常識の壁をこえて…こころのフレームを変えるマーケティング哲学

制作 : ダン・S・ケネディ 
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レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484051031

感想・レビュー・書評

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  • 日本では経営コンサルタントのカリスマでは神田昌典氏ですが、彼にも何らかのバイブルがあると思います。この本は、はじがきに書いてある通り「ポジティブ思考のウソを斬る」という本で1999年に出された本の復刻版ですが、神田氏の本を何冊も読む中で、彼がかなり影響を受けているのではないかと思いました。

    オリジナル本は私もアマゾンで確認して、凄い値段がついていて驚きましたが、その内容は読んでみてビジネス術の本質を突いていると思いました。

    この本では18種類の「ウソ」が紹介されていますが、その「ウソ」を乗り越えられる人だけが本当の成功方法を知っていて、巷に溢れているノウハウ本は、その「ウソ」を上手に解説しているのかもしれません。

    アマゾンのシステム(この本を買っている人はこの本も買っています)のおかげで通常の価格でこの素晴らしい本を読むことができました。起業家の方はぜひ読むべき本のように思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・ことわざは安易に一般化して使うべきものではない、そもそも「ことわざ」がどのような社会環境の下で作られたのかを吟味して考える必要がある(p7)

    ・成功を阻む最大の障害は、じつは自らの心のあり方にあったりする(p8)人間はその人の持つセルフイメージ(自分自身についてどのようにとらえているかの自己像)以上には大きくなれない。できる、できないを決めるのはその人のセルフイメージ(p10、40)

    ・この本は常識や格言の類いを打ち破る事を目指している、しかし結局のところ「ルールは破られるためにある」という最もありふれた格言こそ、究極のルールである(p23)

    ・正直に白状する人はほとんどいないが、大きな成功を収めた人のなかにも、決してほめられたものではないネガティブな悪の感情を原動力にした人が少なくない(p33)

    ・他人を説得する必要がある人は、「悪い事態を想定することの効用」を強調したい、あらかじめ可能性のある批判や反論は全て想定して、準備しておく(p35)

    ・無理してポジティブに考えずに、セルフイメージの土台を作り、綿密な目標を立て、現実的なプランとノウハウを持つように心がける(p42)

    ・誰にも得意不得意はある、だからそれを見極める事が大事(p47)

    ・昔から消費者が求めているものは変わらない、それは質の高い商品、払った金額に見合う商品(p54)

    ・ビジネスで成功するために必要な知識を身につける方法、1)近くの大きな図書館に通う、2)狙いを定めた分野で最も成功を収めている人物を50名選んで、会いに行く、食事をごちそうしてもらう、3)志望の分野で実際に働く(p57)

    ・ただで話を聴こうとする人にはランチにもつきあわない、時間を割いた以上は金を請求する。この姿勢を貫く事で商売は繁盛する(p66)

    ・ビジネスの世界でただで「与える」のは禁物、自分の才能に少しでも高い値段をつけて堂々と主張する。他人のために時間を割いたら、必ずお金を請求する(p71)ピカソがナプキンに走り書きをして「一万ドル」を請求した、30秒しかかかっていないじゃないかと言われて「40年と30秒」と答えた。(p69)

    ・押しの強い人が成功するのはスポーツの世界だけではない、誰にでも愛される人間であれといった定石を無視して成功した人は、ビジネスにも数多くいる(p76)

    ・年商100万ドルを超すビジネスに成長したグランダーのビジネスは、新しい事はなに一つしていない。顧客サービスについて勉強し、忠実な顧客を確保している他業種の会社の戦略を真似ただけ、制服を着て、道具を清潔、時間厳守、競合他社のチラシを集めて研究して似たようなものを作った(p96)

    ・発明家の殆どは、破産、失望、苛立ち、詐欺師の食い物にされている(p98)

    ・ライバル業者が長期間続けている広告は効果があるから、そうした材料から有効なアイデアやテーマ、特典を利用する(p100)

    ・セールスにおいて継続と忍耐は実を結ばない、有能なセールスマンは、なるべく早く「イエスかノー」を引き出して見込みの無い相手はさっと見切りをつける(p111)忍耐に重きをおく考え方の多くは、今日とはまったく異なる時代に形作られたもの(p115)

    ・仕事と遊びをはっきり分ける必要はない、その理由として、1)今の仕事が面白くなければ止める事を考えるべき、2)仕事と遊びが両立しないのは工場の反復作業しかなかった時代のはなし、3)仕事と遊びを混ぜるチャンスはたくさんある(p135)

    ・セールスや交渉の場面では、ローテク(実際に会う)がハイテク(電子メールなど)に圧勝する(p141)

    ・最初のうちは、もてる限りの経験とノウハウを安全確実で手堅いものにつぎこんで、投資した資金が確実に4倍になって戻ってくるようにしたほうが良い(p160)

    ・私達が興味を持つのは、魅力ある「物語」とドラマチックな商品説明、権威あるお墨付き、消費者の体験談、ユニークなネーミングがそろっている場合、商品は二の次(p172)

    ・マーケティングとは、顧客との結びつきを強めるための優れた方法を新たに考案する事(p178)

    ・売上高や市場シェアよりも大事なものは、長期利用の顧客やリピーターの確保である。顧客ロイヤリティを最優先に経営を行えば売上高アップはおのずと達成できる(p184)

    ・負けない試合をしてくれ、という指示がダメな理由、1)人間はいちばん気にしている事、恐れている事をやってしまう、2)イノベーションを潰す、3)失敗を隠す体質を生む(p208)これと対極にあるのが、なるべく早い段階でたくさんミスをして多くのことを学ぶ(p209)

    2014年6月29日作成

  • 阪コミだったので期待していたが内容として凡庸だった。「小さなチーム、大きな仕事」の方がよかった。



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    【要約】


    【ノート】
    ・かつて経済的に恵まれていない人たちに、億万長者をめざせとアドバイスした人がいた。金のためではない。経済的に成功するために求められる資質、すなわち強気な性格と行動力を身につけるためだ。「大きな目標を定めて真剣に努力すれば人間の器が大きくなる」ということなのだ。(P48)
    ・臆病なセールスマンの子は飢える。(P60)
    ・相手が誰であろうと臆することなく自分を売り込む勇気がなければ、なめられて追い返されるだけだ。ドアを思いきり強く叩いて、腹の底から大きな声で叫び、弱気の虫を頭から追い払い、話に耳を傾けてもらうためならなんでもやるという覚悟をもたなければ顧客や消費者は見向きもしてくれない。(P62)
    ・途中でやめた人間だと言われることを恐れてはいけない。目標を変えて方向転換するのは恥ずべきことではない。むしろ、やみくもな忍耐と継続は愚かと言うほかない。(P122)
    ・資金がないという理由であきらめてはいけない。(P168)

  • "原題はNO Rules 21 Giant lies about success and How to make it happen now.
    成功への哲学で一般的に世間で良いものといわれている21のことは本当なの?
    常識を疑う力を持ちなさい。ルールはないのだから。
    おもしろい本。"

  • 全力でおススメ

  • 一気読みしてしまいました

    常識を疑ってしまうような型破りな事例の数々を紹介してくれている

    考え方や成功にもいろいろあり

    自分なりの根ざした考え方を考えるように努めるように諭す本だった

    もっともらしいことを疑ってかかるひねくれさを大胆な行動力をもつことの意義を考えさせられた

  • ケネディのマインドの最初歩・切り口を、実例を踏まえて教えてくれる内容。レネゲイド・ミリオネアや他の教材でケネディを学んでいる人にとっては、サクッと流し読みして、補足程度に捉えられる中身。

    2度目からは表紙の目次を読み直すだけでいいでしょう。目次を読んで「ん?」と感じたコンテンツだけ読み直せばいい。

    2015/7/9 通読

  • 今まで小さいころから、周りからこれが正しいとかこうでないとだめとか言われてきた常識や考え方、自分で思い込んでしまっていたことが覆される一冊。
    このフレームをはずして常識の壁を越えれば、有意義なこととをなしとげられ成功者となりうることがある。
    ルールなんて無視して、どんどん行動していこうと思える。
    ・ネガティブだからこそ頑張れる。
    ・大卒でなくても素質やIQは関係ない。大切なのは自分の意思
    ・与えるだけではだめ。自分の技能に少しでも高い価値を
    ・反感を買うことは恐れない。多少態度が大きくてもOK
    ・継続は力なりではなく、ダメなら違う方法をどんどん試す
    ・運は関係ある。なるべく自分を幸運が降ってくる環境へ
    ・お客は神。大切なのは量より質
    ・元手がなくてもアイデアをビジネスにできる
    ・良い商品より、売り方、リピーターを大切に
    ・常識の反対をやってみる
    ・成功者は常識破り

  •  基本的に、一般に言われていることを鵜呑みにすると失敗する、という話。

    第1章 「ポジティブ思考」のウソ
    第2章 「生まれつきの素質がないと」のウソ
    第3章 「大学くらい出ていないと」のウソ
    第4章 「謙譲は最大の美徳」のウソ
    第5章 「礼儀正しくあれ」のウソ
    第6章 「クリエーティブであるべし」のウソ
    第7章 「継続は力なり」のウソ
    第8章 「運なんて関係ない」のウソ
    第9章 「急いては事をし損じる」のウソ
    第10章 「仕事と遊びははっきりわけろ」のウソ
    第11章 「ハイテク万能主義」のウソ
    第12章 「お客様は神様です」のウソ
    第13章 「リッチになるには時間がかかる」のウソ
    第14章 「元手がないと話にならない」のウソ
    第15章 「商品が良ければ売れる」のウソ
    第16章 「マーケティングの常識」のウソ
    第17章 「マネジメントの常識」のウソ
    第18章 「無用の変革は禁物」のウソ
    第19章 常識破りの成功者たち

  • 素晴らしい一冊だ!】
    *↑但し、ブレンド比率は各個人の責任下の話だ!

    結論を述べるならば、この本はドラッガーなりナポレオンヒルなり論語なりを完全否定する書式だ!
    素晴らしい書籍だ!
    但し!これはあくまでも一理有る!と踏み込み過ぎないようにしといた方が良い書籍だ!

    法人】を設立すれば、借入金は倒産で逃げるコトが出来る。(*法律でそうなっている!)
    但し!だからといってそこを目指すのは違う!
    場合によっては詐欺罪になる!

    この書籍は、あくまでもの裏技!に留めて置いた方が良さそうだ!

    反論出来ない文章からするに、この書籍には一理有るのだろう!
    ただ煎じ詰めれば、この書籍の言ってる事は・・『自分さえ良ければそれで良い☆ミ』て事だ!

    要注意!ダン氏の母国アメリカは、アングロサクソンな狩猟民族なので、これも有りかも知れないが・・
    農耕民族な日本で、コレは倫理的に問題有りだろう?

    でも、読むべし!良書(=´∀`)人(´∀`=)


    まさに!『常識の壁を越えて!』ですな(^O^☆♪

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    実に六二%の方が年収三百万円以下なのですね。

    でも平均ってなんでしょうか?

    この平均年収というものこそ、常識の壁に他ならず、自分のもつ能力を壁の中に封じ込んで飼い殺しにするものです。9

    僕は、その時、「この人は、自分で自分の能力を去勢していることに気づいてない」と感じました。
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    専門知識をただで与えてしまえば売り物にできない。66

    「他人のために時間を割いてやったら、金を請求しろ」

    ただで話を聞こうとする人とはランチにもつきあわない。時間を割いた以上は、金を請求する。67
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    友人たちは最後までやり通した。毎日同じ時間に店に出てきて、同じことを繰り返した。110

    ねばり強くセールスを続ければ、やがてその忍耐と継続が報われると信じて疑わなかった。ただひたすら頑張り続ければ、相手の気持ちを変えられると思っていたのだ。

    有能なセールスマンは、なるべく早く「イエス」か「ノー」の答えを引き出して、見込みのない相手にはさっと見切りをつける。111
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    食べるのも、話すのも、車を運転するのも、眠りにつくのも速い。132

    成功者に共通するのは、行く手を妨げるあらゆるものに対するいらだちと寛容のなさだ。

    ほとんどの人は、必要以上にゆっくりしすぎている。133
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    核となる顧客と継続的な関係を結べる人のほうが、能力もビジネスのテクニックもはるかに優れているのではないか。

    ほとんどの経営者は、新規顧客の数にばかり目が向いて、リピーター確保の重要性をすっかり忘れている。

    売り上げ、市場シェア、収益などでわかるのは現在のことだ。未来のことはわからない。しかし、顧客ロイヤルティを基準に考えれば未来が予測できる。

    ホテルが顧客を満足させているかどうかを正確に描き出す数字はリピーター客の数だけだ。186
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著者プロフィール

東京大学法学部卒、企業グループオーナー。ふるさと納税の制度に着目し、『2015年改訂版 100%得をする ふるさと納税生活』を上梓。ブームのきっかけを作った、ふるさと納税の達人として知られる

「2017年 『100%得する[ふるさと納税]最強ガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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