考具 ―考えるための道具、持っていますか?

著者 :
  • CCCメディアハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484032054

感想・レビュー・書評

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  • アイデアの出し方が広がりました

  • 物事の考え方の基本からいろいろ方法が書かれている。
    知っているのと知らないのでは全く違うと思います。

  • アイデアを出すための道具、持ってますか?がコンセプト。アイデアとは全くの無から生まれるのではなく、既存のアイデアの子息演算から生まれる。だからこそ、アイデアを出すための各自の道具を持とう!という本。
    脳を強制的にアウトプットモードにさせる方法、とでも言えよう。個人的に居は以下の5つが参考になりますた。

    1.カラーバス:見えるから見る、へ。
    色:赤色を意識して見る。形状。
    位置:天井を意識して見る。音。匂い、手触り。
    場所:デパート、本屋で実行する。 

    2.七色いんこ
    相手になりきれ。10歳の子供なら140cmにしゃがめ!
    考えるには、実際に体を動かしてみる発想も含まれるのである。

    3.マンダラート
    3×3のマトリックスの真ん中にテーマを、残りの8個に解答を書く。

    4.オズボーンのチェックリスト
    転用したら?>>現在のままでの新しい使い道は?
    応用したら?>>似たものはないか?真似はできないか?
    変更したら?>>意味、色、動きや匂い、形を変えたらどうなる?
    拡大したら?>>大きくする、長くする、頻度を増やす、時間を伸ばすとどうなる?
    縮小したら?>>小さくする、短くする、軽くする、圧縮する、短時間にするとどうなる?
    代用したら?>>代わりになる人や物は?材料、場所などを代えられないか?
    置換したら?>>入替えたら、順番を変えたらどうなる?
    逆転したら?>>逆さまにしたら?上下左右・役割を反対にしたら?
    統合したら?>>合体、混ぜる、合わせたらどうなる?

    5.5W1H

  • 良書です。
    思考法の代表的なものはほとんど押さえてあります。マンダラート、マインドマップ、ビジュアライズ、オズボーンのチェックリスト、ブレストなど。
    また普段の生活において視点(捉え方)が重要だとも書かれています。

    とても勉強になった1冊でした。

  • カラーバス、マンダラート、アイデアマラソンなどなど、いくつもの考えるための道具が紹介されていて、楽しく読める本です。企画としてのアイデアだけでなく、日常の仕事において指針になりそうなヒントが転がっています。
    考え方を考えるという教育がないから…なのかはわかりませんが、とかく「アイデア」とか言われると思いつきに頼りがちで、もやもやーっと頭の上のほうでこねくりまわして、ゴールかどうかもわからないまま中途半端にゴーサインを出して終わってしまう、という経験は過去にたくさんありました。結局「良いアイデアが浮かばなかった」とか「自分て才能ないなぁ…」と思ってしまうのだとすればもったいないですね。どのアイデア本にも同様に書かれていますが、アイデアにはツールがあるのです。

    そもそも、“アイデア”が“浮かぶ”という表現って、難ありです。

  • ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。.. れもん ..。.:*・゚

    1.学んだこと

    私がこの本から特に学んだことは、次の3点についてです。

    ①アイデアを出す方法

    ・カラーバス
    ・ちょいメモ
    ・アイデアスケッチ
    ・ポストイット
    ・マンダラート
    ・マインドマップ
    ・連想ゲーム
    ・ブレーンストーミング
    など

    自分にあった方法で、気分に合わせて、
    いろいろ使うのが良いのではないかと思いました。

    ②企画のアウトラインを固めるには「5W1H」のつぶやきで!

    WHAT  何をやるか?
    WHY   なぜやるのか?
    WHO   誰が?
    WHERE どこで?
    WHEN   いつ?
    HOW   どうやって?

    この質問につぶやきで返していきます。
    会話のようにつっこむ感じで、気軽にまずは答えていきましょう。

    その次に、この項目ごとに整理して、箇条書きにしていきます。

    ③アイデアを企画に落とし込む

    ・タイトル    企画の名前と売り文句
    ・何の企画? [WHO]×[WHAT]
    ・効果は?   [WHY]
    ・方法は?   [HOW]×[WHEN]×[WHERE]

    5W1Hを押さえて、読んだ人がイメージできるように
    1枚の紙に企画を立てていきます。


    2.心に残った一言

    「夢見るチカラ、カタチにするチカラ」
    「夢」、自分のやりたいことが、[WHAT]、その夢を実現した「カタチ」が[HOW]。
    アイデアや企画を考えるだけでは不十分で、現実の業務というカタチにするまで、やる。

    あなたがいなければ生まれなかった「夢」を企画としてアウトプットしてください。
    そしてその企画を「カタチ」にして、この世の中に生み出してあげてください。

    3.作者に向けたコメント

    アイデアを企画にしていくところまで、具体的に例が記載されているので、大変わかりやすかったです。

    加藤さんが作られた企画書をもっとたくさん見てみたいです。
    図解のような形で企画書集を出されても、
    社内で通る企画書作りをしたいと考えられている方は
    購入されるのではないかと思いました。

    素敵なアイデアを企画に落とし込む本を出版していただき、
    ありがとうございました。

    ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。.. れもん ..。.:*・゚

  • なかなか良い。

  • 脳のOSとしての、考えるための道具
    Mandal-Art を 使い方含めてわかりやすい。

    紙の正方形のポストイットに
    手書きする
    そうして、手を身体を動かすことで、
    頭が回りだす。

    問いかけを変えていく
    イメージできるようになるまで

  • アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外何ものでもない。まずはわがままに。

    カラーバスで目に入るものからアンテナを磨く
    七色いんこで当事者目線で体験してみる
    オズボーンのチェックリスト
    ・転用したら?
    ・応用したら?
    ・変更したら?
    ・拡大したら?
    ・縮小したら?
    ・代用したら?
    ・置換したら?
    ・逆転したら?
    ・結合したら?

    思考法など生成AIと組み合わせでやればさらにパフォーマンスが向上しそう

  • 2023年12月9日再読。
    以前読んだときよりも、アイデア出しの方法、インプットの仕方、アウトプットの仕方で非常に現状に踏まえて使えるものがいくつか当時読んだ時よりも学ぶ機会となった本。また、期間を空けて読んで別の学びを得たいと思う。

    ・今、目の前にある課題に対して、あなた自身はどうしたいか。
    ・「what」と「how」の両方が必要です。大小は関係なく、「何を」「どうする」、ここまでをセットで考える習慣を持とう。
    ・下らないことでも何でも全部紙に書いてみてください。
    ・アイデアや企画につながる頭の使い方は、拡げて絞って、また拡げて絞る。
    ・「すり替え」と「言い訳」、そして「ほんの少しの強制力」
    ・聞く考具にも応用編、というか上級編がある。それは聞き上手になること。
    ・仕事で成果を出すために必要なことは、案外近くにあるものだと思いませんか?ちょっとだけ、目を向ける、耳を立てる。
    ・メモをすることの効用は、頭の中にあるものを外に出す作業をすることにある。
    ・やってみるとわかること、が実はたくさんある。
    ・コツは褒めながら聞くこと。
    ・仕込みが8割、現場が2割
    ・もちろん中身が一番重要なのですが、外見にもほんの少しだけ気を使ってみると断然印象がよくなります。
    ・オズボーンのチェックリストは全部で8ヵ条。
    ・まず、タイトル=企画の名前と売り文句。それから5W1H.
    ・考具の使い回し、しましょう。
    ・アイデアに行き詰まったら、質問、問いかけを拡げまくる。
    ・手書きがアイデアの基本。

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著者プロフィール

加藤 昌治:
作家/広告会社勤務
大阪府出身。千葉県立千葉髙等学校卒。1994年大手広告会社入社。情報環境の改善を通じてクライアントのブランド価値を高めることをミッションとし、マーケティングとマネジメントの両面から課題解決を実現する情報戦略・企画の立案、実施を担当。著書に『考具』(CCCメディアハウス、2003年)、『発想法の使い方』(日経文庫、2015年)、『チームで考える「アイデア会議」考具応用編』(CCCメディアハウス、2017年)、『アイデアはどこからやってくるのか 考具基礎編』(CCCメディアハウス、2017年)、ナビゲーターを務めた『アイデア・バイブル』(ダイヤモンド社、2012年)がある。

「2021年 『仕事人生あんちょこ辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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