忘却の整理学

著者 :
  • 筑摩書房
3.41
  • (22)
  • (50)
  • (56)
  • (21)
  • (5)
本棚登録 : 571
レビュー : 72
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480842909

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 2009年12月10日 初版

    忘却が持つ意味を見つめ直す。

    何でもコンピューターが覚えてくれている時代からこそ「忘却」にもっとスポットライトがあってもよいのではないか、という視点から、その重要性を考え直すという一冊。

    要点を一行にまとめれば、

    まず忘れ、そこから思考しなさい

    ということになるだろう。

  • 記憶ではなく、忘却に話題を当てなるほどな〜と思った一冊である。頭を整理して休み休み記憶することが大切。よく遊び、よく学べと言うことである。

  • 417

    2017年では51冊目

  • 「時間をかける、つまり忘却の網をくぐらせることによって、美しいものが生まれる。忘却は美化の原理である。」
    この一文だけで、本著の値打ちは決まった。

  • なかなかおもしろい

  •  忘却の重要度。知識の収集と忘却をバランスよく。食事に例えると、食べ過ぎる≒知識の収集とダメ。運動≒忘却が必要。

  • 知的便秘

    知識と思考の量は反比例

    思考に最適 三中、三上
     馬上、枕上、厠上

    原稿は風をいれて、ひととき寝かせてやらないと、うまい推敲にならない

    書けば忘れる。メモをとらないほうがいい

  • 「思考の整理学」の続編ということで興味があり購入。
    ”な〜んだ。忘れてもいいんだ”と、軽〜い気持ちで読み進めることができる。本に書いてあることを忘れてもいいと思うと、かえってこの本が好きになる。心にやさしい本。
    いずれにしても、知識をつめこむだけでなく、時には意識的に整理することが必要なのだと思う。このレビューを書くことによって、ここに書いたことは忘れてしまおう。
    この本を読んだことを忘れないように…。

  •  最近物忘れがひどくて…40代になると、この言葉が挨拶がわりだ(笑)。

     著者も指摘しているように、我々は忘れてしまうことにマイナスのイメージがある。罪悪感を持ってしまうと言ってもいいくらいだろう。それは、受験や試験という記憶力を試される経験を繰り返しさせられてきた結果なのだそうだ。

     しかし、忘却は実は大切なもので、むしろ我々の思考にとってプラスの働きがあると筆者は言っている。忘却されることで、余計な情報が整理され、その人なりの新しい発想が生まれてくるのだそうだ。

     例えば、自分の研究テーマを話すようなとき、直前に新しい情報を詰め込むのはよくない。むしろ準備などしないでおいた方が、結果として、まとまりのある話ができるという。

     というわけで、なかなかユニークな視点の本である。筆者独特の語り口で、豊富なエピソードも紹介されており、実に楽しく読むことができる。そして、そうだそうだと、納得することしかり。

     ただ名著『思考の整理学』の続編とあるが、私はちょっと趣が違うように思った。思考の方は、どちらかというと実用書的に近い部分もあったが、忘却の方には、そういうニュアンスはほとんどない。

     私としては、思考の方は大学生に、忘却の方は40代以上の方にお薦めしたい(笑)。


  • 吐いてから吸う事。

全72件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授

「2019年 『やわらかく、考える。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

外山滋比古の作品

ツイートする