発情装置―エロスのシナリオ

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 280
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480863119

作品紹介・あらすじ

人はなぜ欲情するのか?もはや「対」幻想の時代は終わった-ブルセラ、援助交際、セックスレス…地滑りを起こしたように変わっていく性意識。その構造を読み解く鍵とは?20世紀というエロスの世紀を、快刀乱麻を断つごとく著者が鮮やかに跡づける。

感想・レビュー・書評

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  • 「女装は男性の権力を失わないまま、ついでに美も同時に手に入れようとしている点でとても男性的なナルシスト」ってとこらへんなるほどと思ったり。

  • 性欲と性愛とはちがう。
    性欲は性交とも、ちがう。P115

    性をめぐる言説の「耐用年数」の
    短さを目のあたりにすると、
    性のあり方が「本能」や「自然」では
    ないことがすぐ見てとれる。
    ここではディスクールの方が
    身体を規定する。
    身体に「普遍」なぞないのだ。P117

    岸田秀の
    「人間は本能の壊れた動物」という
    言葉を思い出した。
    人間は誰しもどこか病んでいる。
    文化とは本能が壊れたもの。

    性もそれを出発点に考えた方がいい
    ように思う

  • 上野氏本人の経験談も交えたニキの話がよかった。

  • [ 内容 ]
    資本主義の逆説とは貨幣のなかにある!
    『資本論』を丹念に読み解き、その価値形態論を徹底化することによって貨幣の本質を抉り出して、「貨幣とは何か」という命題に最終解答を与えようとする。
    貨幣商品説と貨幣法制説の対立を止揚し、貨幣の謎をめぐってたたかわされてきた悠久千年の争いに明快な決着をつける。

    [ 目次 ]
    第1章 価値形態論
    第2章 交換過程論
    第3章 貨幣系譜論
    第4章 恐慌論
    第5章 危機論

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • なんだかなーのエッセイ集?論文なのかもしれないが,理系の私にはエッセイにしか思えない。

    2012/09/01図書館から借用; その日から読み始めて09/02読了

  • おもしろかった。一時期すごい性とかについて考えることがあって、考えて考えてもわからないなぁ・・・と思っていたときがあったんだけど、読みながらなるほどなーと思う点がいくつかあった。当然難しかったところも沢山あったのだけど、それでも読んでよかったなーと思う。

  • うむむ。むづかしかったのです。
    シニカルな笑いを求めている私には、ちょっと真面目すぎ…?
    固有名詞が多くて、知らないのについての見解を私は理解できなかった。

  • 「東大でケンカを学ぶ」からの流れで読みました。
    私は自分のセクシュアリティに、ちょっと違和感を感じていて…。
    もしかしたら、凄いマイノリティなのかも!?と思っていたのだけど、
    実は、今の事態をオカシイと感じるのは、むしろ、もの凄い正常なのかも。と少し安心したりしました。

    ジェンダーという概念も今まで、あまり意識してこなかったけど、
    自分を、それに自分の母も、夫の母も…、世の女性が苦しかった原因は、こんなものだったのか!と、
    「正体見たり!」の清々しさがありました。

  • ひとまとまりという感じはしない。でも、細切れの思想が好き。

  • 趣味でよく読むセクシュアリティの本の一冊。
    私が興味を持っているのは主に「少年愛」しかも少年同士のものなので、この本の様にゲイ、レズ、ヘテロまで幅広く取り扱った物を読むのは久しぶりでした。
    三章の<対>という幻想、という項目は一世代前の少女漫画で書かれた美少年達による少年愛を考察していて、私にとってとても有意なものでした。
    男性中心に構築されてきた社会で生まれた言葉達を女性にそのまま当てはめたところで対等ではない事。
    だから、ベルばらのようにあくまで女である「男装の麗人」ではダメだし、男同士でもダメだった。(男の性を
    あくまで、媒介となるのは「美少年」でなければならなかった。
    女でもない、男でもない、第三の性として、書き手の女性が安全な場所から性を眺めることを可能にする装置が必要だった。
    ここで、私は「安全な」を「女性としての性が関与しない」という事だととらえている。
    この第三の性を対にすることで、女性は「対等な愛」という物を実験していった。。。

    わくわくします。。。私の小説もそんな物を目指していた。言葉が与えられた。。。
    今から書くぜ!わきわき!

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著者プロフィール

上野千鶴子(うえの ちづこ)
1948年富山県生まれの研究者。専攻は社会学で、女性学やジェンダー研究の第一人者として知られる。東京大学名誉教授。著書に『近代家族の成立と終焉』、『家父長制と資本』(岩波書店)、『おひとりさまの老後』(文春文庫)、『女ぎらい』(紀伊國屋書店)、『ケアの社会学』(太田出版)、『サヨナラ、学校化社会』など多数。

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