大震災で住宅ロ-ンはどうなるのか

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480864161

作品紹介・あらすじ

あなたの「家」は大丈夫?地震多発国ニッポン、「家を失い、借金だけが残った」という悲劇は避けたい。これから買う人も、もう買った人も、必読の書。「大震災に備えるためのリスト」付き。

感想・レビュー・書評

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  • 住宅ローンを組むことのリスクを再認識できる。
    著者の通り、地震などの天災が多い日本においては、住宅に対する公的補助の必要性は高い。

    個人は、住宅ローンのリスクを十分に理解した上で、住環境を災害に強くすること、また、万が一に備えた保険、共済に入ることが必要。

    これから、住宅を購入を、考えている人や、既に住宅ローンを組んでいる人に、参考となる。

  • 持ち家政策の不合理な点を指摘している.地震や災害の多発する日本列島であることを考慮すると,持ち家以外の公共住宅を充実させる必要があることは理解できるが,日本人の持ち家に対する価値観をどう変えていくかが,最大の問題だろう.

  • 改めて阪神大震災も、東日本大震災も、どれだけ多くの人が被災し、その苦しみがどれほどだったか、こういう現実的な内容を知ると、まざまざと思い知る。

    この日本で家は買いたくない、と思ってしまった。もし、家やマンションを買って住宅ローンを組むとしても、地震保険への加入は強制されなくても自ら進んで入らなければならないと思うし、地震は遅かれ早かれ起こるという大前提のもと、住宅ローンだけでなく、生活全般において、備えなければならないのだと実感した。

    四季があり、自然が豊かで、美しい、文化に恵まれた、食事のおいしい国、日本、そんな日本にそれでもまだ住み続けたい、というのなら、地震からは決して逃れることはできない。自分の身には絶対に起こらない、なんて思わず、考えられる備えをしておかなければならない。テーマは「住宅ローン」ではあったが、読めば読むほど、考えれば考えるほど、ますますもしまた今度、震災が起きたら、どうするか、という議論につながっていく。

  • 地震保険はあくまでも罹災後の生活資金を確保するもので、海外での再保険引受先も少なく、過大な保険金額設定も無理。最後に紹介されている兵庫県のフェニックス共済は、地震保険みたいに罹災後数日で共済金給付されるのか?

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