女は笑顔で殴りあう:マウンティング女子の実態 (単行本)

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 475
レビュー : 68
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480815194

感想・レビュー・書評

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  • これを読んで、さほど面白がれなかった自分は、ああトシをとったんだなあとつくづく思った。女子同士の「アンタより私が上よ!」というつばぜり合いも、遠くのサル山(失礼)を見るような気持ち。

    思い返してみれば、女子同士に限らず、対人関係でのマウンティングのし合いには心当たりがある。表面上友好的な雰囲気を保ちつつ、相手より優位に立とうというこの心理に、覚えがない人などあんまりいないんじゃないかな。中には結構あからさまな人もいたりして。

    自分はそのトゲや毒を感じないほど「いい人」ではなく、かといって、それに反撃できるほどの強さもなく、情けないけどヘラヘラとやり過ごしてきたクチだ。これは結構現実的な手立てだと思うのだが、いかんせん、ずっとこれをやってると、イヤになってきちゃうのである。アタシ何やってんだろって。

    愛想のないヤツと思われても、うわべだけのつきあいをできるだけ避けて、フラットな態度のできる人を大事にしてつきあうことを心がけているのだが、それがまずまず可能なのも歳をとったおかげだなあと思う。

  • マウンティング
    サルがほかのサルの尻に乗り、交尾の姿勢をとること。
    霊長類に見られ、雌雄に関係なく行われる。
    動物社会における順序確認の行為で、
    一方は優位を誇示し他方は無抵抗を示して、
    攻撃を抑止したり社会的関係を調停したりする。馬乗り行為。(『広辞林』より)

    マウンティング女子とは
    「私の方が立場が上! 」と態度や言葉で示す女子のコト

    肉食女子vs草食女子、
    既婚女子vs独身女子、
    都会暮らし女子vs田舎暮らし女子
    「女の戦い」の実態に、赤裸々な本音で鋭く迫る!

    第1章 マウンティストは笑顔で殴る
    第2章 こんなにいる! ○○型マウンティスト
    第3章 恐怖! マウンティングのなれの果て
    第4章 マウンティングの「攻め」と「受け」
    ―その関係と傾向
    第5章 マウンティングの回避法

    ***
    男子にもいると思うけど
    【人と比べる、張り合う事コトで自分の幸せ度】を確認したい人が
    相手を褒めているようで実はけなしている・・・から

    された方は、その時分からなくても
    もやっと、する

    この本は、会話例が載っているから
    ああーあの時私、マウンティングされたんだーとか 
    マウンティングしちゃったんだ―的な感じで分かる

    やっている方は、笑えないかも←でもやっている方はこういう本も読まないかも

    人と比べてしまう人には あ?心当たりがあるだろう本

    しかし自分の好きなものや大切にしたいものが明確な方は ふーん、そうなもんか、って思うかも・・・。

    ***
    この本を読んでの個人的な気づくとしては


    「人の幸せを一緒に喜ぶより
    堕ち込んでいるのをなぐさめるの方がはるかに楽だ
    人の幸せを喜ぶこと出来ます?」

    的なコトを言った人がいて


    私の中ではうっそー
    ホントに落ち込んでいる人をなぐさめるほうが
    はるかに大変でない?
    そばにいるのも苦痛でしんどいけど?

    ど、いうこと?
    むしろ、相手が幸せなら 気を遣わないで
    言葉でよかったねーって言えるじゃーんと思った


    この本の中に
    何かのコンプレックスを持っていて
    お互いに
    「相手よりも自分の方が幸せだと思いたい!」って
    言う気持ちが根底にあるから みたいなコトが
    書かれていた

    あ!あれは、基本マウンティング女子だったんだなー


    それがあるから 
    相手の幸せを素直によかったねーと言うコトは
    自らの敗北になる訳で 
    それは自分は幸せではない、と認めるコトになって
    言えないのかーと
    あ、そういうコトかーと思った。

    マウンティングしないでも、自分の幸せ基準持ちたいな
    と思った。

    女子との関係性でモヤッてる方にはヒントになるかも

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      マウンティング=暴力回避だと思っていたのですが、、、
      マウンティング=暴力回避だと思っていたのですが、、、
      2014/04/01
    • silenciosaさん
      マウンティング女子とは・・・
      レビュー書いてみました^^
      マウンティング女子とは・・・
      レビュー書いてみました^^
      2014/04/12
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「態度や言葉で示す女子のコト」
      そうなんだ、、、
      踏み台と言うか、下を見て誰かが居ないと安心出来ないのかも知れません(男も同じ)、、、
      ...
      「態度や言葉で示す女子のコト」
      そうなんだ、、、
      踏み台と言うか、下を見て誰かが居ないと安心出来ないのかも知れません(男も同じ)、、、
      「自分の幸せ基準持ちたいな」
      そうありたいですね。
      2014/04/15
  • 「うっわぁこの人達性格悪いな……」が率直な感想。しかしそれほどネガティブな意味合いでなく……なんと手厳しい着眼点!邪悪な女性たちの魔女狩りにも似たあぶり出し!!
    すべての女性がマウンティングの軸の元、人付き合いをしているかのように思えてきます。
    確かにこんな女ばかりではないけどこんな女は一定数いる。
    恋愛、仕事、結婚と、20代女性は常に友人とチキンレース……しかしそれって本当に友人なのか。
    ”おしゃレイプ””クソバイス”はくすっとした。

  • 楽しいはずの女子会、なのに何だかもやもやした気分になる理由…これだったのか!

    会社で、友人間で、地域で、、マウンティングしあわずにはいられない女たち。

    容姿、学歴、人脈、面白さ、経験値、メイク、ファッション、恋愛、結婚未婚、子供関係、旦那のヒエラルキー…

    比べてコンプレックスを刺激しあって口撃しあって…

    あぁ〜分かりたくない!のに…分かってしまう!

  • 図書館にて。
    当たり前だと思っていたことが、こうやって分析されると空恐ろしい気持ちになってくる・・・。
    これも、女が生きていくための術という気もするけれど。いつも本音を言うわけにもいかないし。
    マウンティングで様子を見つつ、本音を言える友達は別にいるというのが健全な気がするがどうだろう?
    余談だけど、この本が発売されてすぐ、マウンティングという言葉だけ独り歩きして、フジテレビのドラマになったりもしたが、ドラマはあからさまなマウンティング、というよりマウンティングありきでパワーゲームみたいになっていて、この本のように笑顔で殴り合うってのが怖いのにな、全然わかってねーなーと思った。
    ホントの殴り合いができたら、逆に簡単なのよってお話なのにね。

  • 人と会った後、妙に疲れて「いらんこと言っちゃったな」とか「なんかモヤモヤするな」とか感じるとき。この本に書かれてることが起きてたのかな―と思う。
    『羨ましがってるようでバカにする』『自虐のようで自慢』『褒めてるようでけなす』、会話の中にこういう匂いを感じると、つい応戦してしまうことがある。
    なんだろうな、ふだん「自分が優位に立ちたい」なんて意識してないのに、そういう気持ちをあえて掘り出されるような会話ってある、たしかに。
    本に書かれてるのは、ちょっと行き過ぎてる気はするけども、ストレートに言わず「笑顔で殴り合う」っていうのは言い得て妙かも。

  • 何故か図書館で予約行列のこの本、読んでみたところ、確かにこういう人いるいるーとは思ったものの、うーん…これを読み切ったときに、何か学ぶところがあるんだろうか、という疑念が拭いきれず、第一章であきらめることにした。

    私、こういう面での鈍感力が高すぎて、もらった嫌味を嫌味と捉えないことがあり(ひどいときは主人に指摘されて気付く勢い…)自分の性格とかについて、あんまり他人の意見を意に介さない傾向もあるので、全然参考にならない感じだった。

    あー、最後まで読めなくてごめんなさい。
    ラジオやテレビだったら、だらだら聞ける範囲の話なんだけど、わざわざ活字で読みたくはないよぅ…(´-ω-`)
    敢えて★をつけるなら、2くらい??

    --

    「私の方が立場が上! 」と態度や言葉で示すマウンティング女子。肉食女子vs草食女子、既婚女子vs独身女子、都会暮らし女子vs田舎暮らし女子……。「女の戦い」の実態に、赤裸々な本音で鋭く迫る!

  • 自分に自信がないのに、生活には(時間的にも経済的にも)余裕があるとこうなっちゃうのかな。「大変だね」の一言。
    仕事や生活が忙しかったら、「聖人」じゃなくても、いちいちこんなことしたりされたりする余裕はないし、されても気にしてられないと思う。
    そういう意味で、30代前半くらいまでの独身女性が一番面白く読めるだろう。
    子どものデキとか夫の出世とか、女の世界、いちいち比べる人はきっといるだろうけど、(年寄りになると孫がいないと肩身が狭いともきくし)、「もうそんなことどうでもいいわ」という人も増えると思うので、こういう世界に住んでる女性もいつかは抜け出せると思って辛抱してください。
    人と比べないと自分の幸せがわからないという人生を歩み続ける人も一定数存在するわけだけど、そうはなりたくないと思わないと抜け出せませんよ。
    著者二人は抜け出せたから、客観的に分析できてるわけだし。

  • 臨死!江古田ちゃんの瀧波ユカリ先生と犬山紙子先生による対談集。マウンティングの概念に目から鱗でした。やってるしやられてる!女子会苦手なのこれが理由だ!とひとりで納得した(笑)女友達とたまにすごく遊びたくなるけど、基本人と会うのはそんなに好きではないのは、人と会った後でいつももやっとしたものが必ずあって、なんでだろーと思うからなんだけど、それがどうやらマウンティングした・されてたらしい。いやでもこれ、女友達に限らないかも。男友達でもあるかも?
    とにかく勉強になったというか、すっきりしました。

  • タイトルはもちろん、帯もなかなか刺激的。
    「私の方が上ですけど?」

    相手よりも自分の方が優位に立っていると実感したい……男女問わず誰にでもある感情だと思います。
    相手を相対的に落としたところで、自分のポジションが上がったわけではないんですけどね。
    人を貶めてるだけでいい女になったわけじゃないよ、アンタはダメ出しばっかりしてるだけでただの嫌な奴だよ!と過去の自分も含めて何人かの知人女性に言ってやりたい衝動に駆られました。

    結局は「羨み」「ねたみ」などの感情が「マウンティスト魂」を生み出すのだ、というごくシンプルな結論に行きつくのでしょうか。
    終盤に登場する「聖人」の域に達してしまえばマウンティングされるのはもちろん、してしまう事もないんでしょうね。
    上手く応用すれば本文にはない「専業主婦×兼業主婦」「子持ち×子無し」更には「男の子ママ×女の子ママ」などの対立にも使えるかも?

    最近はこの「マウンティング」という単語が独り歩きしているとも言われていますが、この何とも表現しがたい小競り合いに名前を付けた事には大きな意義があると思います。

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著者プロフィール

漫画家。1980年、北海道札幌市生まれ。2004年、月刊アフタヌーンで四季大賞を受賞しデビュー。『臨死!!江古田ちゃん』『あさはかな夢みし』『ありがとうって言えたなら』などの漫画作品の他、『はるまき日記』『女もたけなわ』などエッセイも発表している。

「2017年 『自分を好きになろう うつな私をごきげんに変えた7つのスイッチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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