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- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480811424
作品紹介・あらすじ
貧しいけれど平和な家庭。やさしい両親-。しかし、どこかに違和感がある。あるとき、ふとしたことから、自分は、両親の本当の子ではないのでは?との疑いがよぎる。成長するにつれて、疑いはますます深まり、ついに確証をつかむ。北へ西へ、父さがしの日々年々が続き、旅の果て行きついた真実は…。作家・水上勉氏の実子として話題をよんだ著者の、驚くべき日々の記録。
感想・レビュー・書評
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作家窪島誠一郎の私小説。
窪島は、本はまったく読まない貧しい養父母に育てられながらも、
文学への情熱を持ち続け、やがて本当の父は文豪水上勉だと知る。
出生の秘密を隠す養父母姿に違和感を感じ、
冷たく当たってしまう心情をも赤裸々につづっているところが印象的だった。
人には、どんな環境で育ってもかわらない生まれ持ってきたものがあるんだなーと感じさせる。 -
父が水上勉であったことを探し当てた物語。
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