金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480863478

感想・レビュー・書評

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  • キャシュフロークワドラントはホームレスからスタートしたが、若くして豊かに引退する方法は雪山からスタートする。
    ビジネス書なのに斬新で面白いのと、なんだかのちのちまで記憶に残ってしまう。

    ・レバレッジ
    ・コンテクストを広げ続ける
    ・これが現実だと思ったものが現実になる

    レバレッジの話に関しては、金融的な意味だけでなく、考え方のレバレッジや、人の力のレバレッジ、一貫性のレバレッジ、などなど発想が広がった。
    コンテクストを広げ続ける話では、自分が、まぁこれくらいが自分らしいな、と限界に来た時にいつも思い出す。
    自分にとって当たり前で安心なコンフォートゾーンを出て、不動産を契約したり、ビジネスにお金を出したり、やってくることができたのは、間違いなくこの本のおかげ。

    概念や哲学のようでいて、真実についての話だと思う。

  • 世の中には、4つのタイプの収入方法がある。収入が少ない順番でいうとサラリーマン<自営業<ビジネスオーナー<投資家となる。高所得者を目指すならビジネスオーナー以上にならなければいけない。元金を効率良く増やすにはレバレッジが必要、尚且つスピードも大事である。不動産購入後、数十年経て利益を得るスタイルはNG、購入即、利益を得なければいけない。また貧民は投資信託ではなくファンドで効率良く元金を増やすこと、ファンドとは機関投資家が代行する金融商品を指す。投信よりもリスクあり。やるなら、税免除のタックスヘブン、香港などのファンドが良いのは明らかである。

  • ・若いうちに引退しようと決心した理由 1)無一文でいつもお金のことで苦労しているのに嫌気がさしていた。2)平均的でいることに嫌気がさしていた。3)請求書の数をみて泣く母をみたくなかった。「どう」やったら金持ちになるかより、「なぜ」が大事。しっかりした理由がなければ、どんなに簡単な方法もむずかしすぎて実行できない。

    ・たいていの人は貧乏になるプランを持っている。「引退したら私の収入は減る」という人は「私は一生せっせと働き、引退後、前より貧乏になる計画を立てている」と言っているのと同じだ。

    ・何か欲しいものやしたいことがあるのに、「私には買えない」とか「私にはできない」と言う人は大きな問題を抱えている。欲しいものやしたいことに対して「買えない」とか「できない」と言うなんてばかげている。欲しいものを手に入れるのを自分で邪魔するなんて、なぜそんなことをするんだ?そんなのはまったく理屈に合わない。

    ・自信のなさが自分に反論させていることに気がついた。私は自分が手に入れたいと思っている夢に向かって反論していた。その理由は、また失望するのがいやだったからだ。大きな夢を持っていると、それが実現しなかった時に感じる痛みも大きい。その痛みから自分を守りたくて反論していたのだ。

    ・頭脳のレバレッジを高める方法1 情熱は人生にエネルギーを与える。持っていないもので何か欲しいものがあったら、その欲しいものが大好きなのはなぜか、そしてそれを持てないことがとてもいやなのはなぜか、その理由をみつけること。2つの理由を一緒にすれば、行動を起こし、欲しいものを手に入れるエネルギーを見つけることができる。

    ・頭脳のレバレッジを高める方法2 だれでも1ヶ月に少なくとも1時間は自分の人生を振り返るための時間をとること。

    ・私が早く引退できたのは、引退資金を得るために借入金を利用したからです。

    ・歴史を振り返って見ると、遅れをとる人はいつも、その時代に新たに作り出されたレバレッジの道具を使いこなせなかった人だったことがわかる。そういう人がレバレッジを使う人のために働き、物理的にもより多く働く。

    ・金持ち父さんが勤労所得を嫌っていた理由・・・1)一番多く課税される所得で、しかも、税金の額や支払い時期に対して、本人のコントロールが最も効かない所得だから。 2)勤労所得を得るには自分自身がせっせと働かなければならず、そのために貴重な時間がとられるから。 3)勤労所得にはレバレッジがほとんど効かないから。この所得を増やすためにたいていの人がとる方法は、労働の量を増やすことだ。 4)労働に対する残存価値がない場合が多いから。つまり、価値が残らず、働いて給料をもらっても、また給料をもらうために働かなければならない。金持ち父さんの考えでは、このような所得のために働くことには、レバレッジを生む可能性がほとんどなかった。

    ・大事なのは「私が」何を信じるかではなく「あなたが」何を信じるかです。あなたが自分にとってそういう世界が存在すると信じるなら、あなたは鏡を通り抜けていくでしょう。信じないなら、あなたは鏡のこちら側に留まり、あなたを見ている自分の姿を見ているだけでしょう。お金に関する限り、あなた方は、何が現実で、どのような現実の中に自分が住みたいかを決める力を持っているんです。

  • 大変、興味深い内容です。
    私はまだまだ、貧乏人の思考ですね…。
    続編も読んで、金持ちの思想を身につけたいです。

  • 内容は面白いが、読むのが間に合わず途中で図書館に返却。

  • 早く経済的自由を手に入れるためには、工夫が必要。その工夫が、レバレッジをかけるということである。レバレッジとは、簡単に言うと、てこの原理で、何かを使って大きな力をかけること。本書では、様々なレバレッジが紹介されている。抽象度は高く、現実世界で直接生かすには難しいため、考え方を学ぶ観点で読むには最適だと思った。

  • 若くして引退する、何とも良い響き。

    でも、これを目にした時、そんなの無理だろと言っている自分がいました。

    結局、そういうマインド、生まれた時から植え付けられている固定観念に縛られているから、お金持ちになれないというメッセージがありました。

    本書は不動産、紙の資産(株など)、ビジネスで収入を得るための具体的な方法がボリュームが割かれています。
    ですが、個人的にはお金持ちになる考え方、心の持ち方が勉強になりました。

    お金持ちに悪いイメージを持っていたり、投資やビジネスはリスクが大きいとか、自分にはそんなことできないとか、
    我々はそういう教育を受けていて、染み付いてしまっています。
    これがどれだけ可能性を潰してしまうか…

    まず、この考え方をunlearnすることから始めないとなと思いました。

    本書に最終試験にしっかり答えていけるようになっていきたい。

  • 収入を増やすのではなく、資産を増やす。
    確かにその通りなんだけど、気が付かなかった!

  • 金持ち父さんシリーズ。
    400P超と大ボリューム、随分と物語が長くなってきました。
    今回は特にレバレッジについて重要性が書かれています。
    多くの人が金持ちになれないのは、レバレッジ(借金やビジネスで人の力を借りること)を使うことに対して、悪いことと思ったり、恐怖を感じて出来ないと思い込んでいるからだとのこと。
    挑戦には失敗するリスクを伴うことは事実。しかし、その現実の見方、捉え方である”コントラクト”を変えることで、乗り越えられるとの主張です。
    10回中9回失敗しても、見返りが大きいのであれば挑戦すべき(挑戦してきた)。もちろん闇雲ではなく、勉強・準備が必要。目先の収益でなく、最終的に得られる資産としての価値を意識することが大事とのことです。なるほど。
    不動産と株式等の紙の権利による収入の違いについても書かれていましたが、参考になりました。日本でも同じことができるのか?また日本以外で検討した場合はどうなのか?、、自分から視野を鍛え、広げていこうと思いました。

  • 「利益は売る時ではなく買う時に生まれる」
    「投資家は、資産をそのまま持ち続ける一方で、自分が投資したお金をそこからできるだけ速く回収する」

    この本(や他のシリーズの本)で学んだ教訓。

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著者プロフィール

世界中の数千万人の、お金に対する考え方に挑戦し、それを変えてきた。彼の主張はしばしば伝統的な知識と対立するが、そのストレートな語り口と、大胆で時に不遜な発言は、多くの人々の支持を集めてきた。キヨサキは今日、ファイナンシャル教育の情熱的な推進者として世界中で認知されている。

「2019年 『金持ち父さんの「これがフェイクだ!」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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