英語は女を救うのか(双書Zero )

著者 :
  • 筑摩書房
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レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480864109

感想・レビュー・書評

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  • なんか、読後にどっと悲しみを感じてしまった。
    勉強って、役に立つからするものじゃないと思うからだろうか。
    英語を勉強する理由について考えさせられた。

  • 私も,英語を使う仕事に何となく憧れたり,英語ができれば何か変わるのではないかと思っていた時期もありましたが,本書にある英語学習中またはすでに英語に関わる仕事をしている女性たちの声を読むと,そんなに甘くはないことがよく分かりました。
    英語ができることで,現状を抜け出て違う世界に行ったとしても,そこでも苦難の道のりが待っていることを,英語学習者は予測しなければなりません。
    私としては,英語に「救ってもらう」という考えを持つことなく,英語はやはり好きなので,教養または趣味として学習を続けていきたいと思いました。

    本書の構成は,英語に関わる女性たちへのインタビューだけでなく,英語学習についての書籍や雑誌記事からの引用も多数あり,力作となっています。

  • 英語を武器に働く女性をドアの「あちら側」、「あちら側」を夢見て英会話スクールや留学に勤しむ女性をドアの「こちら側」と二分し、36人のインタビューを通じて双方の実情を詳らかにしようという。

    なぜ一部の女性が英語に過剰な思い入れをするのか、彼女たちの背景にどのような共通点があるのか、それは社会のどのような構造に関わるのか、という分析をあらかじめ放棄しているので、社会学者の著作としては切れ味が無い。

    「あちら側」も「こちら側」の女性も人生いろいろである、ということを知りたければぜひ。

  • 集団の捉え方がオモシロかったです。英語を学習する女性、仕事で英語を使う女性。英語を使えることが女性の人生を何か上向きにさせる要素になるのか。その答えは出たような出ていないような。英語は趣味であるのか、食い扶持であるのか、の違いで生き方の満足度がだいぶ異なるようですし、仕事場で英語が使える人は代替がきく消耗品のようなこき使われようのケースが登場しびっくりすることも。学習にもお金が必要となると、趣味の延長でお金にかなりの余裕がある方と月の収入をやりくりしてステップアップを目指し学習に励む方が混在した教室に、これまたハードなコマ数をこなす教師。この組み合わせの中に、英語があれば人生彩り豊かという空気が生まれるのか?否定的な考察でした。

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