82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480832115

感想・レビュー・書評

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  • 話題になったとのことで題名と表紙だけ知っていて、予備知識なしで読んだのですが、読み進めるのがとても苦しかった。

    ・韓国における女性の社会的な位置付けや扱われ方の歴史、現在にも依然として残っている差別や蔑視は人ごとではない。日本社会もほぼ同じだと思う。

    ・自分も女性として、共感や理解できる部分は多かったが同時に、男性側の視点や言い分がないのが気になった。身体的、精神的な違いを理解し、助け合って生活していくためにも、男性が感じる生きづらさや意見も積極的に聞いて、もっと対話をしないといけないと思う。
    本書のように女性側の意見を一方的に示すだけでは、より一層敵対構図が深まってしまうのではないかと感じた。

  • 軽め小説?に多少及ばない
    かかった時間80分くらい

    韓国版の2ちゃんねる(いまは5ちゃんねる)生活板。それ以上でもそれ以下でもなし。

  • 翻訳が下手なせいか、何もかも説明的で読みづらい
    フェミニズム小説というには、なんていうか、弱すぎる。

    韓国語の原書で読みたい

    映画は、とても観てみたいです。

  • 韓国でベストセラーか、と思い借りて読んだが、うーんいまいち。
    一人の82年生まれの女性が幼少期からいかにジェンダー差別を受けているか、母親世代、祖母世代の話も混ぜて繰り広げられる。
    日本人からしたら今更感だし、普通の女性に焦点を当てているため、物語にあまり起伏は無い。まぁ、共感は得られるかもしれないが、小説としては面白くはなかった。
    あと、常に名前の最後に「氏」と付くのが気になる。姓名どちらも記載している理由はあとがきで女性が名字が変わらないから、一人の人として確立するために名字も載せたとあるから理解できるとして、「氏」は違和感でしかない。

  • 韓国と日本の考え方の違いで共感できる部分が少なかったと個人的には思う。

    クライマックスはなく、単調に進む話でそのまま終話。サビのない曲。

    女性の苦しさと理想が男性に当てられているよう感じた

  • よくわからない。ピンとこない。おもしろくない。興味ない。

  • 社会問題(女性蔑視)を描いた作品

    個人的には社会問題を事実的に取り上げる作風が好みではなかった。
    また翻訳だからか少し硬い印象で小説ならではの空気感や余韻がなかった
    韓国の社会問題の背景を知っている者なら誰でも書けそうなイメージ

    文章は読みやすく速読できる文調と量が良い

  • 韓国の女性問題というのが一昔前の日本の姿に似ており、興味深い。

  • 82年生まれ、キム・ジョン
    チョ・ナムジュさん。

    話題の本。なので、読んでみた。
    男尊女卑。
    女性蔑視。
    問題作。


    わたしには、そこまでの共感はできなかった。

著者プロフィール

チョ・ナムジュ:1978年ソウル生まれ、梨花女子大学社会学科を卒業。放送作家を経て、長編小説「耳をすませば」で文学トンネ小説賞に入賞して文壇デビュー。2016年『コマネチのために』でファンサンボル青年文学賞受賞。『82年生まれ、キム・ジヨン』で第41回今日の作家賞を受賞(2017年8月)。大ベストセラーとなる。2018年『彼女の名前は』、2019年『サハマンション』、2020年『ミカンの味』、2021年『私たちが記したもの』、2022年『ソヨンドン物語』刊行。邦訳は、『82年生まれ、キム・ジヨン』(斎藤真理子訳、ちくま文庫)、『彼女の名前は』『私たちが記したもの』(小山内園子、すんみ訳)、『サハマンション』(斎藤真理子訳)いずれも筑摩書房刊。『ミカンの味』(矢島暁子訳、朝日新聞出版)。『ソヨンドン物語』(古川綾子訳、筑摩書房)が近刊予定。



「2024年 『耳をすませば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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