脳神経学者の語る40の死後のものがたり

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480878274

作品紹介・あらすじ

あなたの死後はどれですか?神経学者が40種類の死後の世界で応える。

感想・レビュー・書評

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  • 顔面の、もう、すぐ傍に
    強い風圧を感じる。

    あー、苦しい・・・。
    首をちょっと傾け、本に少しでも近づきたいのに、
    断固
    拒絶され続けているかの様な感じ。

    おそらく。

    行って帰ってきた者はひとりとしていない死後の世界。

    あれや
    これやと、夢想する者も多いだろう。
    まだ見ぬ世界が人に及ぼすイマジュネーションは、きっと少なからず…とは思うものの、私は単純に恐ろしいのだ。

    出来れば、天国も地獄も行きたくない。
    目を閉じ、耳をふさいでいるこの姿勢が、本と私を遠ざけている結果なのだろうな、と、心のどっかで気付いてはいる。

    『脳神経学者』なんて、科学の分野に携わっている人でも、
    死後の世界に思いを馳せるのか…。
    一体、どんな死生観を持っているのか?
    と、興味を持って開いたのだが、
    やはり、そんな細いきっかけなどでは、物語の懐に飛び込むことは出来なかった。

    でも、なんとかいっこでも…。
    何か、手に触れるものはないか?と、探ってみて掴んだのが…

    >ひきこもりの神がいる死後。

    あまりにも自分に似せて作ってしまった人間達が、起こしてしまった暴走を、
    心を痛めながら見守るだけで、結局止める事は出来なかった神。

    神様は良い人には良い事が起こるよう、悪い人には悪い事がおこるよう、にしたかった。
    …のだが、実行に移す術も持っていなかった。

    正しいほうを救ってあげたい、と願いながら
    何も出来ない、って、確かに心痛むだろうな。

    引きこもりたくもなるよなぁ~

    わかる、
    わかる。

    TVの向こうで起こっている悲惨な出来事を眺めていて、
    何も出来ない私と、ちょっとかぶった。

    そりゃそうか。

    神様は自分そっくりに似せて、人をお創りになったそうだから。

  • 死んだら足し算
    死は、人の上に人を作らず、人の下に人を作らず
    おともだちの輪だけでできている死後
    種はすべりおちる
    おおきな女に寄生する死後
    ひきこもりの神がいる死後
    死後は夢の競演
    死にもいろいろある
    片割れのいない死後なんて
    お釈迦様でもご存知あるめえ!
    人間関係の信じると知る死後
    本来の自分の任務を知る死後
    予約していた死後の世界
    天国の真実
    距離感が大切
    死後の世界の覇権争い
    神のいない死後
    死のスイッチ
    繰り返される生
    そして誰もいなくなった
    量子的な死後
    神々の墓
    リバーサルする死

  • なんだろう・・・つまらなすぎて全部読むこともできなかった・・・

  • ディヴィッド・イーグルマンの本だから、と思って読んだら、むしろ星新一?に近い。40の死後をテーマにしたショートショートだけど、それぞれテイストは大幅に違うので退屈はしない。
    死後の世界がテーマながら、そこから現実の世界を俯瞰することによって人生をうまくとらえてはいる。ただ40もあるので当たりはずれも大きいし、退屈な話もある。

    むしろイーグルマン博士の他の脳神経学をテーマにした本の方がずっと面白いのは皮肉。

    ただ、この意訳はいきすぎで読んでて気持ちが悪い。
    原著もいろいろなトーンの文章があろうし、それを直訳をしてもわからないから大幅に意訳したのだろうが、そんな必要はないのでは?普通の訳の方が読み易い。

  • この前読んだ「意識は傍観者である」の著者が語る、死後の世界のショートストーリ。何にも考えずに読むと何て事のない内容だが、神経学者が書いてあるという視点で読むと非常に奥が深い内容だと思う。面白かったです。

  • 著名な脳神経学者が死後の世界を想像し記した40編のショートショート。著者のおふざけにも見えるが、死後の世界は、定義にもよるが死後、事象を感知する能力があるとしても、他者に伝えられる(受信する)能力がなければ基本分らないとして、可能性を小説の形態で探ってみたのだろう。
    日本人から見ると、一神教をベースにした創造主の話が多く、文化的背景から逃れられないのだなというのが最大の感想。

  • 私が好きなのは、第24話。人生は全て作られた芝居だったって言う結末。だって、わかんないもんね。
    それから、第11話。実は人間は、神様の癌だったというお話。神様ってわけでは無いが、子供のころ、自然破壊の話を聞いた頃から、人間って実は地球の癌細胞なのでは無いかと思ったことがある。癌細胞ってばかだなぁ、と思うのは、宿主を殺しちゃうことで、結果的に自分の住処も無くしちゃうってところ。人間が、地球の癌細胞になるかどうかは、そこにかかっているんだと思う。

  • 死後の世界はどうなっているのか、脳科学者のアイディアをつづった短編集。
    やはり神様がいて、、、という死生観が中心ではあるが、一番いやだったのは全てをひたすらまとめてやり続ける世界。6ヶ月間爪を切り続け、5日間ボタンをかけ続け、、、と順番にやらされるのが死後の世界だったらイヤだなぁ。。。

  • SFショートショート。科学の香りはするが、脳神経学者じゃなくても、書く作家はいるだろう。向こう(アメリカ?)のものなので宗教観はキリスト教色が強い。語り口が今風で読みやすかったが、すぐ古びそう。暇潰しにはなった。

  • シュールだ。

    どの死後の世界も、シュール。

    思ったのは、
    死後の世界は想像の世界にしかない
    ということ。

    その人にしかない死後の世界があるのかも。…ないのかも??

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