コミュニティ 安全と自由の戦場

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 158
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480867179

作品紹介・あらすじ

ゲートを鎖す勝ち組、監視カメラ、自警団、超ゲットー階層化が加速し、囲い込みと排除が進む世界で安全と自由は幻か。共同体の根幹を問う社会学的分析。

感想・レビュー・書評

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  • 361.7||Ba

  • 1237夜

  • バウマンは、悲観的だ。コミュニティってのも、皆があると信じたくて切望していて、でもないんだよね本当は、みたいな。前近代の、個人なんてない、みたいなときに得られた安心というものを「コミュニティ」に求めたら、自由を失う、そういうものだと。ポストモダンて、リスク管理の問題が大きいのだよなぁと読みながら思う。エスニック(とかセクシュアル)のマイノリティコミュニティのみが、機能してるコミュニティだ、という話も。2009年S大E院ゼミテキスト。

  • バウマン本出版ラッシュですね。全然追いついていけない。

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著者プロフィール

1925年、ポーランドのポズナニのユダヤ人家庭に生まれる。ナチス侵攻によりソヴィエトに逃れ、第二次世界大戦後ポーランドに帰国。学界に身を投じワルシャワ大学教授となるが、68年に反体制的知識人として同大学を追われる。イスラエルのテルアヴィヴ大学教授などを経て、現在リーズ大学名誉教授、ワルシャワ大学名誉教授。現代の社会学界を代表する理論家である。邦訳書に『個人化社会』(青弓社)、『コラテラル・ダメージ――グローバル時代の巻き添え被害』(青土社)、『コミュニティ――安全と自由の戦場』(筑摩書房)、『リキッド・ライフ――現代における生の諸相』『リキッド・モダニティ――液状化する社会』(ともに大月書店)、『廃棄された生――モダニティとその追放者』(昭和堂)など多数。

「2012年 『液状不安』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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