ぽっぺん先生の日曜日

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 51
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480880062

感想・レビュー・書評

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  • 紹介のために読み直す。
    ほっぺん先生は日曜に予定がなくなって本の整理をしていたら、昔読んだらしい薄いなぞなぞの本に迷い込んでしまいます。なんとか探し出したそのページのなぞに答えると次のページに進めるのですが、不思議な本の住人たちには質問するのも一苦労。さあ、ほっぺん先生、本から脱出できるのでしょうか?
    改めて読み返すと、ほっぺん先生が生物学者だったり、生き物の叙述が妙に詳しかったり、マニアックだったりするところが、すごく、舟崎克彦らしいと思わされました。文体が今風ではないものの、味があって、語彙力も増えるので、今の子どもたちにも読んでほしい本です。
    目次のなぞなぞの答えが、本文中で分かるようになってます。

  • 6年BTで使うので読み直し。
    図書館勤め始めの時に初めて読んだ記憶アリ。
    ぽっぺん先生、38歳だと…だいぶ近づいている。経た。
    「帰らずの沼」のアニメの録画を擦り切れるほど観たのです。DVD化希望!

  • うーん、私はあんまり好きな本ではないなあ。

  • ぽっぺん先生!
    超なつかしいな〜
    子どもの頃読んだなぁ
    なんかこわい話だった気がしたけど別に全然こわくなかった(笑)

    主人公が38歳独身男性(生物学の大学の先生だって)
    ってのが
    児童書としては異例な気がする

    そして73年の作品らしく(?)最近きかない言葉がちらほら

    なぞなぞ絵本の中に入り込む話だけど
    なぞなぞのできはいいのもあればひどいのもある

    絶滅した動物の動物園や
    服たちの町など
    ちょっと深いようなかんじ

  • ぽっぺん先生シリーズは、この筑摩書房版で子どもの頃に読みました。
    たまたまブックオフで岩波少年文庫版を見つけ、懐かしいと手にとり再読しました。
    子どもの頃はただ「楽しいおはなし」と思って読んでいたのですが
    食物連鎖、子どもから大人になるということ、人間の中身と外見どっちが大事?…言葉にするとそういうテーマがさりげなく提示されているのですね。
    さえないインテリ中年(いまの30代後半は青年でしょうね…少し古い本なのでそういうズレはあります)を主人公に置いたところが、秀逸。

    感覚の古さは否めないのでマイナス1。☆よっつです。

    「笑うカモメ号」も一緒に手に入れたので、読むのが楽しみです。

  • 子供の頃、ぽっぺん先生のお嫁さんになりたかった*^^* 大人になっても新刊が出る度に買っています。

  • なぞなぞの本の世界に迷い込んだぽっぺん先生。初めて読んだ小学生の時から、親しみやすい“大人”代表でした。

  • 独活大学の助教授であるぽっぺん先生が奇妙な世界に巻き込まれてしまうファンタジー系児童文学作の第一作。子供の頃に買ってもらったなぞなぞの本に迷い込んだ先生は、本に登場する珍妙な連中を相手に、なぞなぞの正解を求めて大奮闘。全問正解して脱出なるか。

  • 「ぽっぺん先生」シリーズの第一作。小1のときに初めて読んで、それ以来大好きで、シリーズは全巻読んだと思う。冴えない大学講師のおじさんが、意味不明な生物達の世界に巻き込まれる、全体的に何となくズレた不思議な雰囲気がものすごく魅力的。生物についての描写が異常に詳しいのもまた魅力的。ハードカバーで全巻揃えて部屋に並べたいなぁ…

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著者プロフィール

舟崎克彦  東京都生まれ。学習院大学卒業。白百合女子大学教授。「ぽっぺん先生」物語シリーズ(岩波書店)で路傍の石文学賞、『雨の動物園』(岩波書店)で国際アンデルセン賞を受賞。作品に「日本の神話」シリーズ(あかね書房)他多数。

「2013年 『クレヨンマジック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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