- Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480832078
感想・レビュー・書評
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『猫語の教科書』の姉妹編。
こちらは猫たちが紡いだ詩を収めた1冊です。
原題は「Honourable Cat」(あがめよ、猫を!)
猫好きの心をくすぐるタイトルではありませんか!
普段の生活の一幕でも、猫たちの目線で見ると味わい深いなぁと思います。
のら猫、家猫、子猫にボス猫…詩を作る猫たちもさまざまで、無邪気な詩もあれば神秘的な力を感じさせる詩もあります。
「猫のことばがわからないなんてどうかしてるわ!」
「おごりこそ、永遠ですのよ」
「ぼくは世界の中心だから」
…などなど、きっと我が家のにゃんこも心のどこかで思っていそうだなぁ、と思いながらにんまり。
そんな中で特に好きな部分が次の引用。
「そう、わたしはあまやかされた役立たずよ。まちがいないわ。それで、そういうのが、気に入ってるの」
こんなセリフを読むたびに、さらににゃんこが可愛く見えてしまうのだから、猫の魔力は強力です。 -
猫たちによる気品ほとばしる詩集。ネコチャかわいいよ。。。巻末のギャリコのエッセイには猫愛と猫崇拝にあふれている。
【さらに猫のゴロゴロほど心を満たしてくれる音が、他にあるだろうか。これを上回るのは、きげんの良い猫がゴロゴロいいながら鳴くときの、いわゆる「ゴロゴロニャーン」だけだろう。これを譬えれば、天上の音楽というところか。】
【やれやれ、いくら言葉をつくしても、猫の美しさを表現できない。何とも言えない趣きがあって、崇高で、悲劇的で、喜劇的。均整、至高性、威厳、あらゆる魅力を備えていて、優雅。一言で言えば、猫は、ああ美しい……。】
かのウォルト・ディズニー御大がギャリコの小説「トマシーナ」の映画撮影に取り組んでいた際のエピソードも話されていて、それがまた愉快のなんのって。リハーサルでは問題なく成功していたのに、主演を演じる茶トラの猫ちゃんが本番では決して指示通りの動きをしてくれずウォルト・ディズニーをブチ切れさせたというのは、いかにも猫らしい気まぐれ加減で微笑ましく誇らしい。
ハァ、猫がこの世に存在していてくれてほんとうによかったよ。 -
あの「猫語の教科書」に姉妹編があったとは!
猫を見ていると、勝手に台詞をつけてしまいます。「眠いんだから邪魔するな!」とか「何か見つけた、なんだこれ?」とか。人間の言葉に置き換えて、理解したふりをしたくなるんですね。しかし文筆家はそれで終わりにはしません。短くてもひとつの物語を感じるような文章にしたてあげます。遊びを楽しんでるかと思えばハードボイルドが出てきたり。マザーグースみたいなリズムのある作品があるかと思えばブレイクの詩のパロディがでてきたり。もう、「うそニャン」とかいうな!可愛いすぎる!と悶えまくります。
巻末に猫に関する著者の考察は鋭くもユーモアに溢れていて、笑っちゃうやら反省するやら。猫はお返しをするなんて約束をしていない、とか、猫派は計画的にネズミをいたぶりはしない、等々猫を介して人間のだめっぷりが浮かび上がってくるようです。つい「猫は可愛いから何をしても許される」なんて思い上がった発言をしてしまうのですが、いけませんねぇ。人間のような生き物は猫に奉仕させてもらえるだけありがたく思わなくては(?) -
猫派による猫と猫派のための詩集?
そこのけそこのけ、子猫が通る
が、好きです -
ちょっとした詩集みたいな感じ。猫語の教科書みたいなユーモアを期待するとちょっと肩透かし。しかしこれはこれでいい。
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ネコ。写真。詩?
ただただカワイイ。
「待ってるの」が特にカワイイ。 -
猫語の教科書に続いて、こちらも読んだ(≧∇≦)
ついに昨夜は夢にまで出てきた(((o(*゚▽゚*)o)))
ただ、ニャーニャーないてるだけだったけど。
おはようございます。
猫って、とっても魅力的 ですよね♪私も、この本、読んでみたいです。 ♡
りまの
おはようございます。
猫って、とっても魅力的 ですよね♪私も、この本、読んでみたいです。 ♡
りまの