高峰秀子 おしゃれの流儀 (単行本)

  • 筑摩書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480879103

作品紹介・あらすじ

「きちんと」、「エレガンス」、「上質」……没後10年、クローゼットに遺された衣装や小物を写真やおしゃれについて語ったエッセイと共に紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 背筋正しく、美しく見えるために指先にまで
    神経を使う。

    やわらかい表情から、憂いに満ちた表情まで
    どこから見ても美しいこの女優さんには
    心の中に常に確固たる美意識があったのだと
    この本を見て、改めて思った。

    選ばれる品々もとてもセンス良く、品があって美しい。

    養女である斎藤明美氏の言葉からも、それが伺える。

    >尊大と威厳、自慢と自負、上昇志向と向上心、
    >神経質と繊細…媚びと可愛らしさ、それら互いの違いを、
    >高峰を見て、私は知った。

    >キュウリ一本から人間まで、高峰は子細に吟味した。
    >特に人間については、出自や学歴、財産、地位、
    そして「してきたこと」ではなく、今、目の前でどんな振る舞いをするか、
    >何を言うか、黙ってじっと見ている人だった。
    >「品行は直せても品性は直らない」、
    >かつて小津安二郎監督が行った言葉と同じ、
    >高峰が最も大切にしたのは“品質”、それだけだった。

    写真もいい。何度でも開いて見たくなる一冊。

  • 高峰秀子さんをリアルで知っているというにはちょっとだけ若いワタクシ…でも、知らない人ではなく、書評で見かけて読んだ1冊。

    性分としてキチンとしている人なのです。すばらしい…
    最近のいろんな片付け本に書かれていることをそもそも実践されていました。一つ入れたら一つ処分とか…
    当たり前なのですが、なかなかできない。だから、片付け本で繰り返されるわけなのです。

    ファッションについても、黒、白、チャコールグレー、ダークグリーン、以上。
    それが合わない人もいるかもですが、自分のベースカラーを迷わない。大事だ…

    こういうエッセイを読むと、時々いただきもののかわいいキャラバッグを持っている自分を反省…(かわいいもの、好きなんですよね…)というか、軸のない自分を反省…

    少しでも自分がまともになれたらな、とまともさを教えてもらいました。
    涼しげな佇まい、憧れます。

    1日で、というか、1時間くらいでぐいぐいと読了。

    2020.7 図書館で。

  • おしゃれ上手、たまにパラパラ見返したくなる本です。

  • 高峰秀子さんの生き方はカッコいい。

  • シンプルなものを持ち続けたいと思わせてくれる。

    オメガの時計、ロエベやグッチのバッグなど今でもカッコよく見えるから素敵。

    かっこよくてスタイルのある女性だったんだなぁ。

    もう少し持ち物見たかった、という意味で星3つにしました!

  • 読んでいるだけで、素敵な女性を感じられる。

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著者プロフィール

高峰 秀子(たかみね・ひでこ):女優、随筆家。1924年北海道生れ。5歳のとき映画『母』で子役デビュー。以後、『二十四の瞳』『浮雲』『名もなく貧しく美しく』など300本を超える作品に出演。キネマ旬報主演女優賞、毎日映画コンクール女優主演賞ほか、受賞数は日本映画界最多。55歳で引退。名随筆家としても知られ、『わたしの渡世日記』(上・下、新潮文庫)で第24回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。2010年12月28日死去。享年86歳。

「2024年 『高峰秀子 夫婦の流儀 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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