都市民族の芝居小屋

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480871022

作品紹介・あらすじ

テクノロジーが浸透し、人間の<生きる質>が大きな変貌をとげつつあるいま、演劇は一体どこへ向かうのか-音と映像が爆発する過激な試み「MORAL」で斬新な祝祭空間を表現した劇作家が、自らの体験をふまえて小劇場運動をあとづけ、演劇の明日を真摯に問う。都市に棒げられた熱いオマージュでもある。

感想・レビュー・書評

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  • 如月さんが87年当時の小劇場の状況を批評している1冊で、小劇場演劇はテレビでちらっと見たことあるぐらいだけど、情熱的な批評には刺激された!やっぱり人が自ら体験してきた歴史を俯瞰した時の話って、個人的にすごく魅力的なのかも・・・!

  • 88002

    1/4 都市、社会の中で窒息しつつある”個”の復権を演劇という表現で訴える。硬質な文章が魅力的。

  • 十年以上前、芝居に夢中だった学生時代、バイト先の工場で休み時間に読んでた記憶が蘇ります。あの頃生き生きと活躍されてた如月さん、もういないんですね。今は手元にないですが、もう一度読んでみたい本です。

  • 昔から、芝居と芝居小屋空間、その空間を胚胎させている地域や風土といったものを一緒に考える傾向が強かった私にとって、如月小春の視点は真実面白かった…。彼女の芝居も大好きでした。いつもいつも刺激的でした。いずれ、寺山・如月プラス、これまた亡くなってしまった前田愛をリンクさせてもう少し自分なりに「演劇的なるもの」を追いかけてみようかなと考えています。三人に似たものを感じるのは私だけでしょうか?

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