プラス思考をやめれば人生はうまくいく マイナス思考法講座
- CCCメディアハウス (2010年6月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784484102191
感想・レビュー・書評
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ココロ社はいい。勝間本と違ってモチベーションは上がらないけど。
でも考え方によっては、こちらのほうが厳しいことを言っている。
「くよくよしない」ということは「反省しない」ということだ、的な。
以下、思わず噴だしたのでp.188から引用。
「なぜなら、運が悪くて失敗したのではなく、努力していなかったり、判断力がまずかったりして失敗したのなら、その失敗は、ある意味その人の個性であり、その後も個性が発揮されるだろうからです。」
人生はマイナス思考で生きないと。この本はいかにうまくマイナス思考で生き抜くかを書いている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【マイナス思考】=イヤな事でもしっかりと受け止める。常に最悪を想定する事で、それを回避する思考回路が身につく。結果、人間として成長できる。
【プラス思考】=一見前向きで良い事のように思えるが、実はそれはただの現実逃避。「嫌な事に目をつむって明るく楽しく生きよう」では結果、人間として成長できない。
マイナス思考を自負している人へは勇気を与え、プラス思考を自負している人へは不安をもたらす。そんな内容の本。
ちなみに私は極度のマイナス思考を自負しているので、この本と出会えた事で勇気をもらった。
プラス思考原理主義者は、人生そのものを否定されかねないので、それなりの覚悟をもって読んだ方がよい。 -
一言で言うと「慎重にいけ」ということ。
もう一言付け加えると、「モノは言いよう」。
自己啓発書中毒な人には解毒作用もあるかも。 -
図書館
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弱音を吐くことは許されていない.聞いた方は「そんなことないよ」しか言えない.言うなら相手を褒めることとセットで.
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マイナス思考は、物事に慎重に取り組むための原動力にすれば、武器になるんだよ、っていう本。
言いたいことはわかるんですが、それができないから、現状に甘んじてるんだよね……という気持ちになったりも。
(ゲーム的にいうなら、ダイス目は1か2しか出ないんだって考えて、状況にプラス修正をつける努力を行いましょう。いい目が出ると信じて、最初から無策でダイスを振るのは悪手です――ってことなんだろうけど)
私のイメージするマイナス思考の人って、マイナス思考ゆえに思考放棄に陥っている(どうせ自分にはできないから、できるための努力をしようと思えない)タイプが多いので、この本でいう「マイナス思考」は、既にマイナスから脱しているようにも感じます。
まあ、思考類型の紹介としては、おもしろいのかな、とも。 -
「絶望ワーク」に取り組んでいただき、世の中に絶望し、生きることの大変さを体感してください。
(P.17) -
ヤフーニュースで、「スマートフォンからガラパゴス携帯に替えたら正気にかえり、生活が改善した」のコラムがおもしろかったので、ココロ社さんの本を読んでみました。
いくつか参考になる点もあったので、こころに留めて自分の行動の指針としたいです。 -
実は凄くポジティブな名著。超オススメ。
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まえまえから自分が考えてたことと同じでした…。
現状を冷静に受け止め、よりよい改善策を考えなければならないという事のような気がします。