老人力

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 156
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480816061

作品紹介・あらすじ

老人力とは物忘れ、繰り言、ため息等、従来ぼけ、ヨイヨイ、耄碌として忌避されてきた現象に潜むとされる未知の力である。

感想・レビュー・書評

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  • 2016/01/07 読了

  • 笑った。激しく脱力した。

    いつもながら赤瀬川師匠のアイディアは面白い。

  • ところどころ、ふふっとなる。しかしこれも老人力ゆえか、ひとりよがりなところもあり、ちょっと退屈する場面もあった。巻末のインタビューは秀逸。究極の現場は戦争。やっちゃ困るけど、過酷な体験は必要。

  • 若い人にはパワーあるんだろ、がんばれや、とどやしつけるじーさん、ばーさんが、弱くなったのは老人力が高まったからだよ、なんて開き直りされると困る。ほんと困る。若者の無気力を肯定的に捉ええるのと同じ理屈なんでね。

  • 年齢不相応に若いことではなく、衰えてゆく事を侘び寂びと捉え「老人力」と定義。
    パワーそのもののことや、アンチエイジング的なイメージを持つこと自体、老人力の欠如ということか。
    「宵越しの情報はもたねぇ」、なんて、粋じゃないですか。

    翻ってわたくし、しばらくは「中年力」をつけることに邁進し、来たる「壮年力」、「老人力」に備えようと決意いたしました。

  • ほのぼの感じが
    善いぞ。

  • まだまだ知らない「作家」や「作品」が、いる、あるということを
    思い知らされた本。出会えて、良かった。
    「老人力」。この言葉は以前から知っていたが、
    赤瀬川原平氏の言葉だとは知らなくて、
    読んでみて、その「老人力」の『物忘れ・イズ・ビューティフル』、
    の前向きな凄さに圧倒されてしまった。
    自分はまだまだひよ子だ(笑)。
    その「老人力」の域に辿り着くまで、
    どれくらいの年月を生きることになるのか、
    それが楽しみになって来た。

  • 自分の座右の書である。

    「忘れっぽくなった」「怒りやすくなった」「動くのがつらくなってきた」等々、老人特有のネガティブな現象を、『老人力がついてきた』と、ポジティブに考えるという逆転の発想。

    確かに、力を加えるのは簡単である。全力で力めば良い。
    しかし、それがいつも良い結果を出すとは限らない。全力で荷物を持ち上げたらどこかを痛めた、全力でバットを振ったらファール、その他もろもろ、むしろ適度に力を抜くことが大事な事がままある。

    そんな時にこそ『老人力』が役に立つ。老人になることは、力を出せなくなったのではなく、力の出し方を学んできたということ。つまりは老獪さ。

    まあそんな感じ。
    詳しくは読もう。

  • 既読。
    老いることを「老人力がついた」という。赤瀬川さんと仲間たちの発想がすばらしい。生きることは最後の最後まで楽しみとしたい。

  • まず、真っ赤に金の文字という装丁に抵抗があり、

    手に取るには少しの勇気が必要でした。

    老化とういうイメージを覆す!

    ・・・・・・ん~、言いすぎでしょうか。

    老いてしまう事はマイナスに考えてしまいがちだが、それを逆手にとってプラスにかえてしまう。

    とりあえず、両親へ一読するよう勧めてみよう。

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著者プロフィール

赤瀬川原平(あかせがわげんぺい)
1937年横浜市生まれ。本名・赤瀬川克彦。愛知県立旭丘高等学校美術科卒業、武蔵野美術学校油絵学科中退。画家・作家。60年代はネオ・ダダ、ハイ・レッド・センターに参加、前衛芸術家として活躍する。70年代は、『櫻画報』などでパロディー・漫画作品を発表。1979年作家・尾辻克彦として執筆した『肌ざわり』で中央公論新人賞、81年『父が消えた』で芥川賞受賞。86年路上観察学会創立に参加。その後ライカ同盟、日本美術応援団を結成。
主な著書に『オブジェを持った無産者』『超芸術トマソン』『カメラが欲しい』『赤瀬川原平の名画読本』『正体不明』『新解さんの謎』『老人力』『四角形の歴史』『東京随筆』など他多数。2014年10月「尾辻克彦×赤瀬川原平 文学と美術の多面体」展(町田市民文学館)「赤瀬川原平の芸術原論 1960年から現在まで」展(千葉市美術館)開催。同月26日逝去。

「2018年 『赤瀬川原平 カメライラスト原画コレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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