センス入門

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 1443
レビュー : 140
  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480816726

作品紹介・あらすじ

「センスのよさ」は生きていくための切り札です。「暮しの手帖」編集長・松浦弥太郎が教える新しいあなたの作り方。

感想・レビュー・書評

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  • 何度も読み返したい1冊。
    センスの良い人になりたくて、手に取った。
    しかし、そもそもセンスとは何か、何故センスの良い人に人は惹かれるのか、その問いに答えられない自分に気づいた。
    なかなか長い旅になりそうだけど、まず勧められたことを試してみることを始めてみよう。

  • センスを磨くためには「心がけが大事」ということが柔らかく語られている。「『センスの良さ』とはとどまることをしらないバランス感覚」という下りは、どことなく腑に落ちるものがある。

  • 欲しい本が売ってなくて代わりに買ったら当たりだった。また会いたいと思う人はセンスのいい人。わたしもそう思う。

  • この本を読む前は
    自分はセンスがないので、センスを身につけたい
    と思っていました。

    この本を読んで私は、
    センスとは社会に選ばれる生き方。考え方。見え方。
    だと気づきました


    今後、
    来年年の目標はセンスを磨く
    自分のスタンダードを洗い出す。
    実行することにします

    センスは知識から始まる
    ニューヨーク式センスを磨く
    随筆衣食住
    図書館で読む。

  • 自分が好きな本、音楽、アートなどを、人から「センスがいい」と褒められるとうれしい。なぜなら、モノではなく、モノを選択した自分を褒められているからである。

    「それどこで買ったの?」や「その発想はなかった」と言われるのも、「センスがいい」の変形である、とわたしは思っている。それならばよく言われる、という人がたくさんいるはずだ。

    「センスがいい」という言葉を使う人もまた、センスがいいと思う。「センスがいい」とストレートに言われたことは今でもはっきり覚えていて、そう言ってくれたの人のことをぐんと好きになった経験があるから、より一層そう思うのかもしれない。

    だが、改めて「センスがいい」とは何か、と聞かれると、言葉につまる。そもそもセンスとは何か、ということから考えなくてはならない。さらに、どうしたらセンスが磨かれるのかも知りたい。

    というわけで、松浦弥太郎の『センス入門』を読んだ。


    ◇センスとは
    「何を選ぶか」「どう判断するか」という能力。たくさんの人に幸せを与えられる選択をするちからである。

    ◇「センスがいい」とは
    たくさんの人が好印象を抱く人のことや、「ひらめき」「気づき」が仕事に発展すること。

    ◇センスの磨き方
    みんながいいというものや、誰かがすすめてくれたものは、時間が許すかぎり経験する。経験することで、情報が増え、センスのよさが築かれる。失敗もそのうちの一つだ。その失敗が自分の情報となって、センスを磨いてくれる。また、重要文化財を見たり、プライベートミュージアムでセンスのいいものに触れるという方法もある。

    ◇結論
    結局、センスのよさとは、生きていくことのすべてである。人づきあい、話し方、時間の使い方、お金の使い方、自分の生活も含めて全部にセンスのよさが必要。だから、センスのよさとは、バランス感覚ともいえる。


    センスって感覚的なものだと信じて疑わなかったけれど、センスは経験を重ねることによって身につくということは、新発見だった。自ら足を運び、肌で感じたり、物や空間を見る。人が良いというものを、読んだり聴いたりしてみる。そこでたとえ失敗したとしても、繰り返していくと判断力がつく。何事も恐れずチャレンジすることが大事なのだと思った。

    p29
    たくさんの人が好印象を抱くような人こそ、センスがいい人と言えるのでしょう。

    p41
    僕がいつもとても強く意識しているのは、 自分は選ぶ側ではなくて、それ以前に選ばれる立場にいるということです。「自分はこの人と友だちになりたい」ではなくて、たくさんの人のいるところで、他の人に、「この人と友だちになりたい」と思ってもらえる人でいたい、ということです。選んでいるつもりでいた自分というのは、じつはいつも人から選ばれている立場にいたわけです。
    そのためには、すくなくとも好印象をもってもらえる努力をしなければならないと思います。それが好印象ではなく、よくも悪くもない程度の印象だったら、結局は選ばれないからです。
    仕事でも人間関係でも、つねに自分は人から選ばれているんだ、というとをあなたはもっと意識すべきだと思います。

    p44
    人は、選ばれる自分というものを意識したときに何かが変わります。無意識に選ばれない自分を受け入れてあきらめるのではなくて、選ばれる自分をめざすということが、心を開くということにつながるからでしょう。

    p45
    だからもし自分を選んでもらいたい、認めてもらいたいと思ったら、まず自分がまわりの人たちを認めましょう。よく見れば、まわりの人にも素敵な部分、よい部分を見つけることができるはずです。そうすれば自分のことを認めてもらえるでしょう。
    何度も繰り返しますが、してもらいたいことがあったなら、自分が先にそれをしない限り、誰もしてくれません。選ぶということは認めてもらうということですから、自分が選ばれたのなら、まずは自分がまわりの人を認めることです。

    p51
    みんながいいというものや、誰かがすすめてくれたものは、時間が許すかぎり経験しておくべきだと僕も思います。それをするかしないかの差は、本当に大きいと思います。
    体験してみての失敗・成功、良い・悪いはあまり関係ないのです。どっちでも自分の身につくことになるのですから。経験とは情報を増やしていくことですから、そういうことの繰り返しで、ようやくセンスのよさというのは築かれていくのです。

    p66
    美徳ということばを、辞書で引いて調べてみると、「人に尽くす」とか、「人に対してすなおに生きる」とか、「自分自身にとても正直にすなおに生きる」と言うような意味だそうです。つまり美しい生き方とか、すなおな生き方とか、すなおな心、というのが美徳だと思うのですが、それは結局、僕の考える「センスがいい」ということにとてもよく似ていることを発見したわけです。

    p77
    ときには失敗もするでしょう。でも、その失敗が自分の情報となって、センスを磨いてくれることになるのです。

    p119
    「知らないこと」の格差は、じつは意外と大きいものです。別に知らなくても、生きていけるし、一生を終えることができるのですが、それでもやはり知っておくべきこと、というものがあると僕は思っています。読むべき本とか、聴いておくべき音楽とか、見ておくべきアートとか、行っておくべき場所とか。

    p122
    本に限らず、理屈抜きで、自分は本当に「この人はセンスがいいな」と思ったら、その人が何を見ていたか、何を読んでいたか、何を聞いていたか、それをよくよく調べてみるというのは大切だと思います。

    p130
    チャンスというのは、とても平等です。ただ、「今がちやんすだ」というのに気がついて、そのチャンスに自分が即答できるかどうかは、その人の勇気しだいです。

    大切なのは即答力です。

    p133
    勇気を持つこと、そして、いつも好奇心を持ち続けること。どの瞬間も好奇心を絶やさず、自分が何を学ぶべきかということを見つけ出せる人でいることです。
    さきほど重要文化財をできるだけ見るという話をしましたが、素敵なものに自分が関心をもって触れていれば、この好奇心は自然と身につくはずだと思います。肌で感じたり、物や空間を見たり、読んだり聴いたりしてみると、小さな発見がたくさんあって、自分がどう生きればいいかを教えてくれるはずです。

    p139
    人の話を聞いて、それをすなおに受け取り、それで自分はどう思うか、を新しい気持ちで考えてみるとき、よく変化は訪れます。つまり自分の考え方と人の意見がどのような化学反応を起こすかということではないでしょうか。

    結局、センスのよさとは、生きていくことのすべてなのです。
    おしゃれな格好をしていればセンスがいい、ではなくて、人づきあいとか、話し方とか、時間の使い方とか、お金の使い方とか、自分の生活も含めて全部にセンスのよさが必要です。何かひとつがよくてもだめなのです。だから、センスのよさとは、とどまるところを知らない、バランス感覚なのだと僕は思います。言ってみれば、毎日毎日働いて形を変えているみたいな感じですよね。けっして止まらないというか、いつも成長しているというか、変化している、そういう自分であるということは大切だと思います。

    p155
    はじめは、好奇心をもって、素敵なものや美しいものを見つけて、よく見て、よく触れて、真似てみる。そして、自分のもとにめぐってきた幸運は、ほかの人にも受け渡していくことです。それしかセンスのよくなる方法はありません。
    さらに、何度も繰り返しますが、失敗をいっぱいすることです。失敗は最良の起爆剤になりますから。最初からすべてをできる人はいない、でもたくさん失敗しているからこそ、あきらめない気持ちがもてるのです。

  • センスが良くなりたい、と常々思っています。
    センスを鍛えることは、真似ること、学ぶこと。
    心を開いて、日常から学び続けること。

    エッセイ形式で、とても大切なことをシンプルに言葉にしています。おすすめ。

    Stay Open。

  • 読むと背筋が伸びる一冊。
    何にでも興味をもって体験してみる松浦氏の姿勢は私自身も常に心がけていることであるが、実践はなかなか難しい。
    今はネットで簡単に情報が手に入る時代なので、体験しなくてもある程度語れてしまったりするもの。
    でも生の体験がないとやっぱり「浅いもの」で終わってしまう。そして語っている本人はそれに気がつかない。それはそのままその人の「浅さ」に繋がると思う。
    知らなくて失敗する事もあるかもしれないけれど、それも大切な経験。失敗したからこそうまくいったときの喜びはより大きくなるし、説得力も増す。
    説得力が増せば「センスは独り占めしない」の項にある通り、人に伝え、渡り、経済の活性にも繋がる。

  • センスって何なのか。
    センスの良い人とはどんな人か。
    センスを磨くために、何をすればいいのか。

    松浦さんの文章はシンプルで読みやすいから、心にどんどん染み込んでくる。

    センスとは、美徳。
    自分がされて嫌なことはしない。
    自分が人からしてほしいことは、まずは自分から人に施す。

    センスの良い人というのは、選ばれる人。
    この人と話したい、仲良くなりたいと思われるような人。
    人から聞いた話や、ネットの情報ではなく、実際に自分で体験したことを話せる人。

    センスの磨き方。
    まずは何より、色々なことを実際に体験すること。
    失敗も糧になる。
    一歩踏み出す勇気を恐れず、好奇心を一度きりのチャンスだと思って、逃さず掴むこと。

    かっこいい人になりたい、憧れる人になりたいと漠然と思っていたが、それを言葉ではっきりと認識させてくれた本書。
    自分の手元に置いておき、モチベーションを上げたいときに読み返したい。

  • 著者の言う「センスの良い人」は自分の信念を持ち、お金や時間の使いどころを知っている人のことを言っているように感じた。

  • センス入門といっても服の選び方とかそういうのじゃないです。日頃の心の持ちようとか考え方とかそういう内容です。なるほどなーって思えること多かったです。気持ちが落ち込んでる時って前向きなこと書かれても(そんなきれいごとばっかり…)って思っちゃうこともあるし、常に「きれいごとはきらい」って言ってる人もいるけど私はいわゆる"きれいごと"を読んだり耳に入れたりすること大事だと思う。気持ちが前向きになれた時に絶対進む方向のヒントになるから。人生の時々にパラっとめくりたくなる本です。

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著者プロフィール

1965年、東京生まれ。18歳で学校をやめて渡米、古書店にインスパイアーされて帰国後m&co.booksellersを立ち上げる。『暮しの手帖』編集長、クックパッドを経て、現在はコンサルタントや自らのブランドの商品開発、執筆活動などを展開。著書に『100の基本 松浦太郎のベーシックノート』、『しごとのきほん、くらしのきほん100』、『くらしのきほん100の実践』、『泣きたくなったあなたへ』、『人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方』、『期待値を超える』など。

「2021年 『仕事のためのセンス入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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