るきさん

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 675
感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480872241

感想・レビュー・書評

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  • ヨシタケシンスケ展で愛読書コーナーに大事そうに飾られてあった本だったのでお取り寄せ。ブグ友さんもレビューを見つけて嬉しい。こちらは2015年版。
    1988から1992年マガジンハウス『Hanako』連載に、2003年『おもしろ図書館であそぶ』掲載分加筆とのこと。
    黒電話の時代。るんるんスキップ気分、大きな事件は起こらないけれど、ぽっと心が華やぐような感じ。
    ブリキのジョウロがラッパに見えたり、クレープがギョウザに見えちゃう、るきさん好きになっちゃう。
    放物線がでてくるのは高野さんだあと思う。
    小川くんが夢に出てくるくらい片想いのえっちゃんとの素敵な距離感もほのぼのする。
    またほっこりるきさんが現れてくれそうな余韻。

  • 80年代の終わりから、90年代のはじめまで雑誌「Hanako」に連載された2ページ1話の超短編漫画。

    マイペースでお仕事がすごくできるるきさんに癒される。
    たぶんそれ故に婚期を逃し、連載中もいい感じになりそうなジテンシャヤさんと何もなく終わる(^-^)
    友達のえっちゃんとの距離感もいい感じ。 
    ある意味理想。

    高野さんの超人的にうまいのにさらっと書いてるように見える絵と、脱力しそうになるユーモア溢れるストーリーとギャグ。独特の‘間’に惹かれました。

  • 全編カラーで、えっちゃんとるきさんのファッションもかわいくて、見てるだけで気分が上がる。3,40年前に連載された作品のようなのだけど、今読んでも、きっとこういう作品が好きな女性は多いだろうなと思う。オチが分かりやすくないところも魅力の一つなんだろうな。

  • 加算機だって!
    バーゲンで両手一杯紙袋だって!
    独身で働いていた頃を思い出す(笑)

    「Hanako」1988年6月〜1992年12月

  • 色んなものを追い求めないで、今を楽しく生きている人だなあ。
    しなやかである。

  • 「幸せは日常に転がっている。」
    使いふるされた表現だけど、この後にはまだ言葉が隠されていると思う。

    つまり、
    「幸せは日常に転がっている。しかし、それを見つけるには特殊な能力が必要だ。」

    るきさんを中心とした日常の話。とにかく漫画が巧すぎる。画力が高すぎる。

    ハードカバーでの復刊希望。

  • 堅実だけど軽やかに生きるるきさん。最後は冒険したんじゃないよ。

  • こんな生き方や考え方になりたいとめちゃくちゃ憧れました。高野さんの漫画はこれが初めてですが、描写とか持って生き方とか、漫画を描くっていう事がとても上手なんだなーて思いました。

  • ポケットにいれておきたい一冊。
    いつもるきさんは何か考えてそうで考えてなくて、悩んでそうで悩んでない。なんなら明日の朝ごはんでなやんでる。
    人生って少しの幸せで楽しめるし、周りに好きな人がいればなんでもいいや〜って思わせてくれる。るきさんをロールモデルにしていくよ〜

  • 黄色本と同時に本書も。これもあかん。玄人筋とか、読み上手がこぞって薦めている訳だから、自分なんかの感想より、断然そっちの方がいわゆる”正解”に近いのだろうけど、面白くないものは仕方ない。自分が漫画に求めるものは、少なくともここにはないです。

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著者プロフィール

高野文子(たかの・ふみこ)
1957年新潟県生まれ。漫画家。1982年に日本漫画家協会賞優秀賞、2003年に手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。作品集に『るきさん』『おともだち』『絶対安全剃刀』『ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事』『棒がいっぽん』『黄色い本』がある。漫画作品の他に、絵本なども手掛ける。

「2022年 『増補 本屋になりたい この島の本を売る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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