思考の用語辞典

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480842534

作品紹介・あらすじ

哲学の概念を用語から解説した辞典。ギリシア哲学以降の哲学の概念100を収録。各項目は50音順に配列し、日本語と用語の英語表記と概念の解説を収載。巻末に見出し項目および関連項目の50音順事項索引を付す。

感想・レビュー・書評

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  • まさに語りかけるような、語り口。
    見開き二ページを丸々使い切って「真理」「存在」「概念」といったいかにも、な単語から、「熱いと冷たい」「鏡」「光学」「まなざし」などらしくない言葉をキーワードに、その概念の意味、位置、問題を提示していく、「用語辞典」。
    哲学の言葉、人名に全くなじみが無くても、気になるキーワードをめくっていくうちに、自分の中に「哲学」が生まれていくのが解った。
    この本で気になった哲学者、思想家を「逆引き」しても良いだろうし、哲学史を俯瞰できるようになってから戻ってきても新鮮な発見があるかも知れない。

  • 哲学書に思えぬ語り口。トピックに分かれていてとても読みやすい。

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著者プロフィール

中山 元(なかやま・げん)
1949年生まれ。東京大学教養学部中退。思想家・翻訳家。著書に『思考の用語辞典』などが、訳書にカント『純粋理性批判』、ハイデガー『存在と時間』などがある。

「2022年 『道徳および立法の諸原理序説 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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