古典入門: 古文解釈の方法と実際

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480917195

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  • 古典のテクストをじっさいに読むための手引きとなる本です。

    まず第一編の「古文解釈の方法」では、古文を読むために必要な古典文法の基本事項がまとめられています。網羅的なものではありませんが、高校で学んだ古典文法の知識を復習することができます。

    「古文解釈の実際」では、古代から近世にいたるまでの古典文学から一節がえらび出され、語釈と解説が付されています。解説では、とりあげられたテクストを味読するための指針が示されており、参考になります。また、巻末の「平安文学の心情語」では、重要古語がまとめられています。

    大学受験用の古文の参考書などを学習を終えたあと、もう一歩踏み込んで古典の世界に入っていきたいと考える読者にとって、最初に手にとる一冊として適当かもしれません。また意欲的な大学受験生にも、古典の文章に慣れるために有益ではないかと思います。

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著者プロフィール

1938年青森県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。現在、東京大学文学部・大学院人文社会系研究科教授。専攻は古代日本文学。著書に「清少納言と紫式部」「古代和歌の世界」ほか。

「1999年 『ことばが拓く 古代文学史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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