改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480864246

感想・レビュー・書評

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  • 会社に属し税金や時間を搾取される働き方から、経営者となって節税や自分の時間を使わなくても収入を得られる働き方をしようという考え方の本。言いたいことはわかるし効率的だとは思うが、やりたいことがあって経営者という道を選ぶのではなく、富を築くために経営者になろうと言っている気がして違和感。また不動産収入の考え方もアメリカだからできることも多く、果たして日本で実効性があるのか不明。

  • お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう。
    当たり前と思うことや無意識に刷り込まれてきた先入観のせいで、いい大学に行きいい会社に入ることが人生の成功だと思う人が多い世の中、私もそのうちの一人でしたが、この本の貧乏父さんがそうであったように、必ずしもそれが人生の成功、その人の幸せとは言えない。
    政府は金持ちからではなく中流階級以下の人々から税金を多く取ると言う話がとても印象的だった。確かにな、と。
    そこから抜け出すために、お金のための知識を身につけ、即行動する。

    きっかけづくりの1冊目としては最適だと思う。ここから、それぞれ身につけたい知識、例えば会計学や経済学、株取引に深めて行けば良いのでは。

  • 金持ち父さん 貧乏父さん
    ♢教えの書

    ●金持ちになるためにはたくさん稼ぐ(労働力で)必要があるという概念を覆す
    →お金のために働かず、お金に働かせること
    →働くのはお金のためではなく、学ぶために働く

    ●お金を管理するファイナンシャルリテラシーを学ぶこと。

    ●資産と負債の違いを理解すること

    →資産はお金を生み出すもの、負債はお金をとっていくもの
    ★資産とは
    1自分がその場にいなくても収入を生むビジネス
    2株 3債権 4収入を生む不動産 5手形、借用証書 
    6音楽書籍などの著作権、特許権

    →収入を生む資産を買うことに努力すること、負債と支出を低く抑えるように努力すること

    ♢実践の書
    ●まず5つの障害を乗り越える
    1 お金を失うことに対する恐怖心
    2 悪い方に考えて臆病になる
    3 忙しいことを理由に怠ける
    4 自分への支払いを後回しにする悪い癖
    5 無知を隠すために傲慢になる。


    ●スタートを切るための10のステップ
    1 強い目的意識を持つ=精神の力
    →「理由」はやりたいとやりたくないが組み合わさったもの

    2 毎日自分で道を選ぶ=選択の力
    →選択すべき教育に投資すること 頭脳は人間の一番の資産!!
    3 友人を慎重に選ぶ=協力の力
    4 新しいことを取り入れる=速習の力
    5 自分に対する支払いをまず済ませる=自制の力
    →自分への支払いを後回しにする悪い癖をなおす。
    6 ブローカーにたっぷり払う=忠告の力
    ※この辺はまだよくわからない。。、
    7 もとでは必ず取り戻す=ただで何かを手に入れる力
    8 贅沢品は資産に買わせる=焦点を絞る力
    9 ヒーローを持つ=神話の力
    →○○ならこの時どう考えるだろうか、など偉人になりきって考えること
    10 教えよさらば与えられん=与えることの力

    具体的な行動を始めるためのヒント

    ★今やっていることをやめる
    →悪い習慣をやめる
    ★新しいアイディアをさがす
    ★じっとしてないで行動する


    メモ
    自分自身のお金に対する知識は足りない。働いてばかりでも収入の限度は感じていて
    諦めもあったが、まだまだ挑戦できる年齢なので、本書で学んでできることから
    まず初めてみる。

  • 常識として認識していたことが覆される一冊。
    お金持ちである人はお金が好きでお金のことをよく知っている。「お金に興味がない」「お金の話はきたない」という人は稼ぐために何時間も働いているという自己矛盾を抱えている記述に説得力を感じた。お金持ちは資産と負債とを区別して、資産を増やすことを考えていることがわかった。

  • 過去読んだことあるが、もう一度読み直し。
    改めて読んでも大事な事が書いてある。
    30代には是非もう一度読んでほしい。

  • 金持ちはお金のためには働かない。自分のためにお金に働いてもらう。
    勤労所得ではなく、ポートフォリオ所得(株や債券等)と不労所得(不動産等)を得るために頭を使う。

    家計管理と株式投資は既にやっているが、改めてお金を何にどう使うのか考えた直そうと思えた。またどう生きたいか、そのために何をしたら良いか考えるきっかけにもなった。

    人に勧められて読んだけど、目的を持って読むとただのインプットではなく思考になると改めて感じた。

  • 学ぶことの大切さを教えてくれた1冊!
    これから読書を習慣化するぞと決めました!

  • 大学進学のために奨学金(貸与)を考える自分にとって、この本は良書だ。奨学金は比較的、低金利といえども未来の自分に大きな額の負債(借金)を背負わせることになる。奨学金の返済に追いつかず破産、挙げ句の果てには精神的にも追い込まれて自殺、となってしまわぬよう、奨学金を借りる前に、一度お金について知らなければ、考えなければいけないと思ったのでお金の入門書といわれるこの本を読んでみた。

    第一の教え「中流以下の人間はお金のために働く 金持ちは自分のためにお金を働かせる」
    「学校はお金のために働く方法を学ぶところ」と紹介されていたけれど、本当にその通りだなと思う。
    「金持ちになりたければ、お金について勉強しなければならない」会計学や税金について、総合的にお金の知識を身に着けよう。株式の長期投資にも挑戦してみる。小さな会社の株に投資する際のコツは、1年以内に売却すること。フロー型収入で土台を作りながらも、ストック収入も視野に入れて併用していきたい。
    富とは"今日仕事を辞めたとして、あと何日間その人が生き残ることができるか"、その能力を指す。
    この定義も非常に良いなと思った。物事を見る上でのものさしを与えられた気分。「他人に依存することなく経済的に自立した状態を確立するという目標に自分がどれくらい近づいているかが正確に測れる」というありがたいものさしだ。


    第二の考え、図解で説明してくれたキャッシュフロー(お金の流れ)は何となく頭の中で理解していたふりをしていたものの、この本を読んでより鮮明に理解することできた。「収入、支出ともに負債も増える」というラットレースを表した若い男女の例はこれから起こりうる出来事だったかもしれない。
    また、税金の歴史も印象的に残った。アメリカでもイギリスでも、所得税が導入された当初は金持ちだけを対象としていたこと。
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    ファイナンシャル・インテリジェンス
    1,会計力
    ファイナンシャル・リテラシー(数字を読む力)のこと。
    具体的には、貸借対照表や損得計算書といった財務諸表絵お読んで理解できる能力を指す。この能力の利点は、どんな種類のビジネスにおいてもその強みと弱みを見極めることができる。

    2,投資力
    お金がお金を作る科学。戦略と方式が必要。

    3,市場の理解力
    需要と供給の科学。市場を理解するには投資のファンダメンタル(投資に関する基本的な情報)や、経済的側面に加えて、市場のテクニカルな側面、いわば人為的側面を知る必要がある。(例→市場の動向から、投資すべきか否かを判断する)

    4,法律力
    「会社」の中に会計、投資、市場に関する専門知識があると資産を大幅に増やすのに役立つ。会社の利点である税の優遇措置や、会社によって与えられる保護といったことに関する知識を持つ人間は一般人と比べて速く金持ちになれる。(例:会社の収入を得たら、そこから経費を差し引き、残ったお金に税金が課される)

    ファイナンシャル・インテリジェンスを身につける最大のメリットは、将来において多くの選択肢を持つことができるということ。この4技能をうまく組み合わせると、ファイナンシャル・インテリジェンスを大きく伸ばせるみたいなので、これらに関連した資格の勉強から始めてみようかな。
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    会社を持つとこんな風に法律を「利用」できる
    1,有利な税金対策
    個人ではできない、税金を払う前に収入から税金を支払うことができる。会社に関わる車の購入代金、社員旅行や、スポーツクラブの会員費、接待費など、直接収入にかかわらない事柄でも会社に関わる支出だったら、経費として落とすことができる。

    2,訴訟から自分を守る
    これは知り合いの社長が会社を立ち上げた経緯のメリットとして言っていたことと同じことだった。債権者から資産を守るために会社や信託といった仕組みを利用して財産の大部分をうまく隠している。だから、訴訟されても合法的な保護によって何重にも守られているため、原告側はむだ手間になることが多い。個人事業主が大きく損失を被るのと、会社が損失を大きく被ることは信用の面でも挽回の余地があるかないか結構変わると思う。

    会社経営のノウハウについては、会社によって与えられる利益と保護について詳しく調べてみよう。ガレットサットンの本は、個人で会社を持つことに関して有益な本になると紹介があった。

    経済状況を改善するための戦略の一つとして会社を所有し、自分の資産をすっぽりおおってしまうことができる。

    著者が若者に伝えたい言葉として「『いくら稼げるか』ではなく『何を学べるか』で仕事を探しなさい」と言うようだ。高校を卒業した後の将来を考える際に、特定の専門を選んだり、またもしくはまだラットレースにはまる前に、将来を見渡しながら自分はどのような技術を身に付けたいかをじっくり考えることが大事。進路選択で悩む現代の高校生にも役立つ言葉だと思う。

    「給料をもらって支払いをする」というパターンをハムスターで比喩しており、これから回し車を毎夜忙しなく回すうちのハムスターを見るたびに「こうはなりたくはない」と思うのか、、それが少し恐ろしくなった...(苦笑)
    「専門をきわめるなら、組合に入る」「技術は産業から産業へと使い回しできるものではない」例を挙げると教師に組合の保護が必要なのは、教育以外の産業では限られた価値しか持たないから。専門を持つことは強みでもあるが弱みでもある。

    著者がこの本でぜったいに忘れないでほしいこと。「何かが足りないとか何かが必要だと感じたときには、まず、それを人に与えることだ」そうすればあとになって2倍3倍にもなって返ってくる。お金、ほほえみ、愛情、友情など人生においていろいろなことにあてはまるもの。

    また3つの所得の違いについて理解することをこの本から教わった。勤労所得(働いて稼ぐ)、不労所得(不動産投資)、ポートフォリオ所得(株式や債券など紙の資産)。経済的自由を手に入れる鍵は、勤労所得をできるだけ早く不労所得とポートフォリオ所得に変える能力だ。

    冒頭の奨学金の話に戻る。自分の目標の為、未来の自分の姿としてお金を自分の頭に投資(読書や良質なセミナーや講座など)し、資産の獲得のしかたを学ぼうとする人は上流階級に位置づけられるらしい。しかし、ローンや家や車を買って負債を増やすのは中流階級なのだという。奨学金はどちらにも当てはまるし一長一短だけれど、やはり未来への投資という点においてとても良い制度ではあるが、ファイナンシャル・インテリジェンスの素質がある人もしくは、ある程度理解して行動に移せる人が借りるべきなのだと思った。著者は作中の中で自分のお金で大学進学とあったが、そこをもう少し詳しく記してくだされば良かったのになと少し残念。
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    総合的に見てこの本が良書と言われる意味がよくわかった。でも、、金持ちは本当にお金持ちになる方法を本などで簡単には伝授してはくれない。それは同じ土俵で闘うライバルが増えてしまうから。なのでこの本はまだ表面的だと考え、ビジネスやお金の本質は経験を積みながら己で見つけていくしかないのだと、参考程度に読んだ。
    またこの本は著者の意図も解せず、よくマルチ商法のバイブル本や詐欺勧誘、この本の言葉を借りれば"悪質なセールスマン"などらに利用されることがあるらしい。なんか変だと感じたらすぐさま、きっぱりと断って流されずに対処していきたい。他力本願では金持ちにはなれないのだから。「上手い話には裏がある」とよく聞くのはこういうことだ。ここまで読んでくれたあなた、駄文を読んでくださってありがとう。

  • 僕たちが学校で習って来たことは、勤労所得を得るための学習。
    ファイナンシャル・インテリジェンスを鍛えて、ポートフォリオ所得と不労所得を得たいと思った。

  • お金について学ぶ時最初に読んだ本です。

    お金のために働くか、お金に働いてもらうか。
    この選択で人生が大きく変わる。という内容です。

    世の中にいる①大金持ち②中金持ち③一般④貧乏
    この内の①とそれ以外では大きな差があります。
    その差はお金に対する意識、知識の差です。
    いかにマネーリテラシー、お金を稼ぐ方法を見つけ、身につけてラットレースから抜け出すか。

    この話が中心に書いてあります。

    感想としては、自身のお金に対する意識を大きく変えてもらった一冊です。
    お金が必要、稼ぐ方がいいとは思っているけどどうして稼がなきゃいけないのか、その先に何があるのか、お金持ちとは?を学べました。

    子供にも読んで欲しい一冊です。

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著者プロフィール

世界中の数千万人の、お金に対する考え方に挑戦し、それを変えてきた。彼の主張はしばしば伝統的な知識と対立するが、そのストレートな語り口と、大胆で時に不遜な発言は、多くの人々の支持を集めてきた。キヨサキは今日、ファイナンシャル教育の情熱的な推進者として世界中で認知されている。

「2019年 『金持ち父さんの「これがフェイクだ!」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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