らりるれレノン―ジョン・レノン・ナンセンス作品集

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 27
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480873378

作品紹介・あらすじ

ジョン・レノンがビートルズ時代に書いた愉快な詩と超短篇小説が、世紀のキテレツ訳で本邦初登場。

感想・レビュー・書評

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  • 原書で購入したのですが、難解すぎて挫折。翻訳本が出たので読んだのですが、『らりるれレノン』のタイトルを見た瞬間、これは合わないかもしれないと思った予感が的中しました。
    ジョンの原文は単語を発音で変化させて書いているため辞書が役に立たないので、翻訳は相当苦労されたと思うのですが、日本人にしか通じない下品なダジャレに置き換えられてしまっています。
    シャーロック・ホームズのパロディ 'The singularge experience of miss Anne Duffield' この作品はホームズならぬウームズとワトスンならぬワッパーが北の最果ての街にいる場面で始まります。
    その二行目
    'Shamrock Womlbs had receeded a telephart whilst we sat at our lunch eating.'
    「~一通のデンポポを受け取った」と訳してあります。
    telephart whilstを電報のもじりにしたようですが、食事中のウームズが電話番号のリストを受け取った、でよくないですか? もしくは食事中にいきなり電話帳を渡されたとか。
    またワッパーがウームズに「毛が触れたか」と言うセリフも原文は 'What on urn are you doing my dear Womlbs' 素直に'What on earth are you doing?' から訳せばいいような。
    Doctored Wapper、Doctorって動詞だと不正って意味になるんですね。こういう言葉遊びは日本語にするのが難しいです。でも吐かせ、はひどくないですか?

    本のタイトルはスペイン人とまったく関係ないようです。(throw)a spanner in the works のもじり。邪魔してやるぞ、って感じでしょうか。だから英語版の表紙のジョンはスパナを持っているんですね。

    訳者さんにケチつけるつもりはないんですが、センスが嫌いです。でもこの難解な本を訳した苦労は相当なものだったと思います。それへの敬意とやっぱりかわいいイラストの評価で星を付けてます。
    この本と前作のジョンのイラストや原稿、オークションで三億円の値がついたそうですよ。すごいですね。

    • 湊川晴斗さん
      りまのさん こんばんは。

      鏑木蓮さんの本、登録されたのですね。なんか、自分が読んだ本に興味を持っていただけると嬉しいですね。僕もりまの...
      りまのさん こんばんは。

      鏑木蓮さんの本、登録されたのですね。なんか、自分が読んだ本に興味を持っていただけると嬉しいですね。僕もりまのさんの本棚から未知の作家さんの本を読みましたし、こういうお話ができるのはいいですね(^^)
      ミステリーの苦手な方でも宮沢賢治に詳しい方ほど面白いと思います。確かに今では入手難しそうです。6、7年前の本なのに。図書館にあるといいですね。

      復刊ドットコム、価格設定が強気ですよね。ありがたいけど、ちょっと手が出ません。海外の作家など代表作はいろんな出版社から出るのに、他の作品は翻訳すらなかったりとかしますね。論創社ってところがマイナー作品の訳本を出してくれたりしますけど、なんでこんなに高いの? って、発行部数が少ないから仕方ないのかもしれないですけど、やっぱり手が出ないです。

      昔の文庫本は僕もたくさん持っていますけど、ページに小さな字がびっしりですよね。今の文庫は読みやすいのかもしれませんが、僕は昔の方が読みやすくて好きです。でも昔の本と今の本を本棚に並べるとサイズが若干違っていて、妙にデコボコするという^_^;

      それでは、また。
      よい週末をお過ごし下さいね。
      2021/08/27
    • りまのさん
      湊川晴斗さん

      こんばんは! 湊川さん〜!!
      びっくりしました!何かというと、今日 はじめて湊川さんの プロフィール 見たんですが、兵庫県在...
      湊川晴斗さん

      こんばんは! 湊川さん〜!!
      びっくりしました!何かというと、今日 はじめて湊川さんの プロフィール 見たんですが、兵庫県在住 年齢 …私と一緒です。秋に誕生日がきたら、湊川さんと、同じ年齢になります!ちなみに私 現在 宝塚市内に住んでいます。近くの図書館が小さいのが、少し不便なところと、大きな公園が、近くにないのが さみしいです。基本 緑が多いところが好きな、田舎者です。
      わぁー、一気に親近感増しました。
      どうぞ これからも よろしくお願いしますー! (*^^*)
      2021/08/27
    • 湊川晴斗さん
      りまのさん 再びこんばんは!

      おおっ! 同じ兵庫の方でしたか~。あっ、でも以前のレビューを拝見した時に関西の方なのかなとは思っていまし...
      りまのさん 再びこんばんは!

      おおっ! 同じ兵庫の方でしたか~。あっ、でも以前のレビューを拝見した時に関西の方なのかなとは思っていました。でも同じ兵庫とは。しかも同学年で誕生日も近いなんて! 驚きました! 昔の話で盛り上がれそうですね。もっとたくさんお話できるといいなぁ~なんて、僕も親しみ感じてしまいます。
      僕は姫路市在住です。といっても少し北に行くと家がなくなってしまうような市街地の外れですけど。姫路は開けているのは姫路駅周辺だけですね。
      宝塚市には手塚治虫記念館に行ったことがありますよ。
      こちらこそ、今後ともよろしくお願いしますね(^^)
      2021/08/28
  • 何という狂気。

  • つい先ほどまで「アクロス・ザ・ユニバース」を弾き語りで歌っていました。

    1940年10月9日生まれだから、生きていれば今年で70歳の誕生日を迎えることになるジョン・レノンですが、ご存知のように残念ながら30年前に凶弾に倒れました。

    彼のことなら髪の毛の一本一本から足の爪の先まで、何でも徹頭徹尾すべて知りたいというほどではありませんが、有名人にまつわる柳の下のどじょうよろしく発売される関連商品のなかで、ザ・ビートルズなかんずくジョン・レノンの場合には、割と無意識に今までミーハーっぽくスグ飛びついてしまっているような気がします。

    そのうえ例のHなデッサン画やら、お泊りになった旅館やお好みのお料理などまで含めて話題に事欠きません。

    そういえば、純粋に音楽的に気に入って聞いたのは最初はザ・ローリング・ストーンズだったはずですが、そのときその対極に位置するようなビートルズを、なんてヘラヘラしたラブソングばかり歌っている軟弱な奴らだと思ったものです。

    それがふと気がついてみると、彼らのほとんどの曲を自分で弾いて歌うようになるとは、まさか夢にも思いませんでした。

    それが、こともあろうかギンギンのロックからガンガンのハード・ロックへ移行した、そのすぐ後にフォークソングとビートルズに目覚めるとは。

    それはともかく、この本にはジョン・レノンが書いた詩と超短編小説が集められているのですが、楽曲とはまたひと味違った彼の批評精神・風刺精神が活かされた格別な世界が展開されている粋な本です。



    この感想へのコメント
    1.mackinchan (2010/10/11)
     これって、昔、『ジョン・レノンセンス』で売られていた本ですか?

    2.薔薇★魑魅魍魎 (2010/10/11)
    ええっと、うちにもありますが、たぶんそれは絵本です。
    こっちは散文集、詩と掌編小説を詰め込んだ本です。
    しかも、毒も諧謔も満載のやつ。

    3.mackinchan (2010/10/11)
     ありがとうございました。でも、すごいな。
     レノンが生きていたら、70歳か。
     バーンスタインもそうだけで、20世紀の奇跡に思えます。

  • 2010年9月26日読了。ジョン・レノンがビートルズ時代に書いた本2冊目、「Spaniard in the works」の日本語訳。ジョンならではの社会風刺やルイス・キャロルの引用・パロディを交えたこの本を日本語ダジャレ本に訳すことに意味があるのか・・・?とも思うが、ジョンのイラストの才能は存分に味わうことができる。シンプルでナンセンスだが人や動物の特徴を捉えており、不気味だがユーモラスで可愛くもあるジョンの絵、世界で一番有名な「アイドルグループ」のリーダーが今読んでも理解に苦しむこのような本を書いたとは・・・1960年代の世界はさぞ楽しかったろうな。(そうでもなかったか?)巻末には解説とともに原文の英語も載せられている。さっぱりワケが分からないが。

  • 宇宙で書いた本のようです。
    酔いそう。

    挿絵がかわいいからいい。

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著者プロフィール

1940年10月9日、イギリス、リヴァプール生まれ。1957年にクオーリー・バンク校の友人たちとクオーリーメンを結成、のちにポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンが加わり、ビートルズへと発展する。1962年6月にEMI傘下のパーロフォン・レーベルと契約、リンゴ・スターの加入を経て10月5日に〈ラヴ・ミー・ドゥ〉でレコード・デビューを果たす。1969年9月にビートルズ脱退をメンバーに告げると、同年3 月に結婚したオノ・ヨーコとの音楽活動を開始する。1975年からは主夫として第一線を退くも、1980年11月に『ダブル・ファンタジー』をリリースしてカムバック。それから約3週間後の12月8日夜、ニューヨーク市内の自宅前で襲撃されて死去する。

「2018年 『ジョン・レノン 音楽と思想を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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