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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784480837301
作品紹介・あらすじ
山野井泰史さん
「なぜ僕は狂ったように山に登っているの? この本は答えてくれている。
僕の山への冒険心が再び始動しました。」
角幡唯介さん
「山を見たときに感じる心の震え、気持ちの昂ぶり、そして不安と葛藤。あの山からの呼び声こそ人類の知を深め、科学を前進させる原動力だったのだ。」
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山を愛する気持ちはどこから来たのか? なぜこれほど多くの人が、命をかけて山に登らなければならないと思うのか? ただの岩と氷の塊にすぎないものに、尋常ならざる執着を抱くのはどうしてなのか? 人びとが山をどのように捉えてきたのかをつぶさに見つめ、登山者の精神史をえがいた山岳ノンフィクション。
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「この本は一般的な登山史のように登山家の名前や年号、あるいは山名やその高さを扱うのではなく、感覚や感情や考え方に注目する。いってみれば、この本が扱うのは本来の意味の登山の歴史ではなく、イマジネーションの歴史である。」(第一章より)
感想・レビュー・書評
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特に西洋における高所登山や山岳地帯というものがどのように
捉えられてきたか、その変遷を自身も山登りをする著者が描き出す。
現在、低山、高山、夏山冬山、トレッキングから冒険的クライミングまで
難易度を問わず、山でのレジャーは人気のアクティビティになっているが、
たった数世紀さかのぼると、山に対する人々の考え方は全く異なる。
18世紀より以前なら伝説的登山家ジョージ・マロリーは精神疾患があると病院にぶち込まれててもおかしくなかったのだな、と。
私自身も山登りが趣味で、山でケガしたことも死ぬかもしれないと思ったこともあるので、エドワード・ウィンスパーという登山家の「望むなら登ればよい。」「しかし、銘記すべきは勇敢さも強靭さも慎重さなしには無に等しいこと、そっして一瞬の過失は生涯の幸福を損なうことである。何ごとも急いではいけない。一歩一歩によく注意すること。そして、始めから終わりがどうなるか考えておくこと」という文章を胸に刻んでこれからも山に行こうと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1. エヴェレスト登山の背景
- エヴェレストの存在とその探検の歴史を振り返り、登山者たちの挑戦がどのように進化してきたのかを述べる。
- マロリーとアーヴィンの登山に関する詳細が記述され、彼らの遭難についての研究も行われている。
2. 登山の困難と挑戦
- 登山中の厳しい環境条件(低温、高度、強風)について説明。
- 特にマロリーの初挑戦時の過酷さとその影響について詳述されている。
- 過酷な状況下での身体的・精神的な疲労と、それに伴う手紙の記録。
3. 山の美しさと人間の想像力
- 山が持つ美しさと、その美しさが人間の心に与える影響について考察。
- 山が人間の感情や文化に与えた影響を、歴史的背景を交えて説明。
- 山の存在がどのように人々の心に根付いているのかを探る。
4. 地質学と山の理解
- 地質学の発展がどのように山の理解を深化させたかについて記述。
- 山の形成過程や、時間の経過によって変化する自然の姿についての考察。
- エルゾーグとソシュールの研究が、山の見方にどのような影響を与えたか。
5. 人間の探求と山の役割
- 登山が人間の探求心や冒険心をどのように刺激してきたかを示す。
- 山が人間にとっての挑戦であると同時に、精神的な成長の場でもあることを強調。
- 登山におけるリスクとその美化の現象を考察。
6. 死と山の神秘
- 山での遭難や死亡の美化に関する社会的視点。
- 登山者たちの死が、どのように神話的な物語として語られるか。
- 家族や愛する人々が受ける影響、そしてその悲しみについての考察。
7. 現代の登山文化
- 現代における登山の人気とその文化的側面について。
- 登山がもたらすリスクとその管理方法についての意識の変化。
- 登山の経験が人々にもたらす喜びと恐怖の二面性を探る。
8. 未来の登山と倫理
- 登山の未来に向けた展望、特に環境への配慮と持続可能性。
- 登山者としての倫理観、そして自然との関わり方についての議論。
- 山に対する新たな感受性がどのように発展するかについて考察。
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