おともだち (新装版) (単行本)

著者 :
  • 筑摩書房
4.11
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本棚登録 : 278
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480888075

感想・レビュー・書評

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  • 時代を知るに良し。

  • NHK理想的本箱で紹介されて。紹介されていた特集のタイトルとは違うなあと。「友だちと絶交した時に読む本」ではなかったなあ。

    高野文子さん。少女漫画でも少年漫画でもない。独自の味わいがあります。

    盛子さまのおひなまつり ヒエラルキーのつらさ、その中に垣間見えるユーモア
    上海の街角で ひどいオトコの話。でも、オトコがすべてではありません。
    春ノ波止場デウマレタ鳥ハ 地の文は旧仮名遣い。横浜の雰囲気。絶交ではなく、子供のころ人と心を通わせても、それを確かめ合う方法がわからず…そしてある日突然別れが来る…そんな切なさがありました。
    ボビー&ハーシー おしゃれでかわいい感じ。このタイプのストーリーが好きです。
    デイビスの計算 好き同士が犯罪の加害者被害者になる切なさ。映画でもサスペンス・ラブ付き、スリラー・ラブ付きが大好きですが、そのテイストがあります。

    高野さん、ハマる人とハマらない人にわかれそうですね。
    私自身は、ここ2年以内にようやく読み始め。ちょっと苦手意識がありましたが、一度知るととことん読みたくなる、そんな作家さんです。

  • よい。

    ・春ノ波止場デウマレタ鳥ハ
    明治か大正か、お嬢様学校の生徒たちがイベントでミュージカルを披露する話。舞台は横浜かなと思っている。女生徒同士の人間関係を描いていてかわいらしいのだけど、この時代らしい暗い部分も見え隠れする。

    ・ボビー&ハーシー
    がらりと変わっていかにもアメリカ的な能天気な話。こういうのも好物。

    ・デイビスの計画
    クライムサスペンス的な。

  • 春ノ波止場デウマレタ鳥ハの絵といい大正ロマンの女学生の心の動きといいもう素晴らしいの一言。

  • “第一章 日本のおともだち”の、「春ノ波止場デウマレタ鳥ハ」という作品が一番好きだった。舞台は港町で、女学校の生徒たちが開港記念祭に「青い鳥」をミュージカル仕立てでやることになり、犬のチロー役となった少女・露子が、主人公の少年であるチルチルを演じることになった笛子と仲を深めていく。笛子が帰っていくホテルは半年前から閉まって避病院となっており、笛子の両親はまだそこに入っている。少女特有の繊細な心理描写が柔らかなタッチと相まって美しく描かれ、特に踊る描写や光の描写が素晴らしかった。レトロな雰囲気で、切なく素敵なお話。
    また、作品の多くに歌が流れているのも面白い。

  • from Jo

  • 青い鳥が特に好き。
    絵もふわっと丸っこくって好きな絵柄。

  • まんが

  • 青い鳥、素敵だった

  • ツイッターで、久住昌之さんが推薦されていたので即買。
    たしかに面白いのだが、私には少々合わず。

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著者プロフィール

高野文子(たかの・ふみこ)
1957年新潟県生まれ。漫画家。1982年に日本漫画家協会賞優秀賞、2003年に手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。作品集に『るきさん』『おともだち』『絶対安全剃刀』『ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事』『棒がいっぽん』『黄色い本』がある。漫画作品の他に、絵本なども手掛ける。

「2022年 『増補 本屋になりたい この島の本を売る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高野文子の作品

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