『チャタレー夫人の恋人』と身体知 精読から生の動きの学びへ

  • 筑摩書房 (2010年5月1日発売)
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感想 : 3
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784480838117

感想・レビュー・書評

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  • なんだラカンの話か。

  • これは興味深い。猥褻小説として毀誉褒貶の激しい『チャタレー夫人の恋人』翻訳者自らが表現の音韻分析まで踏み込みながら、本書がいかに観念と肉体を結び付け、身体性と言語的思考の接続へ踏み込もうとしたのかを精読により明らかにしていく。何より興味深いのが、最後に紹介される著者の行ったワークショップだ。朗読やダンスのトレーニング、他者と「触れる」セッションを通じた上で前書の解釈を行っていくこの試みは、読書を私たちの知っている読書の向こう側へ、読むことと経験することを結びつける身体知の可能性を切り開こうとしている。

  • 著者の文学の授業用テキストとして去年購入。武藤先生の授業は面白かったなぁ。おしくらまんじゅうとかしたね。授業中にね。ね。

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著者プロフィール

武藤 浩史(むとう・ひろし):1958年東京生まれ。英国ウォリック大学大学院博士課程修了。慶應義塾大学大学名誉教授。専門は英文学。

「2025年 『海とサルデーニャ 紀行・イタリアの島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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