都市の日本: 所作から共同体へ

著者 : オギュスタン・ベルク 宮原信 荒木亨

• 筑摩書房 (1996年2月1日発売)

作品紹介・あらすじ

日本の都市の捉えがたい存在様式を、「風土学」の視点から分析、新しい思考へと誘う試み。詩的な感性と豊かな知性が煌く、フランスの日本研究第一人者の代表作。

感想・レビュー・書評

[moondrop421さんの感想 · 2013年5月10日]

「都市のコスモロジー」の清書版って感じかな。

なんでこの人は、こ～んなに文字の成り立ちまで
ちゃ～んと日本が解るんだろう。
外国の人が書く日本人論て、基本古き良き日本だったりするんだけど
この人は古い型も、現在も、その流れさえ理解してる。
凄すぎ～！！

著者プロフィール

オギュスタン・ベルクAugustin Berque：フランス国立社会科学高等研究院（EHESS）名誉教授。1942年モロッコ生まれ。1969年に初来日し、以降、北海道大学講師、宮城大学教授などを歴任し、通算数十年日本に滞在する。和辻哲郎の著作『風土』から大きな影響を受け、自然にも主体性があるという「自然の主体性論」を提唱。2018年コスモス国際賞授賞。

「2021年 『BIOCITY ビオシティ 88号　ガイアの危機と生命圏（BIO）デザイン』 で使われていた紹介文から引用しています。」