧倒的な実力を持っていて少しみんなと雰囲気が違うというところが文章から伝わってきました。言葉に出来ないような、、、バレエの神童です。その春を描く文章が間近でバレエを見ているかのように感じられる本でした。
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恩田さんの新作ということで、本作を手に取りました。恩田さんの表現力と描写の素晴らしさは相変わらずで、楽しく読めたと思いますが、これまでの作品と比べるとそこまでかなって感じがしました
本作のテーマは「バレエ」。正直、私にとって馴染みのない題材ではございましたが、風景や情景が感じられるくらい恩田さんの描写と表現力は素晴らしかったと思います。
内容としては、1人の天才バレエダンサーの「春」を4人の視点から描いた作品で、「友人」や「身内」、「仕事仲間」など、それぞれの視点から天才の姿が描かれます。それぞれの思い入れのある演目や思い出を語りながらも、共通して天才ならではの感覚とかを礼賛する描写があり、それぞれの視点から天才の顔というのがだんだん明らかになっていくという構成でした。
恩田さんの作品では特に「蜜蜂と遠雷」が好きなのですが、その好きな作品の雰囲気を醸し出してただけに、ストーリー展開が期待してたものと違ってたこともあったので評価は少し辛めになったのかなと思います。しかし、恩田さんの素晴らしい表現力を楽しむことのできる作品ですので、未読の方にはぜひ読んでもらいたいです。 -
バレエの知識がなくても充分に堪能できる一冊だった。
萬春に魅了され、彼にはバレエしかなくてバレエでしか彼の才能を開花させることはなかったんじゃないかと思うほどだった。
Ⅰ 跳ねる〜深津純が初めて春と出会ったときの印象は、彼はいつもなにを見ているのか、だ。
Ⅱ芽吹く〜春の幼少期から見ていた叔父の驚きは、飼い犬・イナリの動きや梅の木になったのかと思ったほど。
つかさ先生と出会いバレエを始める。
Ⅲ湧き出す〜七瀬がバレエから作曲をするようになる頃、春は振付をしていて2人で観客を魅了する舞台を完成させる。
Ⅳ春になる〜春が語る春のこと。春が踊る春のバレエ。
各章ごとに違う雰囲気を感じ、これもまたバレエの演出のようで、最後には完璧な舞台を観れたという満足感に包まれた。
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読み始めてから5日以上も掛かり、中々進まなかった。『蜜蜂と遠雷』と近い内容ではあるが、バレエには馴染みが少ないことと、ピアノコンテストのような緊迫感が無いからだろうか。
4章あり、ライバルの青年の視点、少年期の叔父の視点、成長してからの幼な馴染みの妹の視点、主人公の視点で進行して行く。バレエに詳しい方には映像が浮き上がるのかも知れないし、クラシックはよく聞くものの、バレエ音楽やオペラ音楽も馴染みが無いので、頭に音楽が浮かばない。展開や文体が流れるように進むので、表面だけ読み取ってしまった。 -
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春のファンになりました。
「HAL」の彼も「春」の彼も、どちらも彼のもつ自己の解放が満ち満ちていて魅力的な世界観。
興味から視点と答えに全て逸脱した才能にあっと驚くし、頭の中でのバレエ映像がとても美しくて見惚れてしまう。
こんな人が近くにいたら影響されちゃうね。
憧れと尊敬と嫉妬。
文章でバレエを描くことができる言葉の表現力は流石でした。
最後、春の祭典のスピード感。
釘付けになりながらも鬼気迫る迫力に気圧されながら、舞台を踊り狂う春の勇姿が鮮明に感じ取れた。
恩田陸さんの過去作「蜜蜂と遠雷」と同じ香りはするけど、どこか違う魅力の詰まった作品でした。
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kanaeさん、こんばんは!本棚を拝見させていただきました。本屋大賞にノミネートされた本を沢山読んでいるのですね!Springは途中まで読ん...kanaeさん、こんばんは!本棚を拝見させていただきました。本屋大賞にノミネートされた本を沢山読んでいるのですね!Springは途中まで読んでいたのですが、少し放置していました、、、また読んでみようと思いました。2025/03/23 -
うたえながさんこんばんは!
springは長編で第三者からの語りがほとんどなので進みづらさがありますが読み終えた後の春にすっかりファンになっ...うたえながさんこんばんは!
springは長編で第三者からの語りがほとんどなので進みづらさがありますが読み終えた後の春にすっかりファンになってますよ◎
ノミネート作品、発表までに読破しようと目論んでます!2025/03/27
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『チョコレートコスモス』→舞台俳優
『蜜蜂と遠雷』→ピアニスト
今回は天才バレエダンサー&振付師のお話。
本屋大賞ノミネートもあり、かなり期待が大きい作品。
2つの作品と違い、本作は既に頂点に立った主人公を各章で3人の関係者(同世代のバレエダンサーと作曲家、叔父)からの視点からと最終章は主人公自身の視点で描かれている。
天才を独特の世界観で言い回すのはいつも以上に素晴らしく、個人的には恩田さんも天才だと思っている。
バレエはよくわからない中、選曲した音楽を聴きながら必死にイメージした状態での読書の為、理解度は完全ではないので何回も読み直したい作品である。
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「蜂蜜と遠雷」のバレエバージョンのような物語。
才能溢れる萬春を、4章それぞれ違った人物の目線で見せていく。
恩田陸さんが「今まで書いた主人公の中で、これほど萌えたのは初めて」と仰っているところに申し訳ないけど、1章、2章と読み進めるごとに春のイメージが…
それと、ピアノほど馴染みがないせいか、細かな描写がスムーズに入ってこなかった。
バレエに詳しい人だともっと楽しめるんだろうな。-
へぶたんさんの感想も楽しみにしてますね♪
読み終えたら、私の言ってる意味がきっとわかると思います(*^_^*)へぶたんさんの感想も楽しみにしてますね♪
読み終えたら、私の言ってる意味がきっとわかると思います(*^_^*)2024/05/23 -
ねこさん、読みましたよ!
春のイメージが...最後が...の意味が理解できましたよ...うん( ・᷄-・᷅ )ねこさん、読みましたよ!
春のイメージが...最後が...の意味が理解できましたよ...うん( ・᷄-・᷅ )2026/05/08 -
へぶたんさん、こんばんは♪
やっぱりイメージ崩れちゃいましたか(笑)
物語としては面白いんですけどね。へぶたんさん、こんばんは♪
やっぱりイメージ崩れちゃいましたか(笑)
物語としては面白いんですけどね。2026/05/09
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バレエダンスを文章表現に落とし込むのはかなり難しい気がしたが、そこは圧巻の語彙力と熱量で上手く描写されていたと思う。読んでいて面白かったし、流石だなと思った。
ただ、バレエは敷居が高く一般的に馴染みの薄い芸術だと思うので、ピアノというイメージし易い音楽を扱った『蜜蜂と遠雷』と比較してしまうと、感情移入や没入感といった部分では一歩及ばすといった感じ。なので、俯瞰して一人の天才ダンサーの人物史として読むとしっくりくるし、凄く良い作品。 -
「この人が主人公かな....?」
と思いながら読んでいくと、次から次へと違う人が.......あれ?この文、前に書いたことあるな.....。
それなのに話が途切れる訳でもなく、まるでリレ
一のように「バレエ」と書かれたバトンが綺麗に次の人に渡っ........ん?この文も見覚えが......。
生きている間に「全人生を賭けてもいい」と思えるものに出逢えるという事が羨ましい。その物に対する純粋に強烈に........あれ、これも。デジャヴ?
ていうか、好きなものに一生を賭ける!というテーマの本を、2冊同時期に読んでたよ!チェスとバレエσ(^_^;)
何もない所から、芸術を創り上げる苦悩。
ある瞬間そこから抜け出して出来上がった時に、その瞬間でしか見れない世界に身を置ける幸せ。
読んでいると、まるで自分が創っているかような感覚を味わえる。あくまで擬似体験ですけど。
バレエとかダンスとかスケートとか音楽とか、身体を使って心を表現しようとするお話は、映像で見るのも漫画で読むのも昔から大好き。もちろん今回の小説も。ああ、もしかして絵画も同じなのかな。すべて身体を使って感情を表現するところに、共通点があるのではないかと。
私自身、こういうコツコツ創り上げる作業自体が結構好きです。コツコツが大きな形として出来上がった瞬間がなんとも良い。だからこういうテーマの本、大大大好きですよ〜(//∇//)
なのに星⭐︎4?...うん、読んでみてください(おい) -
バレエなら造詣が深いので絶対楽しい!と思って購読したけど、クラシックではなくコンテンポラリーという解釈や表現もそれぞれなジャンルだったので、あーあの場面ねと楽しめることもなかった。
情景は目に浮かぶし、何を言っているのかはわかるけど、架空の人物のドキュメンタリーのような内容で、ストーリー性が少ない一方、HALの創作した演目の説明部分が多く、そこには興味が持てなかった。
トップダンサーがどんなことを考えながら表現をしているかを追えるけど、さすがにそれは観客に伝わらないだろ、と思ってしまう。
コンテンポラリーの振り付けの特異性や動きの技術、演出は観ているだけで楽しいけど、正確に理解することはかなり難しい。
ダンサー同士のセクシャルな関係の話もでてきて、ありそうだけど、要らないかな。
とはいえ、本書を想像して書き上げる恩田陸さんの力量はすごいとしか言えない。
個人的には、『蜜蜂と遠雷』のバレエ版みたいなストーリーの方が読みたかった。
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読み切った・・・。
この作品は、一人の人物を4つの視点から描いているのがすごくユニークで、いろんな角度から主人公の魅力が浮かび上がる感じがしました。
各キャラクターが語る主人公は、本人が感じていることとほとんどズレがなく、純粋に育ったんだな、と感じさせられました。
大人になっても、この「素直さ」は本当に大事な要素だと思います。
人生がこじれると、自分の気持ちと口に出すこと、また他人から見た自分とのギャップがストレスや悩みにつながることが多いけれど、主人公はそんなギャップがなく、ありのままの自分を出せているのが素晴らしいです。
特に、海外で活動する上では、短時間で自分の考えを伝える必要があるので、素直さは大きな武器になるんだろうなと感じました。
それに、主人公の存在感も特筆すべき点です。
彼は「オーラが強い」とか「カリスマ性がある」と言われるように、そこにいるだけで場の空気を変える力があるんです。
こうした自然な魅力は、後から磨くこともできるけど、彼の場合は元々内側から出ているのが感じられます。
また、彼には「運」も味方しているんですよね。
つまり、人との出会いや、恵まれた環境が彼の成長に大きく寄与しているということ。
裕福な家庭で育ち、叔父から芸術を学んだ経験が、彼の人生の選択に影響を与えています。
こうした「存在感」「才能」「運」が合わさって、彼は自分の道を切り拓き、海外で自分の居場所や独自の人生哲学を見つけ出していくんです。
自分の哲学を持った人は、どんな困難があっても乗り越える強さを持っていると思います。
そして、ラストシーンはとても印象に残りました。
幼少期の傷を癒すことが、次の一歩を踏み出すための大事な儀式のように描かれていて、大人になって成功しても心の奥に残る傷をしっかりと癒すことで、新しいステージに進めるというメッセージが感じられました。
さらに、主人公の名前「春」とタイトルの「spring」には、四季の始まりである春のように、新しいスタートの意味が込められていて、作品全体のテーマとリンクしているのが面白いと思います。
この作品は独自の視点と構成で主人公の純粋さや存在感をしっかりと伝えており、表現者としての強みや人生哲学の大切さを再確認させてくれる、心に響くストーリーでした。 -
本を紹介する番組で、“構想10年”の話を聞き、興味を持ち、読み始めました。バレエの知識は、まったくです。1〜3章と4章とで、作品の雰囲気が変わった印象を持ちました。それまでは、主人公は、圧倒的天才で、もはや異次元の人みたいな。読み進めると、答え合わせをしているような気になりました。「舞台はディナーのようなもの」というフレーズが納得でした。
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バレエの天才少年、萬春をライバル、叔父、幼馴染の客観的視点からと春本人の主体的視点からなる物語。
バレエに興味があまりない人にはハマらないかも。
淡々としたストーリーだけど、私は嫌いではなかった。
ギフテッドの子たちが「これだ!」と思うもの「カチッ」とハマるものに出会えたら、春のような人生を送れるのかもしれない。
子供の頃、友達の発表会を見たきりで全然無縁だけど、音楽も絵画も小説もバレエの題材になるなんて知らなかった。
「俺はバレエの神様の贄だ」って、すごい言葉だ。 -
あれじゃない。。。って、感覚あるようなないような。そもそも、そこまで考えて生きてない。
主人公の萬春(ヨロズハル)というバレエの天才を、友人視点、彼自身の視点をもって綴られていくストーリー。
主人公の「彼」はもちろん天才だが、周りにも負けず劣らずの天才がいるのがリアリティがある。
専門的な用語が多くて、多少理解でき無い部分もあったが、それを踏まえても全然楽しむ事ができた。
これこそ、作品の純な面白さだと思う。
しかし、それにしても、またか、、、という感じもあったな。。。
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恩田陸の作品
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