「つながり」という危ない快楽―格差のドアが閉じていく

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  • 筑摩書房
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感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480863713

感想・レビュー・書評

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  • 酷い。
    まるでチラシのウラ。

    若い世代が気に入らないという感情が先にあって、論をすすめているような印象。
    第一視野が狭すぎる。
    ちゃんと取材したのか?

    鈴木謙介の寄稿した文が救いだが、それならば彼の著書を読めばよいと思う。

  • 最悪

  • Book Off で購入。現代日本の格差社会を「つながり」(コミュニケーション)というキーワードで紐解く。「DEATH NOTE」がノブレス・オブリージュを考えさせられるコミックだという。ちょっと読んでみたくなった。

  • 『いまの社会の格差状況を、所得ではない形で表現するもっとも適切なものは、システムに対しての距離であり、システムを使う側か享受する側かの立場の違いだ』
    『大半の人々が、「自分らしさ」や「個性」を主張するためには、何か格差がなければならないと考えている。マズロー的に言えば、「自己実現」できていない状態の人間は、他人との比較・格差でしかアイデンティファイできないのだから、その人たちに「平等にしましょう」と言うのは恐らく欺瞞なのだ』
    『世界のどの国でもグローバリズムが流れ込んでいくとき、その国固有の文化や価値観がさまざまな形で織り込まれ、新しい社会に継承されて価値の一元化を回避しようとする。それが健全な形なのだ。さもないと、どの国も米国の劣化コピーでしかなく、固有の文化や精神は瓦解してしまう。そうなったとき、ローカリズムに根付いていた精神は「誇り」ではなく、完全なコピー化を妨げる「厄介な邪魔者」とみなされる。今、まさに日本はその危機に直面しているのではないだろうか』

    社会やシステムに無自覚な多くの人へのメッセージ。
    だから内容は浅く広く。
    分析の対象は35歳以下の若者層だが、今一番社会に無自覚なのはそれ以上の世代なので、年長者こそこの手の本を読むべき。
    しかし悲しいかな彼らは疑問を持つ理由もきっかけもないまま、無反省に人生を終えるのでしょう。

    2006年に出版されたので状況認識が古い点、「宮台社会システム系」というものの存在を知らないと違和感を覚える点、が散見される。

  • あの『下流社会』(三浦展・著)の中で
    「トラウマ系バツイチ子連れジャーナリスト」と称された速水女史による
    団塊ジュニア・オタク・階層・
    2chやミクシィに群がる若者など
    現代社会に起こっている現象を考察した本。

    それぞれのテーマについての話は面白いし
    言っていることもなるほどと思うのだが
    いかんせんテーマを広げすぎ。
    ひとつ読んで流し、ひとつ読んで流ししていると
    皮肉にも、著者があれこれ訴えている
    「ネットというローカルコミュニティ」で
    溢れるほど発信される情報を読み流す、
    それと同じ感覚で読み終えてしまった。

  • 「「隣り近所は大切に」というプライオリティが下位に落ち、「隣り近所の視線はウザイ」「近所のおばちゃんのお節介が死ぬほど暑苦しい」というネガティブな関係性すら、もう成立しがたくなってる。なぜなら「近所のおばちゃん」が認識されず、顔すら知らない社会になっているからだ。」「物理的な近所であった出来事より、心理的な近所で起こる出来事を優先させるのが当り前になるのだ」・・・他人は徹底的に排除するわりに、つながっている人との別離は恐れる。これはもっと前からはじまっていたように思います。ほか今の勝ち負け・上下思想の傾向のなどにも触れてますが、自分を省みつつ、世間のことも考えられたかな・・・と。

  • 三浦展『下流社会』を批判し、「つながり」というキーで、グローバル・コミュニティ/ローカル・コミュニティ/オタク・コミュニティ/脱コミュニティ/非コミュニティの5つに分ける。が、結局はグローバル・コミュニティとその多様化に背を向ける人々の「つながり」快楽4パターンという二極格差。周辺トピックをいくつか書き出して、補強剤として鈴木健介の言葉が紹介されるが、三浦本手法を批判してる割には、とりあえず話題になってる現象をあてはめた以上の深い考察がなく、散漫。時事エッセイといったところ。

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