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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480917317
感想・レビュー・書評
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21:14読了。
日本の近代を代表する文人の評論を編んだ高校生向け評論集である。全体の流れとして感じるのは自分(たち)は何者かという模索だ。明治時代に西洋文明に追いつくために「こうあらねば」ならなかった日本は大正、昭和と時を経るに従って「こうであったはず」の自己を発見していく。そういった過程が紡がれているように思う。
けれども「真実の百面相」で大森荘蔵は言う。「真実とは貧しく偏頗なものではなく豊かな百面相なのである」。本当の自分は隠れてなどいない。常に世界との関係の中に現れている。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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