いづくへか

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 30
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480814517

作品紹介・あらすじ

真情あふれる珠玉のしらべ。単行本未収録エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • あまりにも切なくて・・・。
    もしも、矢川さんが私の友人だったら抱きしめたかったです・・・。

  • 矢川澄子歿後に編まれた単行本未収録エッセイ集。一番印象に残ったのはタイトルになっている「いづくへか」と題された文章。「いづくへか帰る日近きここちしてこの世のもののなつかしきころ」この与謝野晶子の句を引き合いに出し、自著の『兎とよばれた女』について「作者のいいたかったことは、もしかしてこの<なつかしさ>の一語に尽きるのではなかろうか。」と言う。いやいや、『兎とよばれた女』はなつかしさどころか恐ろしいまでの「恨み節」を感じたのだけれど…。再読しよう。自らを少女と任じ、少女に関する文章も数多く収められている。

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著者プロフィール

東京生まれ。東京大学文学部美学美術史学科中退。著書に『架空の庭』『わたしのメルヘン散歩』、翻訳書に『おばけリンゴ』(福音館書店)、『キスなんて大きらい』(文化出版局)、「ババール」のシリーズ(評論社)ほか多数。

「2018年 『タイコたたきの夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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