グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ

制作 : 仲達志  池村千秋 
  • CCCメディアハウス
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レビュー : 107
  • Amazon.co.jp ・本 (632ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484111162

感想・レビュー・書評

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  • グーグルの起源からbe evilまでの歴史
    十分知っているつもりだったが知らない事が多く
    とても面白かった。

  • Googleの歴史を知ることができる。
    経営者のみでなく、Googleで活躍したメンバーがどのような仕事をしたのかを知ることもでき、読んでいて楽しい。
    同時に、2000~2010年頃のIT業界のトレンドをさらうことができ、その中でGoogleがどう行動したのかを知ることができる。

  • 購入書店:楽天kobo; 読書環境:kobo Touch; コンテンツ形式:EPUB

  • このレビューをご覧いただいた方でgoogleを利用されたことのない方はいるだろうか。
    さておき、googlを知るのにピッタリな本書は、著者とgoogleという“思想”の首謀者、ラリーとサーゲイがハロウィンの夜に出会うところから始まる。 どうも、ラリーは長い毛で覆われたベスト、さらにサーゲイは牛の気ぐるみを着て、さらにゴム製の乳房をつけて、やや緊張気味の挨拶だった、らしいw。

    そんな黎明期のgoogleの熱を伝え、上場後に起こった社内の苦悩を伝え、中国との折り合いをつけるgoogleの奮闘を描き、facebookとの将来に触れる一冊。
     
    こういう風に言うのは端から白旗を揚げるようで癪ですが、技術の会社は、全てこのgoogle的思想たるべしと思います。ただ、ただ理想を追う。技術のすべてを理想への術として。 

    本書が素晴らしいのはgoogleの実態を、よい時も悩めるときも、あますところなく伝えている点だと思います。 例えば2009年以降の費用削減は、金融ショックそのものを乗り越えるためではなく、官僚主義を排除するためであるとして(ペットボトルの無駄から、上役の部屋の贅沢まで容赦なく)アイデアを募るため、やると決めたら数時間後には、全社員参加可能なアイデアを募るシステムが組まれて変革のスタートを切るという勇ましい姿が紹介されているし、新事業に取り組む泥臭い作業も克明に描かれています。書籍の電子化事業について言えば、いろいろ考え抜いた結果、スキャンチームの作業効率化のため、書籍めくり係と、スキャンボタン押し係のタイミングを合わせるのにメトロノーム持ち出してるしw。

    こんなに純粋に思想を追ってる迫力を前にすると、単純に応援してしまうし、そういう気持ちがムーブメントとなって、規制を排除し原則を変え世界をバージョンアップしていくんだという実感を得られる良書だと思います。

  • グーグルの設立から成長するまでが非常に細かく書かれており、素晴らしい。

    ■特に面白かったこと
    ・グーグルが検索技術を開発した当時、バイドゥも含めて同じことを考えている企業が多かった。
    グーグルが生まれたのは歴史的必然であり、グーグルが成功したのはプロダクトへの信念と自由な環境にあった。

    ・社内への情報は非常にオープンだったが、社外に対しては非常に情報を隠していた

    ・内製化にこだわり、自分たちでデータセンターを設計・運営してしまう

    ・ある意味インフラ企業としてどうあるか、という考え方

    ・非常に選民的で、その基準は大学の偏差値と成績

    ・コードイエローという非常事態宣言があり、その宣言がなされるとチームのリーダーには黄色のタンクトップが渡され、自由に多プロジェクトから人を抜くことができた

    ・社員の人事上の等級は明らかにしない。なぜなら明らかにすると意思決定や議論にバイアスがかかるから

    ・遊び心を非常に重要視しており、エイプリルフールを大切にする

    ・アンドロイドアプリには異常にオープンにも関わらず、広告に対しては強く検閲を行っている

    ・グーグルユニバーシティというものがあり、ギリシャ神話や文芸創作、ワインまで教えている

    ・IPO後は日々の株価の上下で従業員の生産性も上下した

    ・大企業からはグーグルが生まれなかったし、グーグルからはfacebookは生まれなかった
     ー文化の違い、そして新規のものを生まない意思決定の仕組み(機会費用で考えてしまうなど)

  • グーグルすごい。入れないけど入りたい。

  • グーグルの中身が分かる良い本。
    分厚くて読むの時間かかったけどね。

    内容は、経営に関する様々なことが書かれている。
    秘密主義・OKR(目的と主要な成果)・作業環境・
    採用の方法・内部的には結構情報がオープンなこと・
    社員に給与の等級を秘密にして、「認識バイアス」を
    防いでいたこと・服装・その他哲学。など。

    世界で知的トップ企業の一つとしての
    経営のやり方が分かって、読んでいて楽しかった。
    社員の名前がたくさん出てくるから、整理しようとすると
    大変になると思う。

  • 数多くのグーグラーへのインタビューをもとに、グーグルがどんなことを考えて実行してきたか、どんなことを考えて実行しているのかが詳細にわかる力作だと思う。

    はじめに、ブリン氏もペイジ氏も、しっかり経営しているのだなと感じた。
    技術面でも、経営方針でも、採用でも。

    研究室の延長のようなグーグルですら、採用基準には野心があることを挙げている。私にはこれが足りないと感じてはや数年。

    驚いたのはアプリの更新の評価。ユーザーにより更新前か更新後のものを表示し、行動の差を測っている。なるほど、サービス中のことだから、効果の有無を示すのに最も説得力がある。

    「グーグルの製品はマシン主導。人間の偏った見方が入る余地はない」。とすると、誰が作ってもほぼ同じ物ができ、何を作るかが違ってくるということかな。

    ファイルは必要ないとのこと。一時的なものを除けば、ほとんどそうなっていると思う。ドキュメントはGoogleドキュメント、写真はPicasa、ビデオはYouTube。残るのは音楽ファイルくらいかな。

    Googleの中国進出のくだりは、本社と現地の社員の葛藤や苦悩の様子が生々しい。読んでいて熱くなった。また同時に、壁の大きさに胸がふさがった。
    データと論理だけで勝利を手にできるとは限らないというくだり、どこでも同じだなと思う。被災家財の広域受け入れに対するヒステリックな反応が、すぐに思い浮かんだ。

    最後に、予算獲得のための書類作りをしないですむのが羨ましい。それだけ稼がないといけないが…。

  • 中国でのサービス展開→撤退のところとか 生々しさ全開で面白い。

  • 。Googleの創業からFacebookに追われる立場となった今に至る軌跡
    ・創業者から幹部の濃密なインタビューや、中郷区徹底の経緯まで詳細かつ生々しい内容が魅力。
    ・600Pのボリュームに恥じない濃厚な読み応え

  • "追われる立場から追う立場へ" とあり、 Facebook の台頭のことを指していると思われるが、 Facebook はエピローグに登場するだけだ。本書は、ここまで Google の軌跡を内側から綴ったルポ。"追われる立場から追う立場へ" は煽り…。 (^^; 栄枯盛衰。Facebook が脅威ではあろうが、時価総額 1,830 億ドル (2012年6月) の牙城は、未だ健在である。

    数々の Google の挑戦と挫折。業界を牽引する一社である Google だから、Google ウォッチャーででなくとも、この業界のエンジニアは Google の動向をおおよそ知っているだろう。Google 検索から GMail, Google Map などの成功事例、Wave や Orkut などの失敗事例、震災の時の Google Person Finder など、仮想世界政府のサービスを提供する彼らの活動は、我々の目に触れる機会も多い。だが、彼らの内側のことはあまり知られていないに違いない。その彼らの活動の葛藤について内側から書かれた本書は、実に興味深い。

    もっとも印象に残っているのは Google の中国進出記。その挑戦と挫折は、少しばかり中国貿易の経験のある私には、胸に残るものがある。"Google でも Great fire wall は崩せなかったか…" と。中国四千年の歴史は侮りがたし。

    数多の挑戦の中に未来はある。失敗を繰り返したところで、彼らの挑戦は変わらないに違いない。これまでいくつもの常識を壊してきた Google。その真実の片鱗を、ぜひ本書で。

  • 良くあるGoogle讃歌本ではなくて、客観的なドキュメンタリーみたいな感じで、そこがよかったですね。
    最先端の情報処理技術と倫理の葛藤についての記載が凄く面白かったです。特に、著作権処理とフェアユースについて。
    倫理的な側面から是非を問われちゃうような革新的な仕事に憧れますね。

    翻訳がちょっといけてなくて、主語がなかったりする文があるのが気になったけれども量の割に読みやすく、テーマ別に書かれているので頭にも入りやすいです。

  • シリコンバレー発の巨大ネット企業のこれまでの経緯と実情を詳細に書き上げた労作。素晴らしい。

    とはいえ、購入後しばらく書棚に積読になり、ゴールデンウィーク中にNYCへの往復の機内で8割がた読んだが、その後1ヶ月半も積読状態になった後、ようやく読み終えた。

    著者のインタビューは現場に携わった多くの人を対象に詳細に行われているため、記述が極めて具体的で大部、グーグルの実情のある部分をよく描き出している。よくもここまで取材したなと呆れる気持ちすら湧く。労を惜しまぬ大作だ。

  • 画期的なサービス提供の根底に流れているグーグル的な考え方に触れることができる感じで、とても面白いです。
    結構分厚い本ですが、引き込まれてすぐ読み終えてしまいました。IT業界にいる人なら結構スイスイ読めるのではないでしょうか。

  • Googleの検索エンジンや広告システムは誰もが知るところだと思うが、本書を読めばその仕組み、考え、未来、歴史全てが明らかになるだろう。
    Googleの秘密主義、極秘情報、解いてしまった莫大な収益を上げる秘訣とは何か。
    ノンフィクションで綴られた全編がまるで、壮大な物語かと錯覚するほど、興味をそそられ、そして大きな感動を与えてくれるのだ。
    マイクロソフトやAppleなどの経営方針などの関連性も背景に比べてみても面白い。

  • 2011年末の本
    天才数学者のクソかっこいいドキュメンタリー
    創業者のペイジ&ブリンのグーグル誕生から、vs中国まで。

    進化する検索エンジンのアルゴリズム、人工知能、IPO、教育論、組織論、シリコンバレーの雰囲気。

    やっぱ、西海岸憧れるなー。googleはシリコンバレーのベンチャースピリッツの影響もあるけど、ペイジ&ブリンが受けたモンテッソーリ教育が影響でかいと思う。子供たち自身が好きなことを徹底してやり続けさせる教育。それがgoogleのユーモアにつながる。
    ひたすらギークだけど。。日本とは違うな。
    欧米には充実した教育ていう切り札がある。さあ、これからの日本どーする??

  • 何とか読了。
    (大半の名前は流し読みしてしまいましたが 笑)

    現在、Androidに関わるお仕事をしてる関係もあって
    非常に興味深い内容でした。
    Jobsの伝記と比較しながら読むと尚面白かった。

    Googleと言う会社の好き嫌いは別として、
    この会社が成したことは人類の財産になると思います。

    Googleに少しでも関係のある技術屋さんにこの本をお勧めします。
    重ねて言いますが、Googleのことを好きになるかどうかは別、ですが・・・。

  • Googleの設立時のときから、現在に至るまで詳細に書かれた良書。
    Googleのビジョンや成功、苦悩が偏見なしに書かれている。
    これほどのGoogle本は出てこないんじゃないかというレベル。

  • googleができた当初から、最近までの事が書かれた本。
    googleの職場環境はこの本で書かれたことだけを見ると、とても魅力的だった。きっと裏の面もあるだろうが。

    googleが世界上のウェブページを集めてサーバーに保管しているとは知らなかった。その情報が外部に漏れることはないのだろうかと思った。

    googleはとても魅力的だが、やっていることには多々疑問を感じる。

    特に個人情報を見境なく収集することなど。
    その点は改善してほしい。

  • グーグルの創業から現在までを、内部での詳細な取材を通して紹介した、読み応えのある一冊。
    ITオタクの創業者コンビが、技術への信仰と情報のフラット化への信念を貫いて、ここまで巨大な会社を作り上げてきたストーリーの裏側がよくわかるだけでなく、中国での苦闘と挫折、そして巨大化したグーグルがフェイスブックの急追に苦しむ姿も非常にリアルに伝わってくる。
    グーグルのアルゴリズムとフェイスブックのキューレーションの真っ向からの対決がここ数年間のネットの流れであるが、本書を読むと、まだまだグーグルには蓄積されたデータベースと技術の底力があり、簡単には倒れないなと感じる。

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