世界マヌケ反乱の手引書: ふざけた場所の作り方 (単行本)

著者 :
  • 筑摩書房
3.31
  • (1)
  • (4)
  • (10)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 133
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480815330

作品紹介・あらすじ

国や大企業に頼らず、金をあまり使わないで楽しく生きる奴らが、交流する場所を作って繋がり、世界をひっくり返す愉快な方法! 帯文 いとうせいこう他

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 社会

  • 自由を謳歌しつつ、権威・権力に縛られず、以下に生活を成り立たせるか。そんな自身の体験を交えて紹介される。
    そして読後、自由を得つつ、きちんと生活することは、なかなか困難なのだと再認識させられる。
    自由な生活。これを両立させるのにはそれなりの労苦を伴うものだ。
    真の自由を獲得するのも、自由の少ない社会に縛られた生活をすると同等の努力と根性は必要だということ。

  • あー最高!特に最後のほうの、独自の通貨と国際バカステーションを作ってしまう発想が面白すぎた。

  • ブログ更新:『世界マヌケ反乱の手引書 ふざけた場所の作り方』松本哉
    http://earthcooler.ti-da.net/e9327404.html
    マヌケはマヌケにふさわしい場所に集ってこそ、そのマヌケぶりが顕在化する、だからそのための「ふざけた場所」が必要である。ということが、本書では説得力をもって書かれている。

  • ますます生きづらくなる世の中、反撃ののろしを上げるためのマニュアル本? お金をかけずに集まれる場所を作り、あとは周りから追い出されない程度に大騒ぎをする・・・ 圧倒的な資金力と「世間の常識」に守られた資本主義に小さなひび割れを入れていくことでいつの日か鉄壁の防御壁も崩れ落ちる・・ いつの日でしょうね。様々な実例が提示されていますが実現するためにはそれなりのアクティビティとコミュニケーション能力が必要で、誰でも実現可能な方法ばかりではないようです。説得力のあるオルタナティブになっているかというと・・・どうなんでしょう。とりあえず「生きづらさ」から逃れるためには参考になりますかね。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

一九七四年生。一九九四年法政大学入学後、一九九七年「法政の貧乏くささを守る会」結成。学食闘争やくさや闘争などを展開したのち「全日本貧乏学生総連合(全貧連)」を結成。二〇〇一年「貧乏人大反乱集団」結成。二〇〇五年高円寺にリサイクル店「素人の乱」をオープン。六本木ヒルズでの「クリスマス粉砕集会」、放置自転車撤去に反対する「俺のチャリを返せデモ」、中古家電売買規制に反対する「PSE法反対デモ」、土地所有に反対する「家賃をタダにしろデモ」、二〇〇七年杉並区議選立候補など、既成の運動概念にとらわれない自由で創造的な行動が注目を集めている。

主著:『貧乏人の逆襲!—タダで生きる方法』(筑摩書房、二〇〇八年)、『貧乏人大反乱』(アスペクト、二〇〇八年)、『素人の乱』(共編、河出書房新社、二〇〇八年)、『さよなら下流社会』(共著、ポプラ社、二〇〇八年)

「2010年 『グローバル化に対抗する運動ともうひとつの世界の可能性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松本哉の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×