最澄・空海 (日本の仏教思想)

制作 : 渡辺 照宏 
  • 筑摩書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480841568

作品紹介・あらすじ

対訳による2大師の代表著作。伏して願くは、解脱の味独り飲まず、安楽の果独り証せず。法界の衆生と同じく妙覚に登り、法界の衆生と同じく妙味を服せん。(最澄・願文)。凡そ、今の人、若し心決定して教の如く修行すれば、座を起たずして三摩地現前し、於是に本尊の身を成就すべし。(空海・秘蔵宝鑰)。

感想・レビュー・書評

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  • おかざき真里「阿・吽」つながりで。最澄「願文」と空海「秘蔵宝鑰」序文が読みたくて。「生ける時善を作さずんば死する日獄の薪と成らん」(「願文」より)/秘蔵宝鑰のほうは、リズム感がここちよい。「悠々たり悠々たり太だ悠々たり」「杳々たり杳々たり甚だ杳々たり」「知らじ知らじ吾も知らじ」「思ひ思ひ思ひ思ふとも聖も思ふこと無けん」「生れ生れ生れ生れて生の始に暗く」「死に死に死に死んで死の終に冥し」。「摩尼と燕石と驢乳牛醐と察せずはあるべからず。察せずはあるべからず。」(宝珠とまがいもの、ロバの乳と牛の最上のバターとの区別をよくよく知らなければならない)。

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